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どうも、
管理者のNDです。
11月04日は、
1967年弟子屈地震から51年です。
この地震は、負傷者2人にとどまりましたが
道路のひび割れや落石等の被害が出るなどした災害です。
この地震の規模は、M6.5だったのですがこの規模でも
北海道の内陸の全震源中で、20世紀最も強い地震でした。
しかし、21世紀になって胆振東部地震がこの地震を上回る大災害になりました。
今回は、
「普段地震の起きない地域」をテーマにお伝えしていきます。
日本に住んでいる以上大地震はどこにでも起きると思っていいのですが、
現在の地震活動が極端に小さい地域は日本の中でもいくつか存在します。
例えば震源から有感地震の発生事例を見ると、
有感地震記録が日本国内の陸地震源で最も少ない震源は、佐賀県北部です。
2005年4月17日の記録ただ1回しか、未だに地震記録が残されていません。
地域で見ても、これまでに大地震で見舞われていそうでいない地域も
細かく見ていくと出てきます。北海道の神恵内村は今回の胆振東部地震まで、
一度も有感地震を記録したことがない、ただ一つの市区町村でした。
このように、普段から地震に見舞われること自体非常に稀で2~3年に1回
「体に感じる地震があった」程度しか経験したことのない人は、
突如として大地震に見舞われた時は、想像以上に注意が必要です。
まず、揺れの体感ですがなれていないと大きな揺れが来ても
それがまず地震とわからなくなることが多いです。経験が乏しいが故に、
あまりに衝撃が強すぎて、地震ということがわからないのです。
高齢者の方は、直下型地震を「まるで近くで爆発でも起きたかのようだった」
などという人もいる程、大地震が一瞬"地震なのか"ということさえ、判別できないのです。
逆に若者の多くは、派手な交通事故がすぐ近くで起きた時に
「大地震でも起きたのかと思った」と言われることがあります。
逆手に取れば、それぐらいの衝撃ということになるのです。
幸い、そのような地震に見舞われることは一生に1~2度経験するかどうかの確率ではありますが、
"地震である"と判別することがまずは、重要になります。
そこで、その面でも当放送をはじめとして、緊急地震速報や強震モニタが役に立ってきます。
「後出し」は必ずしも無意味というわけではありません。
地震で間違いないという認識を持つ為にもぜひ活用してください。
普段地震が起きていなさそうな場所だからこそ、重宝します。
停電も視野に入るので、テレビや携帯などの媒体など複数持つとより災害面に強くなります。
次に、建物ですが、普段から地震に見舞われていない為にその地域の建物は、
古い家屋が多いことがあります。故に耐震基準を満たしていない住宅や空き家が残されているという
ことがあり、自分の家が仮に平気であったとしても避難の際に倒壊した家屋の瓦礫が障害になる
ケースもあります。そればかりか、火災が発生すれば木材なら道路をつたってしまうので
被害が拡大する懸念も存在します。今全国の自治体で空き家の放置が問題視されていますが、
いざ大地震が起きれば、二次災害が発生しやすくなる面でリスクを伴います。
衰退しつつある町でかつ普段地震が起き辛い地域は、空き家の多い地区や古い家屋や狭い道だけど
そこそこの住宅地であればあるほど、どこが危険地域なのかを推測しておかないといけません。
そして地形そのものですが、普段から地震が起きていない場所が突如として地震に見舞われた場合、
元々土砂災害が起こりやすい地域や、崩れやすい地盤が一気に崩落する可能性があります。
北海道胆振東部地震では、無数の土砂崩れが厚真町に起きたのもあの地域一帯では
強い直下型地震の経験がほとんどなかったことにより、至る所で土砂災害が起きたとも言えます。
災害のこなさすぎは、いざ来てしまった時に脆弱な地形を崩壊させます。
ただ単に地形もまた"老朽化"しているだけでなく、
本来震度5強程度の揺れでさえ崩れるレベルのものまで
まとめて大地震で崩れてしまう意味で、危険なのです。
普段地震がない地域の人は、ハザードマップをより意識しておくことをお勧めします。
今回は3場面にわけて紹介しましたが、
普段地震の起きない地域ほど、いざ来た時の被害・恐怖感は甚大なものになります。
皆さんの中でも震度1でだいぶ驚くような人もいるでしょうから、
そういった地域に住んでいる人こそ、来られても大丈夫なような訓練をしておきましょう。
大地震はそれまでの活動など関係なしに突然来るものです。
稀に前兆たるものはありますが、大地震か否かの見分けを、
来る前に断定することは極めて困難です。現状の人類には到底不可能ですから、
地震が多くなっても、ずいぶん静かになろうとも、おかまいなしなものだと考えてください。
故に、いつ来ても大丈夫なような心構えをいち早くする必要があります。
震災が来てから公開することのないように、してみてくださいね。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
