akakiTysqeさん のコメント
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23日から東映アニメーションの『ポッピンQ』の上映が始まりました。 アニメ!アニメ!で『ポッピンQ』をお題に 「漢たちが語る少女の一瞬の煌めき サンキュータツオ×藤津亮太 特別対談」 という記事が掲載されています。よろしければ御覧ください。 では、いってみましょうか。
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1.最近のお仕事紹介 2.Q&A 3.連載「理想のアニメ原画集を求めて」 4.お蔵出し原稿
☆*********************☆ あにしゅがクリスマスフェス2016 in 秋葉原UDX 「年忘れ!今年のアニメを斬る、このキーワード」 出演:藤津亮太、数土直志、小川びい、前田久 12月25日(日)15:00より<無料解放ステージ> ☆*********************☆
最近のお仕事紹介
1.1月期の朝日カルチャーセンター新宿教室「アニメを読む」(東京) 来年1月からは恒例になった京田知己監督の絵コンテ講座、2月は『アニメとリアル「リアル」とは何か編』、3月は第二期が放送中の『昭和元禄落語心中』です。予約是非。 https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/6dae2477-773b-02bb-e58c-581065357899
2.1月のSBS学苑パルシェ校「アニメを読む」(静岡) 1月29日10:30からは『ロボットアニメの歴史』を取り上げます。日本のアニメ史の中でも独特の地位を占めてきたロボットアニメというジャンルが、どんなふうに変化してきたかを追いかけます。 http://www.sbsgakuen.com/Detail?gakuno=2&kikanno=177856
3.2月の栄・中日文化センター(名古屋)「アニメを読む」 2月4日15:30より「3DCGアニメの歴史」と題して、最近増加している3DCGアニメはどのように発展してきたかを振り返ります。ピクサーの創設から始まり、国内の『レンズマン』から『アルペジオ』に至るまでの取り組みを振り返ります。 https://www.chunichi-culture.com/programs/program_171186.html
4.そのほか 1月29日午後には静岡県三島市民向けの「みしま健幸大学」の講師として、『新海誠作品の魅力』について講座を行います。 また1月末に出るインタビュー集『声優語』の出版を記念して、2月にイベントを2つ予定しています。来年そうそうにはオープンにできると思います。 そちらもよろしくお願い致します。
Q&A
「なぜなにアニ門」で質問を募集しています。「件名」を「なぜなにアニ門」でpersonap@gmail.comまで送って下さい。文面にハンドル(名前)も入れてください。。
連載「理想のアニメ原画集を求めて」
文・水池屋(コーディネート:三浦大輔)
第32回『YASUOMI UMETSU KEY ANIMATION DRAWING 9』
自分がコミケに行くようになったのは、ここ数年のことなのですが、その数年の間にアニメーターの原画集を数多く目にするようになりました。 もちろん、それ以前からコミケにサークル参加し続けていたアニメーターの人達はいました。その中でも、梅津泰臣さんのサークルの力の入れ方には特別なものがあります。 梅津さんのサークル「しし座流星軍」は、アニメーター同人誌としては珍しく梅津さんのサイト内に過去の頒布物の紹介を載せていて、現在のところ「YASUOMI UMETSU KEY ANIMATION DRAWING」のシリーズは20冊も出ています。 定期的に、仕事の資料をここまでまとめて本にしているアニメーターの方は梅津さんの他には、結城信輝さんや、今石洋之さんくらいかもしれません。 内容は、その時々の梅津さんのお仕事に関する資料を掲載したもので、その内容と量から、梅津泰臣の仕事全集と言っても良いものだと思います。 印刷のレベルも高く、同人誌だけでなく、商業の本と比べても、原画集の中では最も綺麗な状態で原画を見ることのできる本となっています。商業の原画集には、ぜひとも参考にしてもらいたい内容です。 アニメーターとしての梅津さんの実力は言うまでもないことですし、見やすさから言っても、アニメーター志望者の人にとっても手に取りやすい本かもしれません。 また、梅津さんといえば、アニメのOPやEDでのお仕事が有名です。この一連の同人誌では、そちらのお仕事もしっかり見ることができます。 OPやEDの資料を掲載している場合は、絵コンテから掲載されています。描きこまれた本編の修正や原画よりも線の少ないシンプルな状態の絵を見ることができるので、その分しっかりとしたデッサン力の高さを感じられるかもしれません。
1ページに1枚、きちんと大きく掲載されているので、その絵をしっかり見ることができるのが嬉しいところです。 基本的に、梅津さんが描いた絵だけが掲載される同人誌ですので、OPやEDの仕事集の場合は、絵コンテ以外にはレイアウトや原画などの修正の掲載が多いようです。 こちらもきちんと大きく掲載されています。また画像処理が丁寧なので、白黒でもカラーでも綺麗な状態で見ることができます。 発行点数が多いので、自分は数冊所有しているだけなのですが、その中の『YASUOMI UMETSU KEY ANIMATION DRAWING 9』に掲載されている修正には、レイアウト修正や原画修正など、どの作業工程で描かれたものなのかが明記されています。珍しいと思ったのが、「原画修正/DVD版」というものが掲載されていたところです。 確かに、TV放映版とソフト版の画像を比較するなどして、そうした作業工程に言及される機会も多いのですが、それがはっきりと明記されている資料は見たことがありません。 