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どうも、
管理者のNDです。
11月02日は、
日向灘地震(1931)から87年です。
この地震は前回説明した外所地震よりは一回り小さい地震ですが、
それでも宮崎~山口までの広範囲で震度5を観測し、
高知県の室戸岬で85cmの津波を、土佐清水市で50cmの津波も記録しています。
宮崎市の内海沖で、以前にも説明したことのある"海震"の報告もあがっています。
この地震で1人が死亡しました。
今回は、
「一回り小さい地震の存在」をテーマにお伝えしていきます。
今回のテーマのような地震は、想定されたクラスよりは一回り小さい地震です。
よく各都道府県・自治体で推測されている大地震は内陸ならM6後半~M8、
沖合ではM7.5~M9.1と、高い規模のマグニチュードが設定されています。
一回り小さい地震であれば当然被害は小さくなるのですが、
気を付けなければならないのは、発生頻度が高くなることです。
日向灘をはじめ、宮城県沖や三陸沖など、沖合の地震では
想定よりは一回り小さいながらも、被害を起こす規模の地震がたびたび発生しており、
その頻度は、俗にいう想定地震よりは周期が短く長いスパンで見れば比較的頻度が高いです。
沖合の地震ではおおよそ十数年~数十年の周期で設定されており、
一生を同じ地域で過ごす人にとっては、一度はそこそこ強い地震に見舞われることがあると
いっても過言ではありません。
このような地震で起きる被害の想定を考えてみました。
よくある被害は、全国で言えることなら家屋損壊や津波注意報レベルの被害や情報、
交通機関の一時的な停止などが多くなります。
沖合の地震であれば、やや強い揺れ程度までに収まるので
すぐ近くの沿岸で発生しない限りはまだ心配性は低いです。
直下型地震の場合では、想定より小さい地震が起きることさえ稀な事象ではあるのですが
M6を超えるだけで、停電・断水被害は発生しうる為、一回り小さい地震でも油断はできません。
ちなみに、目安には、M1大きくなると頻度は約10分の1程度になるともいわれています。
世界ではM5は毎日、M6は週1程度、M7は月1程度、M8が年1程度、M9が10年に1度程度で、
日本が世界の約1割が地震を受けているとするなら、
M4=毎日、M5=週1、M6=月1、M7=年1、M8=10年に1度、M9=100年に1度程度
と、それぞれずれます。
この頻度はブレはありますが大体あっているので、参考にすると良いと思います。
話がそれましたが、つまり再来感覚が100年で設定された想定M8.0の地震だった場合は、
10年に1度はM7.0の地震に見舞われる可能性も十分にあるということになります。
とはいえ、同じ地域で再来する可能性は低く来るときは規模もM7.3といった形になるので、
しっかり10倍ではなく4~5倍ぐらいが現実的と言えます。
実際に日向灘地震では、この地震以降約10~30年ぐらいの周期でM7前後の地震が起きています。
さらに、実は関東でも周期的に地震が再来している震源が存在します。
それが千葉県北西部震源の地震です。
この地震は前回2005年7月23日にM6.1の地震が発生しました。
その25年前に1980年9月、更に1956年、1928年と繰り返しM6級の地震が起きており、
ほぼ25年間隔で首都直下型地震の想定より一回り小さい規模の地震が繰り返し起きています。
4連続で5年以上の誤差なく刻んでいる周期が今後も続くのであれば、
次は2030年前後に、M6級の地震が南関東一帯を襲うことになるとされているようです。
但しこの地震は、一応震源が陸域ですが海溝型地震の一種になっています。
比較的短い周期で起きている地震は他にも、
・色丹・択捉島沖地震(約10年でM7.1前後)
・十勝沖・根室沖地震(約15~20でM7.1前後)
・釧路沖地震(約25~30年でM7.5前後)
・宮城県沖地震(約35~40年でM7.5前後)
・茨城県沖地震(約21年でM7.0±0.3程度)
・芸予地震(約60~70年でM7.0±0.4程度)
比較的これらの地震は周期がある程度合致している固有地震になります。
いずれも沖合としてはそこそこの規模~まだ耐えうる規模なのですが、
決して油断はできない被害地震を引き起こす地震と言えます。
直下型地震はこのような定期的・周期的といったワードはより確認し辛いのですが、
全国無数にある活断層を考えると、過去に自分の地域が少し強い直下型に見舞われているなら
大体そこは10年に1度程度M5前後の地震は起きます。驚くことが多くなると思いますが、
決してびっくりせずに、このぐらいの地震は地球が活動する上に置いて避けられない活動だと
思いながら、揺れが収まった後はプラス思考に考えておきましょう。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
