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ブログ・メルマガ

  • #29 日記の効用

    僕が尊敬するとよくネタで嘯く原敬は若いころから暗殺される晩年まで日記をつけていた。昔の人は隠すことがなかったせいかよく日記をつけていたように思う。逆に、平安や鎌倉時代の日記文学を最近読んだのだが、あれは日記と言えば日記だが、実際には日毎につけられているものではなくて、イベントが起きたときだけ書かれているよくできたお話に思われた。もちろん、虚構性が高いものの事実を元にしていることは確かだろう。ただ、太陽がのぼりそしてしずむという、そのリズムに則って書かれているとは限らないということだ。  なぜこういうことを書いているかと言えば、僕もまた日記をつけようかと思ったからだ。しかし、結局はやめることになると思う。昔の人がなんとなく日記をつけていられたのは、誰かに公開する前提ではなかったからだ。そんな前提の存在を考慮することもありえなかった。余計なことを気にせずに書いていられた。あるいは素人ブロガーもその意味ではあまり気にしなくてもいい身の上だろう。僕のような中途半端な物書きはいちばん面倒だ。純粋な日記ばかり書いていては他の書き物に身が入らないし、そもそも毎日きちんと時間が取れるか分からない(...

    2014-12-10

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  • #28 凡人のための

     世界には本当の天才とか教養人というべき方々たちがいる。  自分がそういった存在でないことを受け入れると、操作できる範囲が広がる。それは、この無意味な人生を生きていく上では、なかなかよいことである。天才たちとはいうのは、0と∞の逆接合点において思考するような人たちであるが、それは彼らが無限の中でものを考えているということだ。我々はせいぜい、1からNまでの間という有限性の間で思考するのがせいぜいである。  何を書こうとしていたか、忘れてしまった。  確か、凡人のために何かを書こうと思ったのだった。  僕は凡人だし、そしてこれを読む多くの人も凡人だと思う。だからこそ凡人のための何かが書けると思ったのだった。  そんなことを言うまでもなく、これから書かれていくものもまた凡人のためのものである。

    2014-12-10

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  • 幕間

     あまりにも今更気付いたのだが、このブロマガ、途中から入会した人は当月分の過去ログまでしか見れないそうなのである。もちろんこのブロマガは、今現状は、終わってしまったbonetメルマガになぜかまだ課金をし続けてくれる人のための慰みにしか過ぎないので、これから入ってくる人のことを考慮する必要はないのだが、その閉鎖的な感じにびっくりしてしまった。閉鎖的というのなら開放すればいいのだが、なりゆき上それはできない。ただもし万が一新しく入ってくる人がいたらその人はスケールを享受できるものだと思い込んでいた。しかし、自分も購読しているようなメルマガのことを考えれば、入会当月のものしか確かにデータは共有されていなかった。これが世界の真実なのか。  そうなのだろう。  よく分からないが、読む人がゼロ人にならない限りは、私は適当にここを更新していこうと思う。そんなことでいいのかと思うのだが、そんな風でなければ私の「仕事」は続かない気もしている。

    2014-12-08

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  • #27 日常に無い検索ワード

     インターネット上を旅することは案外難しい。というよりも不可能に近い。インターネットには近所しかない。  グーグルに無い検索ワードを手に入れよ、とは東さんが新著で言っていたことである。そこで強調されているのはリアルな旅の重要だ。これは「ネットを捨てよ・街に出よう」的な意味ではない。グーグルを真に活用するために旅に出ようという逆説だ。自分の知らない街では、それまでの生活では自分が及びもつかなかったような検索ワードに出会うことができる。というかその方法くらいでしか出会うことができない。  日常に無い検索ワードを手に入れるという発想でものを考えることによって、無味乾燥な日常に意味を持った変化を与えることができるだろう。それは、いつも右折している辻を左折するような些細な話だ。使っている本屋やカフェを変えるだけで、得られる情報は大きく変わる。人は、差異の中で思考する。というのも人は環境に思考させられているのだから、環境を変われば思考が変わるのは自然なことだ。物理的な旅に出てもよいが、小規模な精神的旅行であればいつでも可能である。まだ私たちは自分たちが住んでいる街を十分に活用していない可能性が...

