京都芸術大学が、100%オンラインで学べる修士課程「学際デザイン研究領域」を大学院に開設しました。この社会人大学院は、「旧きを知る文化・伝統の探究力」と、「現在~未来を構想するデザイン思考の創造力」を両軸に、地域や社会の課題を解決し、創造的に働きかけられる人材の育成を標榜としており、最短2年間でMFA(Master of Fine Arts 修士(芸術))の取得を可能とするカリキュラムも用意しているそうです。そこで今回は、この「学際デザイン研究領域」の開設を告知するPRムービーをご紹介します。

感性と意欲を刺激するオンライン環境

公園でタブレットを持つ女性。彼女が電源ボタンを押すと…

感性を揺さぶる前衛的な音楽が流れ、公園の景色が一瞬にしてデジタル化したような不思議な空間に変化しました。

この「学際デザイン研究領域」は、100%オンライン授業というのが大きな特徴。全国的に見ても、オンライン学習による芸術修士課程の開設は初めてなのだそうです。

授業は独自のWebサイトの他、クローズドなSNS「Workplace by Facebook」、web会議システム「Zoom」なども活用。ここ様々な領域で活躍している社会人が集まるため、デザインをとおしてお互い刺激し合い、様々なことを多角的に考察しながら感性を磨いていけそうです。

あらゆる社会人に、探究と創造を。

その後も、学際デザイン研究領域を説明するナレーションと、非現実的なデジタル空間が流れていきます。

そんな中、ふいに現れたのは「学際デザイン研究領域」の顔とも言える早川克美教授。これまで教育工学、学習環境デザイン、情報環境デザインを専門分野に活躍されてきた方です。入学希望者にとっては、教授の個性や人柄も気になるもの。非現実的な映像の中に、人間味のある姿で登場することで、その存在感がより強調されています。

「自らの活動を前進させたいと願う すべての社会人のために」といったナレーションと共に、次々と変化するデジタルアート。その合間に映し出される教授の後ろ姿は、どこか崇高な雰囲気で、視聴者の印象に残るシーンです。

デジタルなアートに生身の人間の姿をコラージュしながら、まるで幻想のような異空間を見せ続けたPRムービーでした。この動画は、社会人をターゲットにした「学際デザイン研究領域」という特殊性から、あえて親しみやすさを排除し、崇高な雰囲気を作り出すことによって、他では体験できない刺激的な場であることを強調しています。内容も一度では飲み込みづらく、何度も見ているうちに探究心を刺激されていく…という流れがイメージできる事例でした。

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