しかしながらリラックスするには、そのための場所が肝心です。固い床、窮屈な椅子では、休むどころが全身がバキバキになりそう。どうにかならないでしょうか。
というわけで、アスキーストアの担当に、人気の製品を聞いてきました。
腰が痛いなら「中立姿勢」
―― こんにちは。
担当 お疲れ様です。今日はどうしたんですか?
―― 基本的に動きたくないんですよ。ゴロゴロしたい。それにピッタリな椅子があるということでやってきました。
担当 欲望に忠実ですね……。ともかく、そういうことなら、「YAMAZAKI「産学連携シリーズ」中立姿勢でくつろげる 腰に優しい 脚上げ寝椅子 2 PC300」(1万9980円)がオススメです。独自のリクライニング機能とクッション構造で、全身をいたわるような座り心地の寝椅子です。
「脚上げ寝椅子 2 PC300」―― NASAが提唱する「中立姿勢」でくつろげる……。似たような名前の団体とか、作った人たちの頭文字じゃなくて、アメリカ航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration)ですよね。
担当 そりゃそうでしょう……。中立姿勢とは、人間が宇宙空間で脱力したとき自然に形成されるという、胴体と脚の角度がおよそ128度の姿勢のことです。無重力状態で一番自然なこの「中立姿勢」は、近年の研究で身体への負担が最も少なく、長時間でも姿勢が崩れにくく、疲れにくいとされています。
―― とにかくリラックスできるというわけですか。
担当 ざっくりまとめましたね……。この寝椅子を制作したヤマザキは座椅子専門のメーカー。「産学連携シリーズ」と銘打った製品で、姿勢と座り心地を大学と共同研究で検証しているんですよ。肌にやさしいウレタン積層クッション構造もポイントです。部位に合わせた硬さと形状になっていて、たとえば背もたれ部分は耐久性の高いチップウレタン、お尻に当たる部分は優しい感触の高密度スーパーソフトウレタンという具合です。
部位に合わせた硬さと形状でリラックスできます 座り心地をきちんと検証しています―― 単に角度がつくだけではなくて、椅子自体の座り心地が考えられているのがポイントなんだな。リクライニングもするんですよね?
担当 もちろん。頭部・背部・脚部・膝下の4ヵ所リクライニングにより「中立姿勢」が可能です。
こんな具合にリクライニング―― これはいいな。床にゴロンと置くだけで、理想のリラックス空間が生まれるわけだ。
担当 長時間使用しても、座り疲れしにくいのがうれしいですよね。カラーはブラウン、ベージュ、アイボリーの3色展開です。本体サイズはおよそ幅57×奥行き117〜174×高さ78cm、重量はおよそ9kgとなっています。