第16号の巻頭インタビューは、"ジャーナリスト"田原総一朗さんとの対談だった。
▽第16号[佐藤尊徳が聞く あの人のホンネ]
日本の未来は、暗いのか?~ジャーナリスト田原総一朗×尊徳編集長
田原さんは一度お会いしてみたいと思っていた。
彼は普段は寡黙で、テレビでの熱弁からは想像もできない大人しい方だと聞いていたが、その通りだった。
しかし、いざ対談に入ると、持論をきちんと持ち、伝える力も相当なものだと感じさせる。
いつも思うことだが、戦争を経験した人は、必ずと言っていいほど「国家(権力)」に対して、様々な思いを抱えている。
そして権力は暴走するものだとみんな知っている。
田原さんも同じ思いだ。
ただ、否定して文句を言うだけではない。
田原さんはズバッとモノを言うが、起きた事象に対して肯定的だ。
「今どきの若い者は、、、」などと言わず、可能性のある人達を見出し、期待もしている。
これは、その旺盛な好奇心から様々な人に会っているからだ。
自分の筋があるから、ジャーナリストとして、ここまで支持されているのだろう。
僕も、これほどの影響力を持ち、自分の意見を伝えられるジャーナリストになりたいと心から思った。