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無謀と思われた実況!!EPISODE5:崩壊
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無謀と思われた実況!!EPISODE5:崩壊

2016-06-24 23:02
    EPISODE5:崩壊

    崩壊に対するアイコラが全く想像できない為、とりあえず作った苫米地です。
    さっさとEPISODE5はじめます!

    シーチキンおにぎりを食べつくした私は、不思議とプレッシャーから解放されていた。
    同時に、昆布おにぎりもしくは、からあげくんを買っておけばよかったと後悔していた。

    中継場所は屋外で屋根が無く、かつ天気は雨の予報。初実況となる私の心境を表すかのような曇り空。
    こんな時の為にとばかりに、AMAZONで購入した小型テントを設置。
    サイズもぴったり!色もヴァンラーレカラーで皆にも好評!
    準備も整い、ついに中継開始!!

    多少噛みながらも順調にカンペを読み上げ、準備していた面白ネタはスベる事を恐れて控え、試合開始!!
    その時の私の武器はポジションと背番号と名前!
    ポジションチェンジを頻繁に繰り返す前線!
    背番号が全く見えないDF陣!
    名前を言う事をあきらめる苫米地!

    「ボールをサイドへ、サイドから縦へ…」

    ちらっと背番号がみえたら

    「13番、水谷のドリブル!」

    四苦八苦の状態でなんとか続けていると、事件は起きた…
    中継が途切れたのである!!
    原因究明しようと、私が配線関連を調査していると、さらに追い打ち

    流経大の得点…

    中継メンバー一同、ポカ~ン

    その後中継は復旧し、その間の失点を告げると
    やはりそう来るよね、とばかりに失点シーンの状況を知りたいとのコメント
    失点シーンなど全くみていない私はコメントに気づきながらも
    とりあえず無視…
    しかし止まない知りたいコメントに対してごまかしの一言

    「崩されての失点じゃなかっただけに、悔やまれますね!」

    むしろこの発言が悔やまれる…

    余計に気になる発言をした事により、コメント数は増加!
    もう駄目だとばかりに小声で、解説の野々宮に片言の日本語で一言

    「おれ、みてない…いえない…」

    なんとか野々宮の対応でピンチを脱した私は、快調に実況を続けた

    「ボールをサイドへ、サイドから縦へ…」ガタガタ

    ちらっと背番号がみえたら

    「10番、新井山からサイドへ!」ガタガタ!!バフッ!!

    ガタガタ!!バフッ!!バフッバフッ!!
    バタバタバタバタバタッ!!!

    テントの支柱を手でしがみつく様に抑えながら
    「ぜ、前線へ大きくフィードおお!!」

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    その時、テントの屋根は大空へ向かって大きく羽ばたいていた。
    それはまるで「YAH!YAH!YAH!」を歌うチャゲのマントのようであった…

    次回、EPISODE6:これでいいのだ
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