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【自然災害メモリアル】第285回:平成16年台風4号上陸(2004)の日 [防災]後追い台風
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【自然災害メモリアル】第285回:平成16年台風4号上陸(2004)の日 [防災]後追い台風

2019-06-11 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    6月11日は、
    平成16年台風4号上陸の日(2004)から15年です。

    この台風自体は死者は出ておらず、勢力も有名になるほど強いものではありませんでしたが、
    2004年は年に10個も台風が上陸した年で、この年最初の上陸がこの台風・この日になりました。
    また、この時期に台風上陸を果たすのもそれなりに珍しく、史上4番目に早い記録です。
    更にこの台風は次の台風と併せて四国に2度6月に上陸する初めての台風ともなりました。
    ※1週間後に接近、上陸した台風は夏至台風。

    この台風は人的被害こそ大きくはならずとも、土砂崩壊や交通機関への影響を生じた
    決して油断できない台風となっています。


    今回は、
    「後追い台風」をテーマにお伝えします。

    6月中旬になってくると、少しずつ沖縄や西日本には台風への意識が出始める月になります。
    台風には複雑な動きをするものもありますが、中でも台風が同時に発生した時は
    複雑な動きになりやすく、藤原の効果で、典型的なコースを辿らないことも多いです。

    その中の一つである後追い台風は、まるで台風同士が意思疎通しているかのような動き方をする
    厄介な進路になります。

    比較的遠い所で同時に発生した台風だと、高気圧の勢力が強いと時々このような形になります。
    まず、先に発達した台風が日本に接近し、猛威を振るった後、
    1~2日は台風一過の良い天気になりますが、太平洋上で停滞していた台風が、
    本来のコースに戻った時に、同じコースをたどることがあります。

    台風の進路仕組みはどうあれ、このようなルートの予測がたった場合は
    最初の台風で痛手を負った建造物や土砂などが次の台風で崩れることがあります。
    大抵は2回目の台風は強くないことが経験上多いですが、同程度の規模の場合も割と頻度あります。

    後追いの台風が予報されている時は、更なる追い打ちの可能性もありますから
    勢力が強くなくても、決して油断することがないようにご注意ください。

    また、わずかな進路の違いでも、風向きや雨量の条件は全然変わります。
    後追いと言えど、全く同じ進路ということはないので、その点にも注意してください。


    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。


    明日は昭和の宮城を襲った、1978年宮城県沖地震(1978)の日です。
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