どうも、
管理者のNDです。

5月19日は、
棚口地すべり災害の日(1947)から72年です。

この地滑り自体は、時速10数センチの勢いで地滑りが起きていて、
翌日20日まで滑り続けていました。
多量の融雪水によるものとされていて、この地滑りで114の建物を破壊しましたが、
早期の避難等はできたなどから、幸いにして死者は出ない災害でした。

しかし、この数十年後に同じ場所で大規模な雪崩災害が発生しています。
数十年のブランクがある為に、一見無関係そうですが、
この地すべりの影響で雪崩が起きやすい環境がこの地滑りで作られ、
集落まで雪崩が至りやすい地形を作り上げてしまったことが原因とされています。
世代を引き継いでやってきた災害の序章はこんな遠い昔から始まっていたと考えると、
いかに人の無力さがうかがえることでしょう。

今回は、
「正しい防災の呼びかけ方」をテーマにお伝えします。

ちょっときつい言い方になってしまうのは今回ご容赦ください。

ただ、当放送のチャットを見ていると、地震などへの注意喚起が全然できていない人がいます。
というのも、しっかりしている人もいるのですが、
毎日地震に警戒してくださいなんて言っていたら、人に不安を煽っていることになります。
何も脈略もなくただロボットのようにその言葉を繰り返すだけでは、説得性もありません。

もう少し、正しい呼びかけ方を今一度するべきに感じます。
防災に関心を持ってもらう為に、自分が放送内でもやっているスタイルとしては、
地域を書く当放送を活かして、来訪者の地元の話から地震が起きた時にその街が
どのような被害を及ぼすのかなど、話題を関連付けている中で話しています。
もちろん千差万別の人であるのに文字だけでしか伝えられない為に、
色々と難しいですけれど、会話に乗ってくれればそこで初めて、心配なようなら
是非防災対策をしてみてはどうでしょう?と、自然に促すようにしています。

つまるところ、直球に「地震に注意して過ごしてください」なんて言っても意味がありません。
自然な流れで関心を持って接することができて、一人一人に防災を促してもらえるように
するかが重要となります。なので、闇雲にただ警戒を促すコメントはしないでくださいね。

また、オカルトや予言で話題になったものを持ちこんで、
ただ特定の時間を注意するのも正直無意味です。
これらの話題がある意味防災啓発になるという点では一理ありますが、
言い方を間違えるとただ単純に危ないから備えておけと、命令調に聞こえるような
コメントも多少みられることがあります。
不安でしょうがない人が当放送を見に来ることだってあります。
予言等の話題を鵜呑みにして拡散目的で来られるのなら、悪いですがロムっていてください。

自分は100%予言予測なんか当たりっこないとは思っていません。
ただ量が多すぎて、もはやうんざりしているのです。
もし本当に地震が来ることが人に予知できる人がこの世に溢れているのなら、
多分全員が一斉に同じ時間を警戒するはずです。つまるところ、
元をただせばソースが一つ如きの話題が注目されたところで信じる以前の問題です。
そこで、そのような話題が出る時はいい防災啓発の機会だと明るくとらえてしまいましょう。
気になるようであれば、一度そこで防災グッズを備えている人は今一度確認をしてみたり、
ないのであれば、ショッピングセンターなどで防災グッズのコーナー、
サイトでの防災グッズページなどでも見て、どのようなものがあるのかカタログを手に
見てみるのも全然悪くないことです。

月に1~2回ぐらいは話題がでてきますから、
頭では信じず、体では気にするぐらいの気持ちが丁度いいと思います。

常連の人でも結構、防災の促進のつもりが誤って送信し、
受け手に嫌がられがちな文章が見受けられるので、当放送を利用する時も
一度送信する前に、自分の文章がしっかり相手に受け取れるかを確認して送信してみて下さい。
毎回心配症になる必要はありませんが、誤解を生んだ場合はすぐに相手に理解を直してもらえるよう
コメントを放置することだけは避けてほしいです。誤解から自分の事象で確信に変わってしまうと、
余計厄介なことになり、デマを作る原因になってしまうこともあります。

特に確定情報じゃない、噂や現地情報を送信する時は盛らずに第三者が理解できる内容で
発言するようにお願いします。

今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。