「若手に負けぬための秘密の習慣」。これは羽生名人の記事だ。正直興味がなかったから読み飛ばしていたが、改めて見直したらいいことがいっぱい書いてあった。といっても天才かつ努力家の言だから容易には真似できないが、要約するとこういうことが書いてある。
 20代と40代では考え方が変わった。細部に拘って理詰めで行くと効率が悪い。最初に「こういう方向性でいこう」と決めて、ケアするポイントを絞っていく(「見切りをつける」)ことをしている。ただこれが出来るのはここまでの積み重ねがあったから。経験をどう活かすかは結構難しく、むしろそれは「こうすればうまくいく」というよりも「これをやったらうまくいかない」ということをどれくらい知っているかによって反映される。