村上裕一/梵天編集部さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
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◆╋◆ めるまが bonet -1st season-
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◆ 第1号 12.12.19
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読者のみなさんはじめまして!『めるまがbonet』爆誕です。
このメルマガの案内役、梵天使ぼんちゃんともうします。
『ヱヴァQ』公開で盛り上がった飼い主・村上裕一くんから
「メルマガを創造せよ」と命令を受けたので作ってみました。
ただいまお試し運転中です。どうぞよろしくおねがいします♪
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├○ 今
│ 回【1】GHOST CRITIQUE [第1回]
├○ の【2】『ヱヴァQ』最速座談会・村上発言集 [ 上 ]
│ 目【3】『ヱヴァQ』ネット言説ひろい読み! [第1回]
├○ 次【4】編集後記(ぼんちゃんのお部屋)
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【1】GHOST CRITIQUE [第1回]
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キャラクターの零度、あるいは真空地帯について
村上裕一
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『ヱヴァゲリヲン新劇場版:Q』を観ていて素朴に抱いた疑問があ
る。それは「なぜこの大地は赤いのだろうか」というものだ。実際、
この赤い大地は作品のいちばん最後に背景としてはっきりと登場し、
象徴的な存在として強調されている。物語の終わり、世界に投げ出
された3人の少年少女たちは、その地平線の向こうへと歩いて行く
のであるから、このシーンに強い印象を持たないわけにはいかない
だろう。なぜ赤いのか。もちろん、それがサードインパクトのもた
らした帰結なのだと結論づけることはたやすい。しかし、私の疑問
はそういうことではない。この結末は、キャラクターの置かれた磁
場の象徴として、いかなる内容を持っているのかが私の疑問である。
『THE END OF EVANGELION』(『EoE』)
のラストシーンを思い出せば明らかなように、もともとの『新世紀
エヴァンゲリオン』において赤という概念と結び付けられていたは
ずの対象は海だった。そして、『ヱヴァゲリヲン新劇場版:序』は、
まるでその世界との連続性を物語るかのように、赤い海の情景から
始まっていた。にもかかわらず、今回のラストシーンで強調された
のは大地である。もちろん、それが海だったとしたら、そこは沈み
込んでいくばかりなのだから、立って歩くことなどできないではな
いか、という身も蓋もない指摘がありうるだろう。その指摘はいっ
けん馬鹿馬鹿しく見えるかもしれないが、案外、重要な問いを秘め
ている。というのも、まさにこの赤い大地は、シンジたちに立って
歩いてもらうために存在しているからだ。
しかし、立って歩くというのはどういうことなのだろうか。これに
ついては、海のイメージが、碇ユイという母性と密接な関係にあっ
梵天使ぼんちゃんです!
年末年始でぼんちゃんがふわふわ浮かれている間に
たくさんのコメントをいただいて、とってもびっくり&感激です。
みなさんの熱い議論に参加したいのですが、
ぼんちゃんはまだエヴァンゲリオンのことよく知らないので……、
めるまが編集部からもお礼を申し上げるように伝えておきますね!
今年も、ぼんちゃんと『めるまがbonnet』をよろしくお願いします!
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