編集後記「誰でも自分のメディアを持て、プロの表現者が生まれる世界をつくる」（ブロマガプロフェッショナル監修 深水英一郎）

みなさんはじめまして、本誌監修の深水英一郎です。

私はテキストコンテンツにはずっと興味を持っていて、かつてはメルマガサイトを立ち上げ、今はニュースサイト「ガジェット通信」の運営をやってます。テキストに囲まれ、忙しくも平和で楽しい日々を送っていましたが、謎の人物kawangoに捕獲され、気づいたらこれを書いてました。

そんなわけで、今月からブロマガ著者・発行者の皆さんにこの「ブロマガプロフェッショナル」をお届けしてまいります。

ここでは、ブロマガの誌面づくりや動画・生放送制作に役立つ情報、購読者を増やすノウハウなどを集め、掲載していけたらと考えています。編集部発信のみではなく、著者さんにもインタビューなどできたらいいなーと思ってます。

実はこれまでほとんど表に出ていなかったのですが、ブロマガ編集部には数十名のスタッフがいて、毎日朝から夜までブロマガの改善や会員数を伸ばす方法について熱く議論したり、新しいジャンルでの新しいブロマガの事例をつくるために走り回ったりしています。

このまま編集部は裏方に徹する……　でも良かったのかもしれませんが、日々の活動で得た情報を著者の皆さんへお届けすることも重要な仕事だと考えました。

そしてなにより、このブロマガを発展させることによりネットメディアの世界を少しでも良くしていきたいと考えており、そのためにできることは積極的にやっていこうと考えています。まずは編集部自身が情報発信をおこない、利用していただいている著者さんとできるだけオープンな形でやりとりをしていきたいと考えています。

今回、メルマガスタンド「夜間飛行」の井之上達矢さんにもブロマガ編集部に入っていただくことになりました。ブロマガコンテンツ全体や個々のブロマガについて一緒に考えていただいています。コンテンツの構成から文章の書き方までそれぞれのブロマガの内容にあわせた細やかなアドバイスなどもいただいています。本誌では「どのブロマガでも共通する話」を抽出して連載いただくことにしました。ブロマガのみならずあらゆるテキストコンテンツに関わる方にとって、ためになる連載となることでしょう。

私は昔『まぐまぐ』というメルマガ配信プラットフォームを作ったのですが、作った当時は「メールが雑誌になるなんて、あるわけないじゃん」といわれることもありました。しかし私がその時夢見たのは「誰でも自分のメディアを持ち、さらにその中からプロの表現者が生まれる」という世界でした。

まさに今はそういう時代です。そういうことができる時代になってきているのです。

購読者向けの定期配信プラットフォームとして、新たに開発されたこの『ブロマガ』はテキストから動画、生放送など先端の機能を備えています。メールを使って定期的な購読料を徴収する仕組みはありましたが、ウェブでそれを実現したものはこれまでありませんでした。ウェブでの記事配信のみならず、それ以外の機能も充実しています。まさに夢がいっぱい詰まったプラットフォームだなと感じます。しかし、様々な機能を備えていても、それを使って表現するのはやはり人です。それが表現プラットフォームづくりの面白さでもあります。

この『ブロマガ』というプラットフォームを使ってなにができるか。どう使っていけばいのか。
より多くのみなさんと共に考え、お伝えできればいいなと思っています。
そして、私たちの想像を超える使い方をしてもらいたい。

この場所からプロとして活動する人が一人でも多く生まれたら幸せです。

※本件に関するお問い合わせはこちらのメールフォームよりお願いします。
http://ch.nicovideo.jp/blopro/letter