#219 2025年9月2日発行  発行者 ドロイド

【1】はじめに

 こんにちは、ドロイドです。いよいよ9月になり、ブロマガ更新も残り2ヶ月となってきました。10月までの更新となりましたTimesですが、よろしくおねがいします。今回はインタビュー企画となります。

【2】Creater Interview
Creater Interview #267 有染放送

まずはボカロPの「有染放送」さんです。

なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、X上にて公開収録を行う予定となっております。

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X:https://x.com/Yusenhoso
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/136821089

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

有染放送と申します。宮舞モカさんが大好きで、普段は彼女に歌ってもらったり、喋ってもらったりしながら活動しています。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

2008年頃…だったと思います。はっきりとは覚えていないのですが、よく見ていた動画がその時期に投稿されていたので。
友達に教えてもらったのをきっかけに、当時はMADやゲーム実況をよく見ていた記憶があります。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

日常会話の流れで友達から宮舞モカさんの存在を教えてもらい、いくつか劇場を見ていました。
その後、SynthV版が出ると知り、声を聞いた瞬間に「この人に歌ってもらいたい」と強く思ったんです。
気づけば曲が出来上がっていて、そのまま投稿しました。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

やっぱり「ボカロ=ニコニコ動画」という印象が圧倒的に強かったからですね。
YouTubeでももちろん多くの作品が上がっていて数字も大きいんですが、そのイメージだけはどうしても変わりませんでした。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

やっぱり「見つかりやすさ」ですね。
YouTubeだと一番伸びている曲でも2000再生くらいなんですが、ニコニコでは3万再生を超えた作品がすでに3つあります。驚きましたし、大きな励みになっています。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

ニコニコ動画を見ている中で、急速に流行っていったのをきっかけに知りました。
今ではすっかり「VOCALOID」というジャンルとして馴染んでいますが、当時は「人間には歌えない曲」という印象が強く、とても衝撃を受けたのを覚えています。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

ボカロPだと、KEMUさんとトーマさんが圧倒的に好きです。1番を選べないくらい、どの曲も本当に大好きですね…。
J-POPでは、米津玄師さん、星野源さん、スキマスイッチさん、SUPER BEAVERさん、Mrs. GREEN APPLEさんなどをよく聴いています。
もちろん他にもたくさんいるのですが、とても挙げきれません。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

自分の体感としては「曲と相談しながら作る」イメージです。九分九厘メロ先で作るのですが、そのメロディにしても「ここは上がった方がいいですか?下がった方がいいですか?」と曲に伺いを立てながら進めています。
楽器の足し引きも同じで、「ストリングスを入れますか?あ、要らないですか?」と問いかけながら形にしていく感覚ですね。
曲が出来上がっていく中で「この曲はこういう性格なんだな」と理解が深まるので、それに合わせてテーマを決めることが多いです。もちろんテーマ先行で作ることもあります。

作詞は基本的に曲が完成してから取りかかります。ある程度完成形が見えてきた段階で始めることもありますが、やはり曲に寄り添う形で書くことが多いです。
一曲の中でストーリーや時間経過を描くことを意識しているので、進行に矛盾や違和感が出ないよう特に気をつけています。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

きっかけは主に日常ですね。「これをテーマにすると面白そうだな」と思ったことをメモしておいて、それを曲に昇華させることが多いです。
あとは、作っている最中に自然と言葉が引き出されてくることもあります。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

宮舞モカさんは言うまでもないのですが、GUMIさんも印象深いです。
KEMUさんといえばGUMIさん、というイメージがありますし、ちょうど自分が一番VOCALOIDにハマっていた時期に台頭していたのも大きいと思います。

……それと、思い入れとは少し違うかもしれませんが、実は高校卒業のタイミングでGUMIさんをお迎えしていまして。
そこで「きらきら星」を歌ってもらったきりストレージの奥で眠っていて…視線を感じる瞬間もなくはなくて、ちょっと申し訳ない気持ちになりますね…(笑)。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

