●アップル
●直販価格 27万9504円
●発売中
精細さと利便性を備えた圧倒的5Kディスプレー
オールインワンPCとして初となる解像度5K(5120×2880ドット)、27インチのディスプレーを採用。'13年に発売されたiMacと同じ最薄部5ミリのデザインを維持しながら、CPUはCore i5-4690、GPUにRADEON R9 M290Xと性能が向上している。また、メモリーは最大32GBまで増設可能となっており、電源付近のバックパネルを開けてユーザーの手で増設できる。エンタメからクリエイティブまで幅広く活用できる仕様だ。
↑メモリーは最大32GBまで増設可能。最大の特徴である5Kディスプレーを見てみると、まず画面密度218dpiの精細さに驚く。2メートルほど離れた状態では、27インチ2560×1440ドットのiMacとの差は感じられないが、70〜100センチまで近づくと、肉眼ではドットが確認できない。まさに“Retina”(網膜)の名にふさわしい高精細さだと実感できた。
↑27インチiMacの109dpiから、倍となる218dpiに向上。肉眼でハッキリわかる差だ。複雑なUIや項目の多いソフトウェアを表示した場合、コンテンツをほぼ等倍で表示しながら作業を行なえる。4K映像であれば、ドットバイドットプレビューで編集もでき、作業効率の大幅なアップが見込める。
セミプロレベルの色彩と余裕のある処理能力
コントラスト比は従来よりも向上しており、高効率なLEDバックライトを採用し、さらに空気層を減らすことで、輝度もしっかりと確保。グレアパネルの反射も抑えられている。気になる色は、公式で“数百万色以上対応”と表記がされているが、実際に写真を処理してみたところ、sRGBレベルであれば問題ない。シビアな色彩を要求される場面では別途ディスプレーを用意する必要があるが、発色傾向もほぼフラットで扱いやすい。
画面解像度は5Kだが、内部的には6400×3600ドットを縮小して表示しているため、性能的な懸念を感じるかもしれない。しかし、今回の構成で2400万画素のRAWデータを10枚ぶん横断的に処理してみたがサクサク動作。性能的にも申しぶんない1台だ。
↑ソースを4K表示したまま作業を行なえる。●おもなスペック
ディスプレー 27インチ(5120×2880ドット、218dpi)
CPU Core i5-4690(3.5GHz、最大3.9GHz、4コア/4スレッド)
GPU RADEON R9 M290X(GDDR5 2GB)
メモリー PC14900 DDR3 4GB×2(最大32GB)
ストレージ 1TB Fusion Drive
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth4.0
OS OS X 10.10
インターフェース USB3.0×4、Thunderbolt2×2、ギガビットLAN、SDXCカードスロットほか
サイズ/重量 650(W)×203(D)×516(H)mm/9.54kg
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