ワイナリー"朝日町ワイン城"レポ続き
タイトルに“Part2”とつけましたが、Part1と付けた記事、ないんですよね。一応、先週に掲載した山形の朝日町ワインのレポートの続きのなので、山口百恵の名曲をイメージしてのタイトルですが、例のプレイバックってPart1あったのですね。知らなかった……。樽熟成庫を見させてもらった
はい、ではなぜ続き記事があるのか。
実は通常の見学のあと、酔っぱらってあまりにギラギラと酒好きオーラを放っていたからか(正直取材って頼み込みましたけどね)、通常は公開していない木樽が並ぶ熟成庫を見させてもらいました。
樽が並んだ倉庫はひんやりと涼しく、入った瞬間から「ふわ~ん、ふわ~ん」とワインの芳香が漂っていました。なんとも心が浮き立つ香り!
今回のナベコはこの感動を川柳的のように5・7・5で詠むことにしました。数年前に週刊アスキーの紙面でこっそり川柳コーナーをやっていた名残ですね。人に歴史あり。
「ワイン樽 さすがにいっきは できないな 」 樽を見ると、側面が赤くなっているじゃないですか。これはワインが樽から染み出てきているわけではなく、熟成期間中に樽の上部から品質を確かめるために時おり中身をくみ出すので、その時にこぼれたり、減ったワインをつぎ足しで注入した時に溢れて、このようになってしまうんですって。
赤い樽ってステキですよね。ウイスキーとかと異なり、ワイン奈良ですね。
ただ今ワイン発酵中!
お次はですね、こちらも通常は公開していない発酵タンクを見させていただきました。
砕かれたブドウは発酵タンクで数日間発酵するすることによって、含まれた糖分がアルコールに変質していくんです。
この日は特別に、発酵し始めてわずかしか経っていない状態のワインをいただきました。ワインの元の状態をいただけるなんて感激。
飲んでみると、まだアルコールがあまりできていないので、ブドウの素朴な甘みがしてジュース状態でした!
レトロなブランデー蒸留装置も
さらにですね、ブランデー蒸留装置を見せてもらいました。
前回もご紹介したように、朝日町ワインでは『ブランデーエスポワール高野』を販売しています(これがめっちゃ旨いのです)。これが非常におもしろいです。製造自体は5、6年ほどストップしているということですが、蒸留装置は今にも動き出しそうな独特な存在感を放っていました。
まるで中世の錬金術に使うような、ミステリアスな装置。左側にワインを入れて、時間をかけて蒸留させていくんですって。
右側の赤いタンクから、最終的に一滴ずつ蒸留されたワインが抽出されます。
蒸留装置の色合い的に、私はなんとなくハクション大魔王に出てくるツボを思い浮かべてしまいました。
ワイン嬢と呼ばれたい!
さて、とても楽しかったワイナリー見学。朝日町ワインは、別名“ワイン城”と呼ばれているのですが、私は白の姫になってワイン嬢になりたいです。王子さまはどんな人になるかしら。うふふふ!
「ワイン城 姫はわたしよ ワイン嬢」おあとはよろしいようで!
朝日町ワイン
住所:山形県西村山郡朝日町大字大谷字高野1080
営業時間:9時~17時(冬季は16時まで)
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