ラフ制作はだいたい三日くらいです。そこから公開直前まで、使える時間は基本的にすべて制作に充てています。
特に宮舞さんには、リテイクを本当にギリギリまでお願いすることが多く、投稿の二日前の深夜に急遽歌ってもらうこともあります。
いつも申し訳ないと思いつつ、それくらい最後までこだわっています。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

めちゃくちゃ見させていただいています。
自分は #有染LAN というタグを用意していて、ファンアートだけでなく歌ってみたなども紐づけてもらえるので、巡回がとても楽で助かっています。
初めて歌ってみたを投稿してもらったときは、本当に嬉しかったですね。自分の作品なのにそうじゃない感じというか…やっぱり自分以外の解釈が加わるのは面白くて、大好きです。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

プリアンプとインターフェースですかね。
プリアンプは Focusrite の ISA Two、インターフェースは RME の Babyface を使っています。ISAのほんのりしたアナログ感と、RMEの無色透明な音がとても好きです。

あとは機材…というと少し違うかもしれませんが、やっぱり言うまでもなく宮舞モカさんですね。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

先日発表しましたが、これまで続けてきたMVの毎月投稿はいったん区切りをつけ、宮舞さんと修行を重ねながらルーキーランキング、そしてその後はTOP100への挑戦を考えています。

そして何より大きな夢は、宮舞さんの公式ライブで自分の楽曲を歌ってもらうことです。
その舞台にふさわしい作品を届けられるよう、これからも頑張っていきたいと思います。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

まず、いつもたくさん聴いてくださっている皆様、本当にありがとうございます。
初投稿から今に至るまで、こんなにも聴いていただけていることは奇跡のようで、心から感謝しています。
皆様のおかげで活動を続けられているので、感謝を忘れた瞬間はありません。
本当にありがとうございます。

そして、今回初めて知ってくださった皆様。初めまして。
普段は日常に寄り添った楽曲を書いていますので、何か少しでも心に引っかかるものがあれば嬉しいです。
ぜひ、あなたの日常の1ページに添えていただければと思います。

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

具体的な発表時期はまだ決まっていませんが、2月のボカコレまでに新曲を1曲出す予定です。
また、依頼で制作した楽曲も近々公開されると思いますので、ぜひ続報をお待ちいただければ嬉しいです。

それから、一部の楽曲はカラオケ配信もされています。
もしカラオケに行った際にはぜひ歌っていただき、その報告をもらえるととても励みになります!

 
Creater Interview #268 Haraita.

つづいては、ボカロPの「Haraita.」さんです。

なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、X上にて公開収録を行う予定となっております。

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X:https://x.com/Onaka_itaiP
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/118158299

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

初めまして。Haraita.と申します。ずっとお腹が痛いわけじゃないです。
最近の活動は、ボカコレ2025夏のルーキー部門に「リフェイキック・シャッター」という楽曲を投稿いたしました!

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

小学生の時に3DS内のショップで見つけました。
ドラゴンボールのMAD動画をひたすら見ていた記憶があります。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

ニコニコ特有の文化(コメント、弾幕など)が昔から好きだったので、そういう枠組みに投稿者側で参加してみたかったからです。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

自分の中でニコニコはボカロの聖地。っていう印象を持っていましたし、ユーザー間のイベントがかなり豊富なので、そういったものに強く惹かれました。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

投稿祭のようなイベントだったりが頻繁にあるので、クリエイター間の繋がりが生まれやすいですね。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

小学4年生の時に3DSでニコニコを見ていた時に、黒うさPさんの「千本桜」が流れてきて、そこから色々探すようになりました。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

マイキさんの「サイバーパンクデッドボーイ」が大好きです。1日に最低1回は聴いています。
サウンド面でもかなり影響を受けています。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

作曲は適当に鍵盤を弾いて、良いメロが出来たらそこにリズムを付けて、編曲する形でやっています。作詞は語感がいい言葉を色々思い浮かべて、それを自分なりに解釈、アレンジしてメロに当てはめていっています。テーマはその過程で形にしていきます。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

メロディは他の曲を様々な観点から分析します。私の場合は自分の好きなキーに直して分析しています。歌詞は色んな文章を読みます!色んなものを見たり、経験したりするようにしています。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

初投稿の曲で歌ってもらった初音ミクEnglishです!

