人それぞれ面白さのポイントは異なってくると思いますが、
3DCGマンガだから読みたい!・・・という方は、ほぼいないでしょう。
マンガの面白さの本質は、ストーリーや、テーマ・題材、
そしてキャラクターといったものであり、
技術的側面にしか過ぎないマンガロイドに、重要な付加価値はありません。
この本質は、見誤ってはいけないと思います。
マンガロイドは、3DCGを使ってマンガを描くという、単なる制作手法に過ぎません。
技術的な革新が、そのマンガの面白さの本質的な部分について、
影響を及ぼす可能性がある為です。
CGが存在しなかった頃の映画は、アニマトロニクスやコマ撮り撮影などを駆使し、
実写では表現の難しい題材やテーマの撮影を行っておりました。
CGで実写映像を表現できるようになってからは、
事実上映画にできないテーマや題材は、なくなりました。
映像化できる作品の幅が、大きく広がったのです。
ではマンガロイドが、具体的にマンガ制作に与える利点とは、どのようなものでしょう?
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コメントを書く映画の世界は今、100年に一回と言われるディジタル革命の世界に入っています。ほんの10年前まで、お金の無い若者が映画をを作るのは、ほぼ不可能でした。最低でも、2000万円くらいの資金が無いと、劇場にかけられる品質の映画を作る事はできませんでした。それはひとえに、フィルムや映写機材の費用が莫大だったからです。それが今、ディジタル革命で数十万円でそのレベルの映画を撮影する事ができます。Youtubeに上がる映画も今後、プロレベルの画質の映画が爆発的に増えるでしょう(もう増え始めていますが)。マンガは映画よりは低コストなため、コミケ等の同人誌革命が日本では既に起き、そこからプロになる人も出て来ました。マンガロイドはこの流れを一層加速し、質の向上(ストーリーが面白いとかキャラが独自とか、今主流のコピー作品でないオリジナルの作品)に役立つでしょう。社会的に非常に意義のあるシステムです。