Bluetoothキーボードをさっと広げて、スマートフォンやタブレットとペアリング。ちょっとした作業や書き物がはかどる組み合わせですね。最近はカフェなどでそのようなスタイルを実践している人を目にすることもある。しかし、キーボードが大きいと、携帯するには不便という問題が生まれてしまう。
そこで「すごーい! 君はとにかく薄くて軽いフレンズなんだね!」とばかりに現れたのがポケットサイズキーボード 「Wekey(ウィキー)」(2970円)です。
Wekey(ウィキー)。外見としては「薄い板」という感じ 二つ折りなんです。パカっと開きます ほら、キーボードになった持ち運びに便利な折りたたみ式ポケットサイズのBluetoothキーボードです。厚さはおよそ3mm。折りたたみ時でも6mm。重量も95gです。コンパクトさが最大の魅力です。
キーボードを開いて、特定のキーを同時押しするだけでペアリングします。10分以上未使用だった場合は、自動的にオフ状態になります。キーボードを閉じ、もう一度開き直すことで再接続が可能。
なにしろ超薄型であるため、深いキーストロークはさすがに望めませんが、タイプ時にクリック音を発し、指に押した感覚を残します。タイピング音の大きさは、無音から1~2レベルまで調整可能。「それはいらない」という場合なら無音にしましょう。また、キーの反応感度も3段階(弱、中、強)で調整できます。
iPhone 7 Plusと並べると、コンパクトなのがわかります とにかく薄い。折りたたみ時でも薄いとはいえ、キーボードは使ってナンボ。やはり実際に使ってみた人の感想がほしいところ。そこで、iPad mini 4ユーザーであり、Bluetoothキーボードも併用することが多いという、編集部のヤング・フレッシュ(25歳)サンキュー鈴木が試してみました。
●編集部のヤング・フレッシュ
サンキュー鈴木(25歳)が試した
ポケットにスッと入る薄さ、そして入れたことを忘れそうな軽さ、単純にスゴイです。ほかの要素は無視して、薄い・軽いを重視するなら最高のBluetoothキーボードだと思います。
そして、すごく上級者向けの製品というか、『わかってる人』向けの製品だと思います。ITリテラシーが高い人、Bluetoothキーボードに慣れている人、Bluetoothキーボードを何台も持ってる人は、持っておくと使いたいときが来るかもしれません。
もしかしたら、タブレットよりスマホ向けかなーと思いました。スタンド化するスマホケースとかを元々使っているなら、スマホが一気に文章作成ツール化してくれると思います。スマホとWekeyだけ持って出かけて、カフェでこのキーボードを使って作業をする。最高にスマートです。
逆に、職場や自宅でじっくり腰をすえて入力するというならば、Wekeyの良さであるコンパクトさが必要ありません。文章入力の機会がかなり多いなら、キーボード付きケースなどのほうが便利だと感じる人も多いでしょう。
開いて電源オンは便利です。ただ、キーを押すときの電子音がイヤだったので音を消しましたが、するとキーが反応したかどうかちょっとわかりにくくなります(なのでタッチ音、最初から必要ないだろとは思いません。家とかなら使うかも)。ブラインドタッチがしっかりできれば大丈夫なんでしょうが、難しいです。感度調節も慣れが必要かもしれませんね。すべりどめゴムは気が利いていてよいと思いました。
……とのことでした。長時間バシバシ入力するという用途よりは、短時間ではあるけれどもフリック入力ではさすがにやりにくい、というときに活躍するガジェットだと思います。
スマホとあわせて使うと、驚きの携帯性が生きる折りたたむとマグネットで固定されるため、移動中に開いてしまう心配がありません。生活防水仕様のため、万が一、水やコーヒーをこぼしてしまった場合でも、拭けばOKです。キーの間に溝がなく、異物やホコリが入らないのも長所ですね。
リチウムポリマーバッテリー内蔵で、microUSB経由で充電します。フル充電して毎日1時間使用した場合、30日間は充電がいらないとしています。カラバリはホワイトとブラックの2色。この機会にどうでしょう。