恒例となった夏の音楽フェス「SUMMER SONIC 2012」通称サマソニが18日19日と開催されている。18日の大阪会場でトリを務める予定だったジャミロクワイのメンバーらが出番直前に、
「フロントマンJKが深刻な肺感染症を患っているため出演が不可能になった」との報告を運営側に伝えるというドタキャン騒動が巻き起こった。
このため落雷を理由に出番が遅れていた「ももいろクローバーZ」の出演時間帯に目玉のジャミロクワイが消えることとなり、ももクロライブは今までにない客入りとなるなどしていた。
この騒動に以前ジャミロクワイがワールドツアーをドタキャンした時に日本でのアテンドに携わったという関係者は次のように語る。
「JKは天才肌でワガママが売りでもありますから、とくに驚いてはいません。楽屋では完全にJKを主軸とした体育会系が敷かれていて、若いメンバーやスタッフらは意見どころか着席すら許されないという状態です。JKの意見は数分単位どころではなく、数秒単位でコロコロ変わるんです(笑)『出る…。やっぱ出ない。う~ん、出てもいいかも。もう少ししたら結論出す。今の気分のままなら出ない』とこういった感じです。これがマジなんです。これはコアなファンには有名な話ですので、こういった点も含めて全てがジャミロクワイの魅力ということになっています。ドタキャンくらいで怒っていてはジャミロクワイのファンは務まりませんよ(笑)今回も日本のファンが怒ったなんて報道が出てしまったら、それこそ二度と日本公演が組まれないことになりかねませんからね(某音楽関係者談)」
ワガママまでもが“魅力”とされるジャミロクワイだが、確かにその“本物”の音楽性と実力から逆らえる者はいないだろう。
しかし、この騒動を神がかったタイミングで集客につなげたももクロの勢いもまた“本物”と言ったところか。