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ケチャップをはじめとした調味料を販売する食品メーカー・ハインツは、自社商品が毎年ハロウィンの仮装用に血のり代わりに使われていることに着目し、架空の“吸血鬼インフルエンサー”が仲間の吸血鬼たちにメッセージビデオを届ける設定のブランディング動画「Vegetarian Vampire(ベジタリアンな吸血鬼)」を公開しました。
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今年280歳を迎えるTobyという吸血鬼インフルエンサーが「こんにちは。僕はベジタリアンな吸血鬼のToby。人間の血を飲むのではなく、ハインツのトマトの血を飲んでいるんだ。吸血鬼のみんな、分かっている。きっとベジタリアンな吸血鬼なんて……という偏見を抱いているに違いない。それでも吸血鬼であるならベジタリアンになる道を検討してほしいと思っているよ」と語りかけます。
Tobyに扮するのはTikTokで絶大な人気を誇るインフルエンサーEJ Marcusで、吸血鬼なのに怖くなく、むしろかわいささえ覚えてしまうキャラクターでホラーが苦手な視聴者でも問題なく鑑賞できるようになっています。
「毎週何百ものボトルを消費しないといけないのは大変だけど、それでもベジタリアンになるべきなんだ。きっかけは200年ほど前、とある人間を襲おうとしたときに偶然話し込む機会があったこと。人間たちは日焼け止めやケチャップとか、すごい物をたくさん発明する力を持っているんだ」
最後は「だから彼らを捕食対象としてではなく、友だちとして見ることできっと吸血鬼のみんなの世界は広がると思う。吸血鬼の同志たち、どうかハインツのトマトの血に切り替えてくれ。そしてともに、人間の友だちになろう」とナレーションが流れ、幕を下ろします。
現実世界のインフルエンサーを架空のインフルエンサーとして出演させ、ハロウィンというタイミングに合わせて本来の用途とは異なる使い方を認めることによって、ケチャップ業界を代表するブランドであることを印象的にアピールしました。
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