11月02日は、
日向灘地震(1931)から87年です。
この地震は前回説明した外所地震よりは一回り小さい地震ですが、
それでも宮崎~山口までの広範囲で震度5を観測し、
高知県の室戸岬で85cmの津波を、土佐清水市で50cmの津波も記録しています。
宮崎市の内海沖で、以前にも説明したことのある"海震"の報告もあがっています。
この地震で1人が死亡しました。
今回は、
「一回り小さい地震の存在」をテーマにお伝えしていきます。
今回のテーマのような地震は、想定されたクラスよりは一回り小さい地震です。
よく各都道府県・自治体で推測されている大地震は内陸ならM6後半~M8、
沖合ではM7.5~M9.1と、高い規模のマグニチュードが設定されています。
一回り小さい地震であれば当然被害は小さくなるのですが、
気を付けなければならないのは、発生頻度が高くなることです。
日向灘をはじめ、宮城県沖や三陸沖など、沖合の地震では
想定よりは一回り小さいながらも、被害を起こす規模の地震がたびたび発生しており、
その頻度は、俗にいう想定地震よりは周期が短く長いスパンで見れば比較的頻度が高いです。
沖合の地震ではおおよそ十数年~数十年の周期で設定されており、
一生を同じ地域で過ごす人にとっては、一度はそこそこ強い地震に見舞われることがあると
いっても過言ではありません。
このような地震で起きる被害の想定を考えてみました。
よくある被害は、全国で言えることなら家屋損壊や津波注意報レベルの被害や情報、
交通機関の一時的な停止などが多くなります。
沖合の地震であれば、やや強い揺れ程度までに収まるので
すぐ近くの沿岸で発生しない限りはまだ心配性は低いです。
直下型地震の場合では、想定より小さい地震が起きることさえ稀な事象ではあるのですが
M6を超えるだけで、停電・断水被害は発生しうる為、一回り小さい地震でも油断はできません。
ちなみに、目安には、M1大きくなると頻度は約10分の1程度になるともいわれています。
世界ではM5は毎日、M6は週1程度、M7は月1程度、M8が年1程度、M9が10年に1度程度で、
日本が世界の約1割が地震を受けているとするなら、
M4=毎日、M5=週1、M6=月1、M7=年1、M8=10年に1度、M9=100年に1度程度
と、それぞれずれます。
この頻度はブレはありますが大体あっているので、参考にすると良いと思います。
話がそれましたが、つまり再来感覚が100年で設定された想定M8.0の地震だった場合は、
10年に1度はM7.0の地震に見舞われる可能性も十分にあるということになります。
とはいえ、同じ地域で再来する可能性は低く来るときは規模もM7.3といった形になるので、
しっかり10倍ではなく4~5倍ぐらいが現実的と言えます。
実際に日向灘地震では、この地震以降約10~30年ぐらいの周期でM7前後の地震が起きています。
さらに、実は関東でも周期的に地震が再来している震源が存在します。
それが千葉県北西部震源の地震です。
この地震は前回2005年7月23日にM6.1の地震が発生しました。
その25年前に1980年9月、更に1956年、1928年と繰り返しM6級の地震が起きており、
ほぼ25年間隔で首都直下型地震の想定より一回り小さい規模の地震が繰り返し起きています。
4連続で5年以上の誤差なく刻んでいる周期が今後も続くのであれば、
次は2030年前後に、M6級の地震が南関東一帯を襲うことになるとされているようです。
但しこの地震は、一応震源が陸域ですが海溝型地震の一種になっています。
比較的短い周期で起きている地震は他にも、
・色丹・択捉島沖地震(約10年でM7.1前後)
・十勝沖・根室沖地震(約15~20でM7.1前後)
・釧路沖地震(約25~30年でM7.5前後)
・宮城県沖地震(約35~40年でM7.5前後)
・茨城県沖地震(約21年でM7.0±0.3程度)
・芸予地震(約60~70年でM7.0±0.4程度)
比較的これらの地震は周期がある程度合致している固有地震になります。
いずれも沖合としてはそこそこの規模~まだ耐えうる規模なのですが、
決して油断はできない被害地震を引き起こす地震と言えます。
直下型地震はこのような定期的・周期的といったワードはより確認し辛いのですが、
全国無数にある活断層を考えると、過去に自分の地域が少し強い直下型に見舞われているなら
大体そこは10年に1度程度M5前後の地震は起きます。驚くことが多くなると思いますが、
決してびっくりせずに、このぐらいの地震は地球が活動する上に置いて避けられない活動だと
思いながら、揺れが収まった後はプラス思考に考えておきましょう。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。