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夜の美容院ばなし:ナベコの取材日記
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夜の美容院ばなし:ナベコの取材日記

2015-09-30 21:00
     ごきげんよう、ナベコです。

     ふだん、食べ物のことばかっかりなので、たまには違ったことも書かなくてはと思い、今回はファッションに関するネタです。
     ファッションといったら、ヘアースタイル。

     少し前に、夜遅くまで開いている美容院を探して行ったところ、客は私が最後のひとり。美容師さんもひとりきり。夜遅くの美容室でたんたんと会話を交わしたので、その内容を再現します。

    ナベコの取材日記

    ――遅い時間にやってきてすみません。

    美容師さん「いえいえ、営業時間ですから」

    ――いや、本当にすみません。本当は休日の朝イチとかに来たかったんですけど、タイミングが合わなくて。

    美容師さん「全然大丈夫ですよ」

    ――……すごい前なんですけど、やっぱり遅い時間に美容院来たときに、担当してくれた人がとても眠そうなオーラを放っていて。このままだと適当に切られちゃうって危機を感じて、私、一生懸命自虐的なネタで笑いをとって、その人を目覚めさせようとしたんですよ。疲れました。その時以来、美容院は早めに来ようと思ってたんです。

    美容師さん「ははは。そうですね、朝からずっと入っている場合、立ち仕事なのでね」
    ――そうですよね。

    (・・・沈黙・・・)

     

    ナベコの取材日記

    美容師さん「雑誌、大丈夫ですか? 取り替えますか?」

    ――大丈夫です、読んでますんで。あの、出す雑誌ってどうやって選んでるんですか?

    美容師さん「それはその人の服の雰囲気を見て、とかですよ」

    (なお、この日の私に出してくれた雑誌は、withとar。妥当なチョイスでしょう)

    美容師さん「あと、雑誌を反対側にめくっている人は、だいたいもう読み飽きたんだんだなって思って声かけます」

    ――そうなんですね、すごい! 私、渡された雑誌が年齢より上めのだとショック受けます。

    美容師さん「ああ、そういいますよね」

    ――前、婦人週刊誌を渡されて。

    美容師さん「ははは。お客さん、成人式前くらいじゃないんですか?」

    ――ちょっ、いやいや。そういうの言われると、一瞬本気にしたくなるけど、でもお世辞なんだって自分に言い聞かせて、心が屈折していくのでやめてください。

    美容師さん「ははは」

    ――ところで、婦人週刊誌ありますか?

    美容師さん「あ、うちはおいてないです」

    ――わかりました(読みたかったけど)。

    (・・・沈黙・・・)

    美容師さん「お客さん、お仕事はパソコン使いますか」

    ――はい、一応オフィスワークみたいなもんなんで、パソコンやりますね。

    美容師さん「ずっとパソコンと向かいっぱなしだと肩凝るでしょ」

    ――そうですねー。たまに外も出ることもあるんでけど、凝りますね。

    美容師さん「ははは。職場の人とご飯食べに行ったりしますか」

    ――時間帯があまり合わないんで、そこまで多くないですね。

    美容師さん「シフト制なんですか?」

    ――シフトじゃないんですけど、みんな何してるかよくわからないんです。帰り時間もバラバラで。それとお酒飲む人少ないんですよ。

    美容師さん「へえ、さみしいですね」

    ――でもたまに、ピザ取ってくれて、みんなで食べます。

    美容師さん「いいじゃないですか。ピザ最近全然食べてないです」

    ――でも、そんな時に限って、ご飯食べた後で腹一杯だったりするんですよ。

    美容師さん「ピザ、ゲリラで来るんですか?」

    ――ゲリラです。

    美容師さん「ははは」

    ナベコの取材日記

    美容師さん「自衛隊の人とか、どうですか? 好きですか?」

    ――自衛隊の人ですか。えーと! 会ったことがあまりなんで、ちょっとよくわかないです。

    (・・沈黙・・)

    美容師さん「うちにいるスタッフの子で、おもしろいんですけど、自衛官が好きで、ずっと付き合っていた自衛官の彼と別れたけど、その次にもまた自衛官と付き合っている子がいるんですよ」

    ――自衛隊の人が好きなんですね(なんでその話を、私に?)

    美容師さん「すごい好きみたいですねー。いますよね、自衛隊を好きな女の子」

    ――自衛隊の人だと、硬派そうですよね。浮気とか絶対しなそう。

    美容師さん「いや、そうでもないみたいですよ。その子の彼、けっこうやんちゃで泣かされたみたいですよ」

    ――でも、また自衛官と付き合うんですね。

    美容師さん「ははは、そうなんですよ」

    (・・沈黙・・)

    ――帰りに、買い物していきたいんですけど、この近く買い物できるところありましたっけ?

    美容師さん「とおりの向こうの道入ったところに、○○ってスーパーありますよ」

    ――見かけたことはあったけど入ったことはなかったです。

    美容師さん「あそこ深夜までやっているので、僕よくつかってるんですよ。この時間だと煮物系の惣菜安くてけっこういいですよ」

    ――じゃあ帰り寄ってみますね。

    美容師さん「あそこたまに、包丁を研ぎの人が来て、ただで包丁で研いでくれることがあるんですけど、すごいいですよ」

    ――ハサミ研いでもらうんですか?

    美容師さん「ははは、ハサミは出さないです。普通に家で使っている包丁です。研いでもらったあと、スパスパと切れ味がよくて。本当に感激しますよ」

    ――包丁、研いでもらったことないんで、出したいです!

    美容師さん「ははは、本当に感動しますよ」

    (・・沈黙・・)

    美容師さん「夜ご飯、つくるんですか?」

    ――もう遅いんで、なんか惣菜にします。ご飯というより、酒のつまみですね。

    美容師さん「お酒飲みまむんですか?」

    ――毎日飲んでます。

    美容師さん「どれくらい飲むんですか?」

    ――けっこう飲みます。

    美容師さん「すごいっすね。ワインはどうですか?」

    ――ワインも飲みます。

    美容師さん「僕、最近ワインにハマってて、よく飲むんですけど、スーパーでありますよね、すごいでかいワイン。あれいいですよ」

    ――ああ、2Lくらいのでかいペットボトルのワイン。

    美容師さん「あれすごいですよね」

    ――でっかいですよね。

    美容師さん「あそこのスーパーで売ってますよ」

    ――買って帰ろうかな。

    美容師さん「ははは」

    (・・沈黙・・)

    美容師さん「……では、ありがとうございました。2ヵ月以内にお越しいただけると、割引になります。次回の予約とか、入れておきます?」

    ――ちょっと予定がわからないので、また、そのときに連絡します。

    美容師さん「はい、ではお気をつけて」

    ――本当に予定わからないんですよ。

    美容師さん「ははは」

    (美容師さん、ドアの外まで出て送ってくれる)

    ――これから、レジの締め作業とか、片付けですか?

    美容師さん「そうですね。まぁそんなに時間かかからないです」

    ――遅い時間にきてしまって……。

    美容師さん「とんでもないです、時間かかってすみませんでした。今日も飲むんですか?」

    ――はい、飲みます!

    美容師さん「気を付けてください、あ、そこ段差があるので」

    ――ありがとうございました。では(ペコ)。

     

    ・・・以上、夜更けの美容院の美容師さんとの会話でした。だからどうした、と思うかもしれませんが。だからどうなんでしょう。

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