もしかすると、現在発売されているアニメ原画集の実態は、明記はされていないので分かりませんが、TV版の原画や修正、ソフト版の原画や修正が入り乱れている状態なのかもしれません。この本を見るまでは、そういう感覚で原画集を見たことがなかったのですが、今のアニメの制作状況を考えてみると、そうした感覚も必要なのかもしれません。 どちらにしろ、現在の行きつ戻りつするアニメの複雑な作業工程を感じさせる、アニメの制作資料として貴重な情報だと感じました。 梅津さんの近年のOPやEDのお仕事は、梅津さんの個性を活かしつつも、作品のファンにも寄り添った内容として見応えがあるものだと思います。 そうした、作品のファンにも安心して手にとってもらえる、見応えのあるメイキング本でもあり、アニメーターや絵描きとして卓抜した梅津さんの実力がうかがえる画集でもあり、原画集や資料集としても、商業の本に見習ってほしいと思ってしまうような、満足感のあるものとなっています。 コミケに足を運んだ際に、何を買えば良いのか分からなかったら、安心して手に取れるアニメーター同人誌になっていると思います。 (『YASUOMI UMETSU KEY ANIMATION DRAWING 9』/ しし座流星軍 /3240円)
お蔵出し原稿
「クリぼっち」などという新語?もできたようなので、「アニメ喜怒哀楽」の第19回から「一人暮らしの哀愁」という原稿です。
一人暮らしの哀愁
ハウルの城が汚い理由
若い男の一人暮らし。それは基本的に乱雑で汚い部屋とイコールだ。もちろんそこに『のだめカンタービレ』の主人公のだめこと野田恵のような若い女の人を含めても一向に構わないのだが、やはり若い男のほうが、汚さにおいては一日の長(?)がある。「ブランド」が確立しているといってもいい。 アニメで描かれた中でも、一、二を争う汚い部屋に住んでいたのは、おそらく『ハウルの動く城』('04、宮崎駿監督)のハウルだろう。
コンパクトにアニメ関連のニュースを総覧し、旬の作品についてさまざまな切り口から議論する。新作情報をいち早く追いかけるというよりは、落ち着いてゆっくり味わうようなアニメの楽しみ方。アニメ作品に垂直に切り込んでいくような「濃さ」とも違いアニメ業界やアニメ作品の周囲をぐるぐる回って、さまざまな角度から、新しい顔を発見するような楽しみ。そんな媒体があれば、大人のアニメファンがよりアニメを楽しむことのお手伝いができるのではないか。このメルマガは、そんな『アニメの門』チャンネルとあなたを繋ぐパイプです。『アニメの門チャンネル』のサブテキストとして楽しんでいただければと思います。
1)アニメの門に赴いた私との会話の中でそう云われたと記憶しています。勿論私の聴き違いの可能性は十分にあります。
2)当該講座について書かれた記事を読んだ範囲では「安寿と厨子王丸ではリアリズムの表現技法の確立が試みられた、一方ゆうれい船では社会批判的な主題をどのように込めるかが試みられた」と脈絡無く併置する講義をした様に書かれてたので、抱き合わせた理由を「邪推」して診たのが、仰られた件です。18日の講座でアニメのリアルを確立した最も重要な作品の一つとして安寿と厨子王丸を取り上げる、つまりこの講義で語ったことをある程度再話されるでしょうからその時伺うかもしれませんが、「安寿と厨子王丸」みたいな(作品では無く)商品に対しては、この映画を巡りどのような出来事が起き、制作スタッフがどのような思いでこの映画を作り、当時の人達がこの映画をどう論じたか、そしてこの映画の主題(作品が指し示すイデオロギー!)は何なのかが、論じられる題材が映画の表現技法であっても、先立って意識され前提されてなければいけない。
「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」或は「人狼」といった作品を可能にしたリアリズム表現の手法は遡れば「安寿と厨子王丸」で試みられていた、安寿と厨子王丸はリアルアニメの元であり、故に当時の人達の「安寿と厨子王丸」を否定する証言も、指摘されている主題の酷さも見て見ぬふりをして「安寿と厨子王丸」の表現「だけ」を賞賛し支持するのが賢い。と、そのような言説がいま触れ回られてるけど、火垂るおもひでであれ人狼であれ、高畑勲や押井守という映画の主題に責任を取る主体が確としていて、その事によって作品たり得ている。「見返したくない傑作」というカテゴリーで、「火垂る」「おもひで」「人狼」は「哀しみのベラドンナ」と軌を一にするのです。一方「安寿と厨子王丸」にそんな主体はいない、最悪の意味で「商品」でしかない。その安寿と厨子王丸が「リアルアニメ」の表現史上の系譜の上で元にある事を理由に、表現「だけ」を賞賛し支持するのが賢いとする事は、実際には「安寿と厨子王丸」の主題を正当化する事だと思ってます。
アニメラマ二部作とベラドンナを観たポレポレ東中野で買った「哀しみのベラドンナ」DVDを初めてプレイヤー(パソコンですが)に入れたのは2011年の2月から3月にかけてです。美樹さやかの物語を見届けて「哀しみのベラドンナ」を再観賞しなければならないと決断したのです。のち虫プロのアニメーション映画の分岐元である「東映長編」を通しで覧なければならないと判断し郵送返却の出来るTSUTAYAの岡山都市圏の旗艦店であると思しき高屋店でファミリー向けアニメの棚に東映長編が紛れ込んでいる事を発見し借りて視聴しました。「少年猿飛佐助」「安寿と厨子王丸」「アラビアンナイト・シンドバッドの冒険」「わんぱく王子の大蛇退治」「わんわん忠臣蔵」「ガリバーの宇宙旅行」「少年ジャックと魔法使い」「アンデルセン物語」「ちびっ子レミと名犬カピ」「アリババと40匹の盗賊」はこの時初めて覧ましたが、安寿と厨子王丸を観てショックだったのは、「作画汗まみれ」に採録された当時のスタッフ+一名による批評文集で語られていた内容と全く同じで何の付加も無かったことです。正確には一つだけ、前段で沈められた侍女が後段人魚になって出て来る件、此処だけは事前に知らなかったからか、良い感じでした。後はただ確認をするだけでした。
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