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動画ストリーミングサービス大手のNetflixは、日本のホラーゲームを原作とする自社製作ドラマ「バイオハザード」の公開告知を行うにあたり、作品の設定になぞって1人の男性が少しずつゾンビへと変貌してしまう様子を演出したリアルイベントを実施しました。
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カリフォルニア州サンタモニカで行われたイベントは、ガラスケースの中に閉じ込められた被検体の男性を観察するというシンプルなもので、周囲にはバイオハザードの作中に登場する巨大企業・アンブレラの社員に扮したスタッフが観衆に「これ以上近づかないでください、危険です」と注意を呼びかけ、バイオハザードの世界における危険性をリアルな演技で表現しています。
時間経過とともに一定間隔でガラスケースの中はスモークに包まれ、霧が晴れるとそれまで中にいた男性が少しずつゾンビのような風貌へと変わっていき、最初は理性が残った状態で外部に助けを求めていた男性も、夜が訪れると言葉も話せず周囲の人々とコミュニケーションを取ることができなくなってしまいます。
ガラスケースの登場から72時間が経過すると、スタッフの手違いでゾンビが外に逃げ出してしまうのですが、このガラスケースは本編がネットフリックス上で公開されるちょうど72時間前に姿を現しており、ゾンビが外に出てしまったことで本編も視聴可能になったことを伝えていたのです。
TikTokに公開されたイベントの様子は掲載直後に1,500万再生を獲得し、それ以外にも現場に居合わせた多くのユーザーの動画がSNS上で拡散されました。ドラマの世界観を忠実に再現したイベントを現実世界と融合させることで、当日参加した人だけでなくネット上での拡散を狙ったことで作品公開直前に大きな話題を獲得することに成功したようです。
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