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第16号の巻頭インタビューは、"ジャーナリスト"田原総一朗さんとの対談だった。

▽第16号[佐藤尊徳が聞く あの人のホンネ]
日本の未来は、暗いのか?~ジャーナリスト田原総一朗×尊徳編集長

田原さんは一度お会いしてみたいと思っていた。
彼は普段は寡黙で、テレビでの熱弁からは想像もできない大人しい方だと聞いていたが、その通りだった。

しかし、いざ対談に入ると、持論をきちんと持ち、伝える力も相当なものだと感じさせる。

いつも思うことだが、戦争を経験した人は、必ずと言っていいほど「国家(権力)」に対して、様々な思いを抱えている。

そして権力は暴走するものだとみんな知っている。

田原さんも同じ思いだ。
ただ、否定して文句を言うだけではない。

田原さんはズバッとモノを言うが、起きた事象に対して肯定的だ。

「今どきの若い者は、、、」などと言わず、可能性のある人達を見出し、期待もしている。
これは、その旺盛な好奇心から様々な人に会っているからだ。

自分の筋があるから、ジャーナリストとして、ここまで支持されているのだろう。

僕も、これほどの影響力を持ち、自分の意見を伝えられるジャーナリストになりたいと心から思った。
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文春飛ばしてるなぁ

最近、週刊文春が飛ばしてる。

例えば、清原容疑者の薬疑惑。
かなり以前から、精度の高い情報で
あったのだが、確証をつかむことが出来ず
各社報道を断念していた。

僕の所にも数か所から耳には入っていた。

でも、疑惑段階で報道したのは文春だけだった。

ベッキー、甘利大臣、宮崎議員の件等々
訴訟リスクがあるし、プライバシーの侵害を言われかねない。
現に多数の訴訟を抱えているようだ。

嘘の報道でなければ、ここまでやるのは立派だと思っている。
僕もメディア人として、逡巡することは多々あるから
それを思い切って報道しているのだから

記者クラブにも入れてもらえず、情報を取るというのは大変なことだ。
これは、僕もよく苦労を知っている。

とにかく、ネットワークを作り上げ、いろんな情報網を確保しなければならない。
時には社会的にダーティな人とも会うことがある。

そこから積み上げた情報だからスクープが取れる。

記者クラブで体制からの情報に頼り切っていては
そうそうスクープは取れないだろうなぁ。

軽減税率で政権に魂を売った新聞には
特にそれを求められないな。

存在の耐えられない軽さ

政治の世界では、最後の(もしくは一番重要な)肩書きがずっとついてまわる。

総理経験者なら、辞めた後も元は付けずに「総理」と呼ばれる。
安倍首相が第一次政権を降りたあとも、ずっと「総理」が呼称だった。
そしたら、ほんとに返り咲いたのでびっくりだったけど。

官房長官経験者なら「官房長官」と呼ばれる。
政治でなくとも、野球でも監督業を辞めた後も「監督」と呼ばれる。
それが、その人を敬う呼び方なのだ。

でも、この人だけはこの呼称を白紙に戻してほしい。
鳩山由紀夫氏だ。
「存在の耐えられない軽さ」という本があったが、この人の発言は耐えられないくらい軽いものだ。

クリミアを訪問してロシア側に立ち、韓国で土下座をして謝罪をする――。
現職時代は「トラストミー」「最低でも県外」などの迷言を残し、(悪い意味で)記憶にだけは残る総理だった。

しかし、どんなに軽い人間でも、元総理ともなれば、その発言はとても重いものになる。
それなりの自覚を持てないのかね?この人は。

ま、無理だろうな。もともとその素養はない。
せめて、日本国籍を剥奪してほしい……。
俺にも言わせろ!

電子経済誌の編集長を務めるなか、独自の視点で政治・経済をウォッチする佐藤尊徳が、気になったニュースなどについて意見・解説を発信。世の中への怒り&憤り半分、政治家や経営者らとのエピソード半分。

著者イメージ

佐藤尊徳

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。

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