    2014-12-08

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  • 村上裕一の不定期コラム(仮)#26 †可読性を無視する

     何かを体系立てて語ることは難しい。自然に論理的で整理された文章を書ける人は非常に知的だが、そうはいっても、少し複雑な話になればさすがに整理するのに手間がかかる。逆にいえば、評論というのはルービックキューブを解くような話では必ずしもない。実際には、パターン認識によってシンプルな共通の結論に至らせるために、速度が速くなることもあり、その能力こそが批評の資質であるとも考えられているのだが、それはそうとして、始めから答えが分かっていなければスピーディな結論が出るわけはない。全てをルービックキューブに還元したいという欲望と、ルービックキューブに還元できない問題に出会いたい・取り組みたいという欲望が批評家の根源なのかもしれない。  ともあれ凡人であればなかなか速く文章を構成することは難しい。その中で文章を多数生産していくには――生産していくほうがよい。なぜならばそれだけが生産性を高めることに繋がるからだ――【可読性を無視する】というのが逆説的なテクニックとなる。どういうことかというと、考えたそばから、しゃべるように文章を綴っていくということだ。しゃべるように文章を綴るということは、思考が直線...

    2014-11-06

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  • 村上裕一の不定期コラム(仮)#25 批評ってなんだっけ

    これを書かなければ死んでしまう、生きていてもしょうがないというような、出来よりも先に思いの丈をぶつけざるを得ないような、テマティックのかけらもないみっともないテクスト。でもまあしょうがない。これを書かなければ死んでしまう。他の仕事を不意にしてでも書かれる意味のあるテクストというものがある。 1ツイート分も文章を練ると人はだいたい冷めるものだ。文章を書き慣れている奴や、思考速度が速く、タイピングスピードも早いやつは、それが3〜4ツイート、もしくはもう少しそれより多いくらいに続くかもしれないが、だいたいは息切れする。僕の家のルータは、もしかしたらパソコンが悪いのかもしれないが、長期間接続しているとたまにプツプツ途切れる。これはシステム上おかしいことだが、実際にはオンラインゲームでもやっていない限りは普通にパソコンを使ってネットを見たり仕事をしたりしている分には問題がなくて、人間の精神的脳構造もこういうインターバルを持っているというのが僕の持論である。すなわち、ある仕事をひたすらやろうと思っていても、見えない形でちらほらと目移りしたり気が散ったりするのだが、それが問題になる場合より...

    2014-11-05

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  • 村上裕一の不定期コラム(仮)#24 余生

    †余生  雑誌を読んでものを書くのは生ぬるすぎた。  あまりの生ぬるさに、何もしなかったら快調に無を購読し続けてくれていたかもしれない人が退会してしまったようだ。この事実はたいへん僕に衝撃を与えた。あまりの衝撃にそれから記事が途絶えてしまったほどだ。嘘ですごめんなさい。いや半分くらいは本当だが、半分以上はメイン仕事の多忙である。こういうこともあるが、不定期更新(毎日来ることもありうる)というノリで行きたいと思う。いずれにせよ僕が何かを書こうと思うとき、仕事でない場合は、このブロマガが最もありそうな場所ということになるだろう。  さて、まことに残念ながら30になった。2倍にすると60だし、まだ早いとは思うが、人生も曲がり角という感じがしてくる。人生の前半では、人は希望を抱いているが、後半は、絶望とは言わぬまでも、斜陽を意識せずにはいられなくなる。余生で読める本一つとっても、限られた数だということが−−もともと限られていたはずなのに−−重々しく感じられてくるからだ。  これは読書に限ったことではなくて、こうなってくると余計なことはやらないように気をつけなければならない。余計なこととは何...