11月04日は、
1967年弟子屈地震から51年です。
この地震は、負傷者2人にとどまりましたが
道路のひび割れや落石等の被害が出るなどした災害です。
この地震の規模は、M6.5だったのですがこの規模でも
北海道の内陸の全震源中で、20世紀最も強い地震でした。
しかし、21世紀になって胆振東部地震がこの地震を上回る大災害になりました。
今回は、
「普段地震の起きない地域」をテーマにお伝えしていきます。
日本に住んでいる以上大地震はどこにでも起きると思っていいのですが、
現在の地震活動が極端に小さい地域は日本の中でもいくつか存在します。
例えば震源から有感地震の発生事例を見ると、
有感地震記録が日本国内の陸地震源で最も少ない震源は、佐賀県北部です。
2005年4月17日の記録ただ1回しか、未だに地震記録が残されていません。
地域で見ても、これまでに大地震で見舞われていそうでいない地域も
細かく見ていくと出てきます。北海道の神恵内村は今回の胆振東部地震まで、
一度も有感地震を記録したことがない、ただ一つの市区町村でした。
このように、普段から地震に見舞われること自体非常に稀で2~3年に1回
「体に感じる地震があった」程度しか経験したことのない人は、
突如として大地震に見舞われた時は、想像以上に注意が必要です。
まず、揺れの体感ですがなれていないと大きな揺れが来ても
それがまず地震とわからなくなることが多いです。経験が乏しいが故に、
あまりに衝撃が強すぎて、地震ということがわからないのです。
高齢者の方は、直下型地震を「まるで近くで爆発でも起きたかのようだった」
などという人もいる程、大地震が一瞬"地震なのか"ということさえ、判別できないのです。
逆に若者の多くは、派手な交通事故がすぐ近くで起きた時に
「大地震でも起きたのかと思った」と言われることがあります。
逆手に取れば、それぐらいの衝撃ということになるのです。
幸い、そのような地震に見舞われることは一生に1~2度経験するかどうかの確率ではありますが、
"地震である"と判別することがまずは、重要になります。
そこで、その面でも当放送をはじめとして、緊急地震速報や強震モニタが役に立ってきます。
「後出し」は必ずしも無意味というわけではありません。
地震で間違いないという認識を持つ為にもぜひ活用してください。
普段地震が起きていなさそうな場所だからこそ、重宝します。
停電も視野に入るので、テレビや携帯などの媒体など複数持つとより災害面に強くなります。
次に、建物ですが、普段から地震に見舞われていない為にその地域の建物は、
古い家屋が多いことがあります。故に耐震基準を満たしていない住宅や空き家が残されているという
ことがあり、自分の家が仮に平気であったとしても避難の際に倒壊した家屋の瓦礫が障害になる
ケースもあります。そればかりか、火災が発生すれば木材なら道路をつたってしまうので
被害が拡大する懸念も存在します。今全国の自治体で空き家の放置が問題視されていますが、
いざ大地震が起きれば、二次災害が発生しやすくなる面でリスクを伴います。
衰退しつつある町でかつ普段地震が起き辛い地域は、空き家の多い地区や古い家屋や狭い道だけど
そこそこの住宅地であればあるほど、どこが危険地域なのかを推測しておかないといけません。
そして地形そのものですが、普段から地震が起きていない場所が突如として地震に見舞われた場合、
元々土砂災害が起こりやすい地域や、崩れやすい地盤が一気に崩落する可能性があります。
北海道胆振東部地震では、無数の土砂崩れが厚真町に起きたのもあの地域一帯では
強い直下型地震の経験がほとんどなかったことにより、至る所で土砂災害が起きたとも言えます。
災害のこなさすぎは、いざ来てしまった時に脆弱な地形を崩壊させます。
ただ単に地形もまた"老朽化"しているだけでなく、
本来震度5強程度の揺れでさえ崩れるレベルのものまで
まとめて大地震で崩れてしまう意味で、危険なのです。
普段地震がない地域の人は、ハザードマップをより意識しておくことをお勧めします。
今回は3場面にわけて紹介しましたが、
普段地震の起きない地域ほど、いざ来た時の被害・恐怖感は甚大なものになります。
皆さんの中でも震度1でだいぶ驚くような人もいるでしょうから、
そういった地域に住んでいる人こそ、来られても大丈夫なような訓練をしておきましょう。
大地震はそれまでの活動など関係なしに突然来るものです。
稀に前兆たるものはありますが、大地震か否かの見分けを、
来る前に断定することは極めて困難です。現状の人類には到底不可能ですから、
地震が多くなっても、ずいぶん静かになろうとも、おかまいなしなものだと考えてください。
故に、いつ来ても大丈夫なような心構えをいち早くする必要があります。
震災が来てから公開することのないように、してみてくださいね。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。