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中條Dです。このタイトルを付けておきながら「もしかして今の若い世代ってもう『家なき子』知らないんじゃね……?」と戦々恐々しております。あのドラマも23年前か……失敗したか……。
ファミコンで遊んでいた時分というのは、遊ぶためにはカートリッジが必要で、カートリッジを作るには工場にオーダーが必要で、工場にオーダーするにはゲーム会社がゲームを作る必要があって、ゲームなんてものは小規模ではまず作れなかったわけです。いや、初っ端から大嘘ついたな。『ドアドア』は一人で作ってましたねw ただ『ドアドア』にしてもコンテストに入選したことでエニックスから販売しようという話に繋がったわけです。要は個人が作って個人が売る、という形体はここ10年くらいでようやく確立された手法になりました。
その前から例えばシェアウェアという形で収益を作った人もいましたが、その頃はまだAppStoreやGooglePlayやSteamといったプラットホームが無い状態だったわけで、独立独歩でやる胆力がある人は稀だったし、それで立つ売上で会社を興したという話も自分が知る限りではありません。あ、でもフューチャーフォンでアプリが作れるようになった時代だとそういう人も居たかもしれない。カイロソフトなんかはそうですよね。あと、針穴に糸を通すゲーム作った人は今どうしているんでしょう。ゲームの容量が256KBだった時代ですよ。
えーと。色々端折って言うと、いい時代になったなぁとw ゲームのインディーズ製作というのがムーブメントとして成立するようになったというのは一昔と比較して革命的な出来事です。東京ゲームショウでもインディーズゲームコーナーってありましたしね。『Line Wobbler』はプレイしたけどあれは面白かったなぁ。
ただちょっと思うのは、個人制作のゲームでヒットを飛ばしたものの、それで独立してクリエイターとして名を馳せた、という人が少なくないですか。バイネームであの人とあの人はそんな感じだよね、と挙げることはできますけど、それにしたって稀有な例として取り上げられる場合がほとんどです。もうちょっとギラついた山師みたいなクリエイターがいてもいいと思うんだけどw 良くも悪くも真面目な人が多いですよね。『ブリーフカラテ』は悪意満点ですがw
個人製作/サークル製作で作ったゲームが大ヒットして大儲け! ……というケースが珍しい中、無料のゲームというところで言うとヒットしている国産ゲームはかなり数多くあります。代表格は『青鬼』ですけど、日本においてインディーズゲームというと無料配布の物が多いイメージがあります。「別に銭とってもいいんじゃないかなぁ」と個人的には思うのですが、無料と108円だとそれだけで壁になるんだろうな。スマホだと無料DLで遊べて広告表示のOFFが有料、というパターンが多いですけどね。この辺の事情を鑑みるに、海外のゲーム環境が羨ましく思えてくるのです。海外だと有料販売がし易い事情があるから。
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