    2014-11-04

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  • 村上裕一の不定期コラム(仮)#23 プレジデント2014.9.1を読んでいく(7)

    【英語・語学】なんやかんやで英語は重要だ。できたら仏語や独語、ビジネス的には中国語やロシア語、韓国語も重要であるだろう。こちらも魔法はかかれていなかった。会社的には「苦手なやつから海外送り」というスパルタな方針も。とにかくアウトプットが大事だ、あるいは文法を押さえた上でオバマやジョブズのスピーチを繰り返し聞こうなどという話もあるが、この記事は若干尻すぼみの印象を禁じ得ない。ただジョブズのスピーチは聞き取りやすくスマートである。 【情報整理】この記事自体の情報量が少ないが(笑)内容はなかなかよい。大事なのは「捨てること」と「目的意識」だということ。漫然とした読書は読んだ満足感だけを残して消えてしまうから注意が必要だ。他方、捨てる・そもそも調べないという決断も必要。こういう「断念」は分かりやすいがなかなか実践しにくい。お役立ちだ。 【読書】読書の中でも、人の経験を取り込むということに重点を置いた記事だ。これはなかなか頷かされる。蓄積した「人の経験」が、ある日自分が何か決断しなければならないときに、直感的に判断を支えるというのだ。僕も最近は経営者の自伝的な本を読むことが多いがたいへん...

    2014-10-13

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  • 村上裕一の不定期コラム(仮)#22 プレジデント2014.9.1を読んでいく(6)

    「集中、思考、計画、実効」100点満点テクニック」……表題は微妙だが勉強にはなる。 【目標の設定】ゴールをデジタルハイビジョンのようにイメージし、足りないところを浮き彫りにして、そこから逆算した計画を立てる。実はこれは僕が東さんに言われた話でもある。 【勉強会】ローソン新浪氏の論。本当に強面でいらっしゃる。威厳が凄い。で内容だが、やはりエリートリーマンはいわゆる教養も厚い。さらに自分も商品だとすれば差別化のための付加価値が必要とのことで、その時勉強会が役だったとのこと。何を勉強すればいいかは自分で発見するしかないが、発見した後はとりあえずコミットするといいことあるかも。またもう一つの点では尊敬できる人や自分にないものを持っている人が参加しているようであれば、その人に会うために参加することが大事だという。これは至言だろう。ゆえに異業種交流会には大概意味がないとも。(その後交流会に参加する機会があったがやはり大した意味を感じられなかった。) 【朝の習慣】まあとにかく早起きがいいようだ。朝4時起き(!)も少なくないが、アベレージでは5時台が多い模様。早くに電車に乗ると空いていてよく、頭も...

    2014-10-10

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  • 村上裕一の不定期コラム(仮)#21 プレジデント2014.9.1を読んでいく(5)

    「若手に負けぬための秘密の習慣」。これは羽生名人の記事だ。正直興味がなかったから読み飛ばしていたが、改めて見直したらいいことがいっぱい書いてあった。といっても天才かつ努力家の言だから容易には真似できないが、要約するとこういうことが書いてある。  20代と40代では考え方が変わった。細部に拘って理詰めで行くと効率が悪い。最初に「こういう方向性でいこう」と決めて、ケアするポイントを絞っていく(「見切りをつける」)ことをしている。ただこれが出来るのはここまでの積み重ねがあったから。経験をどう活かすかは結構難しく、むしろそれは「こうすればうまくいく」というよりも「これをやったらうまくいかない」ということをどれくらい知っているかによって反映される。  実に年齢の移行に伴う味わいがよく現れた認識だし、経験の「応用」について述べるその語り口はシャドウ的である。またそれを超えた貴重な知見として、若いときは「成功学」が有益で、年を食ってくると「失敗学」が有効だと述べているところが興味深い。  僕はちょうど間の年にいるわけだが、これは年齢の問題というよりも境遇の問題として捉えた方がいいだろう。チャレ...

    2014-10-09

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