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

前は1カ月程でしたが、最近はもっとクオリティを求めるようになったので、2カ月弱程です。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

都度チェックしています!
めちゃくちゃ新鮮で、自分では思いつかなかったアレンジとかもあって、視聴していてすごくテンションが上がります!!

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

あんまり多く持っているわけではないのですが、Focalの「Clear MG Pro」っていうヘッドフォンがおすすめです。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

これからはEPやアルバムも出したいですし、Haraita.としてのブランドも色々展開していきたいと思っています。
多方面への楽曲提供が夢でもあるので、楽曲制作のお仕事を貰えるように頑張っていきたいです!

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

これからも良い曲を作っていきますので、是非応援よろしくお願いします!

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

ボカコレ2025夏に投稿した「リフェイキック・シャッター」が現在サブスクにて配信中ですので、是非聴いてください!!

 
Creater Interview #269 OLDUCT

次は、ボカロPの「OLDUCT」さんです。

※今回は音声公開版はございません。記事のみの公開となります。予めご了承下さい。

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X:https://x.com/olduct
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/126201266

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

OLDUCTです。合成音声を使った曲を書いたり、インディーゲームのBGMを作ったりしてます。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

小学生の頃、親しくしていた友人に「見せたいものがあるから家に来て」と誘われて訪ねた際、ニコニコ動画で『六兆年と一夜物語』を観たことがきっかけです。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

ボカコレ2022秋のREMIX部門に興味を持ったのがきっかけです。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

特に明確な理由があったわけではありません。幼い頃から当たり前のように身近にあった存在だったので、ニコニコ動画に投稿しないという選択肢はありませんでした。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

投稿すれば必ず誰かが見てくれるというのは、クリエイターにとって非常に大きなことです。

また、私も普段から利用している「Kiite」というサービスでは、ニコニコ動画に楽曲が投稿されていることでサービス内で聴くことができます。そのため、YouTubeのみに楽曲を投稿されているボカロPの方々には、ぜひニコニコ動画にも投稿してほしいと思っています。

- Kiiteを知らない方にKiiteの魅力について教えていただけますでしょうか?

「Kiite Cafe」では、ユーザーが持ち寄ったプレイリストからランダムに楽曲が再生されるため、新たな音楽との出会いがあります。
「Kiite World」では、自分の作成したプレイリストを他のリスナーと共有し、一緒に楽しむことができます。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

ニコニコ動画との出会いと同時です。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

尊敬しているクリエイターの方は多くいますが、憧れている方はいないかもしれません。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

基本的な制作の流れは、編曲、作詞、作曲の順番で行っています。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

歌詞に関しては、livedoorやnoteなどの個人ブログ、映画やゲームのキャッチコピー、詩集、さらにタイムラインに流れてくるツイートなど様々です。目にする全ての言葉が、クリエイティブの起点になり得ると思います。

一方メロディに関しては、おそらく昔から聴いてきたアーティストや楽曲から影響を受けているのだと思いますが、それが具体的に何なのかは自分自身でも明確には認識できていません。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

普段よく使用している歌愛ユキ、初音ミク、足立レイには特に思い入れがあります。
歌愛ユキと初音ミクは稲葉曇さんの『ハローマリーナ』、足立レイはmucellさんの『レプリカント・ゴーストステップ』をきっかけに使用するようになりました。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

歌モノはおおよそ1週間、インストゥルメンタルは3日ほどで制作することが多いです。ただし、新しいことを取り入れると、完成までにもっと時間がかかることもあります。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

すべてを細かく追えているわけではありませんが、SNSでタグ付けしていただいたものは必ず拝見しています。いただいたファンアートは、いつもMVを担当してくださっている方にすぐに共有しています。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

特にありません。普段はMacBookと、高校生の頃に購入した比較的安価なイヤホンで制作しているため、早くこの環境を改善したいと考えています。

Q14:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

いつも作品を受け入れてくださっている皆さまのおかげで救われています。本当にありがとうございます。

 
Creater Interview #270 takaken

つづいては、ボカロPの「takaken」さんです。

なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、X上にて公開収録を行う予定となっております。

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X:https://x.com/takaken_taaaaaa
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/128695464

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

ボカロPのtakakenです!曲を作ったり、たまに映像作ったりしてます!
これを書いている当初はボカコレ期間真っ只中で、最初の中間発表でなんと6位という順位を頂けたりしていました…!
あとマヨネーズがすごく好きです!少し前までマヨPという名前も持っていました。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

僕は曲を投稿し始めた当初はニコニコの存在を知らなくて、YouTubeだけに投稿してたんですよね。
それで、XなどでボカロPさん達と交流するようになってからニコニコの存在を知りました!

