ご挨拶

 8日、イベント「アニメの門場外乱闘編 総括2012」を行いました。このイベント、(おそらく)2006年から断続的にやっているのですが、小さい小屋とはいえ、今回初めて「予約で満員」という状況になりました。どうもありがとうございました。
 イベントの内容は、僕と声優博士こと小川びいさんが、大喜利形式で2012年を振り返る作品、ニュースを取り上げて「放談」するというものです。
 最後はなんとか「2012年アニメ十大ニュース」を決めて終わりました。こちらも年内のメルマガでご紹介できれば。
 さて今回のメルマガでは、2012年回顧企画として、二人の方に寄稿をお願いしました。一人は映画評論家の大久保清朗さん、もう一人は学生の籠原スナヲさん。「2012年のアニメにかかわることだったらなんでもオッケーなので自由にお書きください」ということでお願いしました。大久保さんは京都アニメーションについて、籠原さんは『ヱヴァQ』についてでした。
 次号メルマガでもさらにお二人から「2012年のアニメ」について寄稿いただく予定です。

■広告■■■■■■■■■■■■■■■■■■
しっとり、もっちり、ふんわり甘い
つかさ製菓の「みそまん!」
http://www.rakuten.co.jp/tsukasaseika/
糖分が足りないと思ったあなた、今すぐクリック!
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


1.最近のお仕事
2.今月のアニメビジネス・ニュースセレクション!
3.「マルチアングル」こぼれ話
4.特別寄稿1「マニエリスムの果ての純愛――京都アニメーションを中心に」 映画評論家・大久保清朗
5.特別寄稿2「2012年、残された希望――『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』論」 学生・籠原スナヲ
6.Q&A
7.お知らせ



最近のお仕事紹介

  1. 講座『アニメ映画を読む』10~12月期
     毎月第三土曜日18:00より朝日カルチャーセンター新宿教室で行っている講座です。13年からは『アニメ映画を読む』は『アニメを読む』に改題して、もう少し取り上げる幅を広げつつ続行します。
    1月19日 『新世紀エヴァンゲリオン』(TV版+旧劇場版)
    2月16日 『風の谷のナウシカ』
    3月16日 アニメを読む制作編「アニメのシナリオって何?」
    http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=186394&userflg=0

  2. 1月12日「日本オタク大賞」
     毎年恒例の「日本オタク大賞」が13年1月12日に開かれます。会場は新宿ロフトプラスワン。開場17:00、開演18:00。
    【司会】藤津亮太 【出演】志田英邦、東海村原八、前田久、奈良崎コロスケ、藤田直哉、ガイガン山崎 
    前売¥2,500 / 当日¥2,800(共に飲食代別) 前売はローソンチケットにて12/15(土)~発売!【Lコード:33917】
    http://otakur.blog7.fc2.com/blog-entry-106.html

  3. 1月26日 小原篤『1面トップはロボットアニメ』刊行記念「新聞記者がアニメについて書いてみた」
     1月26日19:30から、ジュンク堂池袋本店で開かれるトークセッションで聞き手を務めます。以下はジュンク堂池袋本店のサイトから。「朝日新聞デジタルの人気コラム「小原篤のアニマゲ丼」がついに単行本化。昨今「コンテンツビジネス」ともてはやされるようになったアニメ・マンガですが、小原記者はそうなる以前、20世紀末から朝日新聞紙上でアニメやマンガを積極的に取り上げてきた、いわば「アニメ記者」の草分け的存在です。アニメ評論家の藤津亮太氏を聞き手に、新聞記者から見たアニメの世界や、新聞ならではの意外なエピソード、「アニマゲ丼」の裏話などを語っていただきます。」問い合わせ予約はジュンク堂書店池袋本店(03-5956-6111)まで。
    『1面トップはロボットアニメ』

  4. 1月27日SBS学苑「アニメ映画を読む 劇場版Zガンダム三部作」
     こちらは静岡県静岡市のSBS学苑パルシェ校で行う「アニメ映画を読む」です。2013年はSBS学苑で1月、4月、7月、10月の4回講義を行います(いずれも最終日曜日10:30に開講)。その第1回です。静岡市に近い方は是非。
    http://www.sbsgakuen.com/gak0130.asp?gakuno=2&kikanno=150854


今月のアニメビジネス・ニュースセレクション!

「アニメの門チャンネル」で紹介した気になるニュースを「アニメ!アニメ!ビズ」のURLつきで再紹介します。

  1. 映画プリキュアシリーズ 累計観客動員1000万人突破 最新作も好調

  2. 「ヱヴァ新劇場版:Q」 動員数200万人を突破 興収28億5800万円
    今は35億を超えて、40億近くになっているはずです。

  3. 「しまじろう」25周年、初の映画化決定 幼児向け劇場アニメの流れ強まる
    数土氏の解説によると、平日日中の稼働が見込めることが大きいとか。

  4. アニメ好調も TOKYO MX 上半期決算で大幅増収増益
    スカイツリー開業で放送範囲が大幅に広がったことで、この傾向はさらに進むのではないかと。

  5. 読売テレビとアニメ製作3社 北米向けに新たなアニメ配信サイト目指す
    クランチロールの後追い、というわけでもないそうで、どういう事業の方向を目指しているのか注目したいところです。


「マルチアングル」こぼれ話

 今回のゲストはライターの宮昌太朗さんと、ブロガーのたまとわさん(やってるサイトが「魂は永遠に彷徨う」なので“たまとわ”さんと呼ぶことに)。3人で「2012年の問題作」という切り口で、個別の作品を語りながら、2012年を振り返るという趣向で行いました。
 ちなみに問題作として挙げたのは