故人が生前、好きだったこと
「あなたの大切な人は、何が好きでしたか?」という言葉と共に、キラキラした海でサーフィンをする人々の様子が流れてきました。
すると、海辺の砂浜に座った男性が、ある話をはじめます。「仕事の合間を見つけては、サーフィンをずっとやっていましたね。やっぱり見ちゃうと、思い出しちゃうんですね。やっぱりちょっと会いたくなりますね…」
男性が話をしている間、彼が思い出している故人の写真や遺品が映り、在りし日の生き生きとした姿を想像させられます。
こちらの女性も、大切な人を亡くした一人。登山が大好きだったお母さまが送ってくれたという写真を見返しながら、「たまに話しかけたりとかしちゃいますね」と、懐かしそうに語っています。
”その人らしさ“がお線香に
ここからは、線香職人が「あの日のおもかげ線香」を制作する場面へ。「大切な人をもっと近くに、もっと側で感じられるように。」という言葉と共に、黙々と作業に取り組む姿が映し出されます。
「コロナの影響で、お墓参りに行けなかったという声をよく耳にしていた」と話す線香職人の高田さん。外に行けなかった分、家の中で故人のおもかげを感じる時間にして欲しいと考えているようです。
高田さんのインタビューの間、ずっと画面に映し出されてきた制作風景。ようやく完成した「あの日のおもかげ線香」は、従来の真っすぐな線香とはずいぶん違い、故人の“その人らしさ”が感じられるカタチになりました。
登山、読書、ゴルフ、サーフィンなど、目を閉じると思い浮かぶ大切な人の姿が重なる「あの日のおもかげ線香」。先ほどの女性の部屋にも、在りし日の母のように登山をする人のカタチをしたお線香が置かれています。
故人を想う人にインタビューすると共に、線香づくりの様子にも密着したこの事例。大切な人を亡くした顧客の気持ちにしっかりと寄り添い、真摯にモノづくりに取り組む姿勢が伝わり、哀しくも心あたたまる内容となっています。在りし日の姿を思い浮かべながら手を合わせる時間が、より特別なものとなりそうな「あの日のおもかげ線香」コンセプトムービーのご紹介でした。
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