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

Xで交流をするようになってからニコニコを知ったのですが、その頃仲が良かったボカロPさん達から「ボカコレ」の存在を教えてもらい、ボカコレ2024冬にニコニコ初投稿しました!

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

ボカコレ2024冬に参加するのにニコニコへの投稿が必要だったからです!もともとは半年ほどYouTubeだけに投稿していました。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

やはり、コメントが流れるシステムがあることで視聴者の声がリアルタイムで投稿者に届くことだと思います。
リスナーの感想や応援がとても見えやすいので、ボカロPを続けるモチベにもなりやすいと思います。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

僕は小学3年生ぐらいの時に「太鼓の達人」にどハマりして、その時に初めてボカロを知ったのですが当初は全く興味はなく……
それから少し経った頃にたまたまYouTubeで見たラマーズPさんの「難聴系男子が倒せない」を聴いて、そこからどハマりして色んな有名ボカロを漁って行ったのが全ての始まりです!

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

好きな人で言うとOrangestarさんやしいかさんが全曲聴き込むぐらいには好きです!
憧れている人で言うとダントツでボカロPのRulieaさんですね。「さよならギフテッド」は僕が今まで生きてきた中で1番好きな曲です。本当に憧れです…!!

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

どうやってしてるか…と考えてみても正直普段何も考えてなくて、降ってきたアイデアを形にすることの繰り返しをしている感覚です!

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

これはダントツで、「お風呂」です。もう一度言います。「お風呂」です。
本当に「お風呂」です。マジで「お風呂」です。
アイデアが降ってくる場所の9割以上がお風呂です!本当にお風呂です。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

やはり、投稿初期からずっと重音テトを愛用してきてるのでこれからも使い続けていくつもりです!!

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

結構バラバラですね。すごくやる気があったら2ヶ月ほどで出せる時もありますし、ボカコレのアンチナイターは極限まで作り込んだので6ヶ月ほどかけています!
逆にキラハピ2025に出した「凪、快晴のエピローグ」は3日ほどで作ってキラハピに出しました。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

FAはたまにもらうのですが、もう本当に嬉しいですね...!嬉しい以外の言葉が出てきません。本当にありがたいです!

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

僕は本当にこだわりの機材が無くてですね…なんせお金が無いのでほとんどの機材を最安で揃えてます!

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

やはりもっと上に行きたいですね...!ボカロPを続ける理由の1つに「有名になりたい」というのがあるので……

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

みんないっつもありがとう

 
Creater Interview #271 夜丹れにや

次は、ボカロPの「夜丹れにや」さんです。

なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、X上にて公開収録を行う予定となっております。

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X:https://x.com/L3nha_
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/130082912

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

初めまして、夜丹れにやです。ボカロ曲をメインに作曲しています。直近ではボカコレ2025夏ルーキーにてラストルーキーを迎え、投稿した楽曲「ほろびそこない」が最終ランキング17位を獲得しました。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

小さい頃に友人から教えてもらいました。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

自分の中ではやはりボカロ文化といえばニコニコだったので、ニコニコへの投稿はマストでした。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

先述の通りボカロ文化といえばニコニコというイメージが大きいです。また、動画媒体としてのYouTubeは、なんというか”冷たい”感じがしていて、よりリスナーや他の活動者を身近に感じたかった、というのがあります。あと自分の動画でコメントが流れてほしかったのもあります。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

YouTubeと住人の色が違うことだと思います。片方がだめでももう片方がある。あとは”発掘”の文化があることですね。ニコニコは検索が正確?なので、全曲チェッカーのようなリスナーが存在します。YouTubeだと無理な気がしますね。ですので、最低限拾ってもらうチャンスがあるというのは、身一つで界隈に飛び込む新人にはとてもありがたいことだと思います。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

