現状、Oculusは開発キットであるが公式HPで誰でも予約し、350ドル(約3万5700円前後)で購入できる。一部のインディーズゲームデベロッパーなどが対応ゲームを公開しており、ダウンロードすることで遊べる。
今回、秋葉原の『G-Tune:Garage』でOculus Riftの試遊を行なっている、マウスコンピューターさんに取材して、実際“DK2”を入手したらどれぐらいの性能のPCがあれば楽しめるのか聞いてみた。
コンシューマーマーケ営業統括部
プロダクトマネージャー
杉澤 竜也氏
DK2だとミドルクラスのGPUが安心
編集部:OculusがDK1からDK2にパワーアップしましたが、どんなスペックのPCが適切と考えていますか?
杉澤:秋葉原にあるショールーム(G-Tune:Garage)でOculusのDK1を展示していますが、液晶が720pなのでGTX650M搭載ノートでも結構動きます。しかし、いち早くDK2に触れた開発者の方々によると、液晶がフルHDになったぶん、負荷も高いとのこと。デスクトップならGTX760、ノートならGTX870M以上のGPUだったら安心と考えております。
編集部:Oculus推奨PCなどは検討されていますか?
杉澤:Oculusは確実にゲームの世界を変えるデバイスですが、現状ではニッチなデバイスなので製品化の計画はありません。ただ個人的にはDK2もラクに動かせる強力なGPUを搭載した小型PCが欲しいですね。
編集部:ゲームメーカーとのコラボなどは考えていますか?
杉澤:大手メーカーよりも同人やインディーズ系メーカーのほうがOculusの熱が高いんです。G-Tune:Garageで展示しているフライトシムも、同人メーカーのほうからアプローチを頂いたものです。また、ゲームではありませんが、部屋のレイアウトソフトと連動して弊社の“G-Tuneちゃん”の家をOculusでのぞけるようなデモも考えております。
↑秋葉原にある『G-Tune:Garage』では、フライトシム用のコントローラーとOculus Riftで『Raiders Sphere 4th』の体験が可能だ。
NEXTGEAR i640SA1
DK2を楽しむならGeForce GTX760以上搭載が望ましいということは、同社で言えばデスクトップなら『NEXTGEAR i640SA1』(直販価格14万184円)以上が適正。ノートPCであるならばGeForce GTX870M搭載の『NEXTGEAR-NOTE i790シリーズ』(直販価格15万984円~)以上が必要のようだ。
決して安い買い物ではないので、興味がある人はボーナスを使ってOculusと一緒にPCも一括購入してみるのもアリ。
このほか、週刊アスキー 7/8号(No.985)では、タブレットとBluetoothキーボード、カメラとレンズなど、ボーナスで買うと幸せになれるデジギアの組み合わせを紹介。ぜひご参考に。
●関連サイト
G-Tune公式サイト
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