友人が僕にニコニコを教えてくれたと先ほど言いましたが、それがボカロ曲でした。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

好きなクリエイターや作品はたくさんいますが、「憧れ」はなくなってしまったように思います。昔はLemmさんという方を師匠だと勝手に崇めていました。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

作曲は、曲ガチャを脳内で回しています。曲の一部(サビなど)が丸ごと降ってくるので、良ければそれをそのまま再現するイメージです。残りのセクションは頑張って埋めますが、小ガチャを回してアイデアの着想を得ることが多いです。作詞は作曲が終わった後に適当に埋めています。サビとかを口ずさんでみて、口をついて出た言葉の語感を頼りに、いい感じの言葉を探っていく感じです。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

新曲に出会ったときや寝る前のまどろんでいるときに降ってきやすいです。あとは妄想作曲ですかね。シチュエーション(ライブで演奏、存在しないCDのXFD、新曲を出してめちゃくちゃ話題になる、など)を思い浮かべて、憑依させて、その場面で流れるとしたら……?というところから新曲のタネをどんどん発生させていくイメージです。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

初音ミクですね。昔はガチ恋してました。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

実稼働1週間くらいですかね。構想(何も浮かばなくて手が止まる期間のこと)も含めると数か月間曲が完成しないこともあります。1か月エネルギーをためて、1週間で形にする感じです。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

自作品の二次創作は認知しうる限り全部チェックしています。自分の作品が、その人にどう伝わって、それをさらにどう出力するのか、という2段のフィルターが通るので、本当に十人十色で楽しいです。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

これまで入門編のヘッドホン一本でやってたのであまりこだわりはなかったんですが、ついにオーディオインターフェースを導入して、OLLO Audio X1といういい感じのヘッドホンを買いました。デザインも良くてお気に入りです。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

CD出してみたいですね。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

あなたの日常を彩る一曲が、僕の曲であることがとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします。

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

忙しくてほとんど時間が取れないので確約はできませんが、無色、出ます。見つけてみてね。

 
Creater Interview #272 雨の介

最後は、ボカロPの「雨の介」さんです。

なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、X上にて公開収録を行う予定となっております。

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X:https://x.com/ame__suke
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/606242

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

雨の介と申します。主にflowerでボカロ曲を作っております。最近の活動としましては、今年に入り初めてアルバムをリリースしました。また、いくつかコンピレーションアルバムへ参加させていただいております。現在も楽曲を制作中です。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

学生の頃にゲーム実況を視聴したのが一番最初だったと思います。そこから派生して「やってみた」や「MAD」など、面白系の動画をよく視聴してました。初期はまだボカロ系には触れてなかった記憶があります。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

学生の頃にゲーム実況を視聴したのが一番最初だったと思います。そこから派生して「やってみた」や「MAD」など、面白系の動画をよく視聴してました。初期はまだボカロ系には触れてなかった記憶があります。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

私の場合、ニコニコ動画が先で最初はYouTubeには投稿しておりませんでした。
まだ時代的にボカロと言えばニコニコという雰囲気だったので、YouTubeに上げるという発想自体がなかったように思います。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

やはり一番はコメントで曲の感想が直感的に伝わりやすい点ではないでしょうか。毎回、曲を作ってて「ここを聴いて欲しい」っていうポイントが数か所あるのですが、再生中にそのタイミングで「ここすき」とかコメントが入ると凄く嬉しくなったりします。また、自分の曲を入れてくれているリスナーさんのマイリスを見ると、好きな方向性が似てたりして、そこから今度は自分がリスナーとして好みの曲を辿れるのもすごく面白いと思います。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

元々BGMを作っていたのですが、いつしか歌ものも作ってみたくなりました。
自分で歌えるほど上手くないのでVOCALOIDを使ってみようということで、最初に導入したのがIAでした。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

曲単位ではなくボカロpさん単位で最初に好きになったのはyukkedoluceさんでした。ボカロを聴き始めて間もない頃は、まだそのイメージとして「ネタ曲」や「キャラソン」の印象が強かったのですが、yukkedoluceさん独自の世界観で完璧に作り込まれた圧倒的なクオリティの作品を聴いてボカロ曲って凄いんだなと感動した記憶があります。

時間をかけてじっくり作り込む自分の制作スタイルはyukkedoluceさんの影響がかなり大きいと思います。また、自分がflowerを使うきっかけになった煮ル果実さんも大変尊敬しています。「ハングリーニコル」を聴いた時に感銘を受けてflowerの導入を決めたのを覚えています。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

鍵盤を使ってコードとメロディの断片を探していくところから始まります。時と場合によりますが、そこからざっくり
テンポ決め→リズム→ピアノ→ギター録音...のような感じで進んでいきます。作曲している最中でなんとなく頭に浮かんだフレーズをメモしておき、そこから全体の歌詞の世界観に広げていく感じです。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

全体の曲調や世界観、MIX等はその時ハマっている曲から着想を得ることが多いです。歌詞に関してはメッセージ性というのも大切にしてますが、それを器用に言葉として体現できる能力がないので、意味合いを紡いでいくというよりも、自分の心に浮かんだ感情や情景をそのまま表現していることが多いです。

メロディに関しても完全に感覚で鍵盤で適当に弾いたりしてる時に「ヨシ!」と思えたものを使う感じになります。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

やはり一番思い入れがあるのはflowerですね。確か最初に聴いたflower楽曲が電ポルpさんの「曖昧劣情Lover」、みきとPさんの「京都ダ菓子屋センソー」あたりだったのですが、当時からとにかく声が大好きで、flowerの少し不貞腐れた雰囲気によって曲の哀愁と深みが増す感じがして自分の曲にもよく合ってるなと思います。これからもしかしたら他のキャラクターを使うこともあるかもしれませんが、実家のようにまた戻ってくると思います。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

めちゃくちゃ遅筆で最近だと早くて2ヶ月くらいです。
1年近くかかることもあります。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

気付いたものに関してはすべて視聴させていただいてます。本当にありがたいです。やはり歌ってみたが多いのですが、音の上下や息継ぎポイント、転調等々...歌ってもらえることまで想定して作ってないので、皆さん歌うのが大変そうでいつも申し訳ない気持ちになります。

また、文字PV等の映像作品も多く作っていただいており、どれも本当にクオリティが高く、自分がMVを作る際にも参考にさせていただいてたります。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

機材というか楽器になってしまうのですが、最近はほとんどの曲にアコギを使っており、ミュートしながら弦をはじく音を録り、それをサンプリングして使うというのをよくやってます。
三味線とか琴みたいな和っぽい音に近づくのですが、和楽器をそのまま使うよりもどこか面白味のある雰囲気になるんですよね。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

そこそこ長く活動しているのですが、今年になってやっと1stアルバムをリリースすることができましたので、いつになるかわかりませんが2ndを目指して粛々と曲を作り続けたいと思っております。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

いつも聴いていただきありがとうございます。投稿頻度が低いのにも関わらずいつも待っていてくれて感謝です。
まだ聴いてない方、時間かけて丹精込めて作ってますのでぜひ聴いてくれたら嬉しいです。

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

前述の通り、おかげさまで今年1stアルバムをリリースすることができました。ここまでの自分の活動のほぼすべてが詰め込まれているCDとなります。BOOTHから購入可能なのでよかったらぜひお買い求めください。

 

いかがだったでしょうか。今後もこうした様々なクリエイターの皆様へのインタビューを通じて、普段の活動や投稿される作品への想い等お伺いさせていただき、クリエイター支援のきっかけにできるように頑張っていければと思っております。今後ともよろしくお願い致します。

【3】最後に

 #219。いかがだったでしょうか?いよいよタイムズとしてSmileSの場での更新は終了が近づいてきました。最後の10月更新までに楽曲紹介やインタビューをお届けできるようにと思っておりますので、引き続き、よろしくお願い致します。


 それではまた次回、#220でお逢いしましょう。

エディター(執筆者&構成&発行等) サポーターNO.118 ドロイド