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「ありがとう。君の漫画愛」海賊版サイトに啓蒙を促す人気漫画61作品とVaundyのコラボ動画
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「ありがとう。君の漫画愛」海賊版サイトに啓蒙を促す人気漫画61作品とVaundyのコラボ動画

2023-03-15 18:30
    漫画の海賊版サイトの啓蒙活動として、漫画キャラクターたちとシンガーソングライターVaundyが「(正規版を読んでくれて)ありがとう」と伝える動画「漫画×Vaundy『ありがとう』」が、3月9日に特設サイト、ABJ公式Twitter、YouTubeで公開されました。

    本動画はABJ(出版者、電子書籍流通事業者、IT・通信事業者、著者権者団体といった複数の関係者で構成される民間団体)が制作し、コラボした漫画61作品は、『進撃の巨人』『BECK』『はねバド!』『あしたのジョー』『君に届け』『ジョジョの奇妙な冒険』『美少女戦士セーラームーン』『ONE PIECE』『東京卍リベンジャーズ』など、日本漫画を代表する名作揃い。

    作品内で描かれた「うれしい」「ありがとう」といった印象的なシーンに、Vaundyが作曲・歌を担当した曲「ありがとう」の歌をのせ、海賊版サイトではなく正規版のサイト、公式アプリ、雑誌、単行本などで作品を読むという“漫画愛”に対し感謝を伝える映像に仕上がっています。

     Youtubeのコメント欄には「こんな神曲、神MVを作ってくれて『ありがとう』!!!」、「ひとコマでどの作品かわかる、漫画家って偉大 そしてVaundyもありがとう! ガチで大号泣」、「これだから漫画と音楽はやめられない。素敵な作品たちをありがとう。」「出版社の違う超有名漫画の一コマを使ってひとつの映像に、なんてロマンじゃん」「いやー、数々の泣いたシーンが 神曲に彩られて今また泣いてる✨」と、本動画に感銘を受けたと思われる熱いコメントばかり。

    映像ディレクションは、Vaundyの『しわあわせ』や『HERO』のミュージックビデオでも監督を務めている児玉裕一さんで、児玉監督がVaundyさんを誘う形で本動画が実現しました。特設サイトには、2人をはじめ漫画家たちのコメントが寄せられています。

    【Vaundyさん コメント】
    ぼく自身のMVでもご一緒していて大好きな児玉監督自ら今回お誘いいただき、この企画に参加しました。漫画のセリフを使って歌詞を作りあげる、という今までにない作業に頭を悩ませましたが、スタッフのみなさんが集めて下さった膨大なフレーズ候補から、作品の持つ熱量をそのまま曲にのせていきました。ぼくも大好きな漫画のコマもたくさん登場する、わくわくが詰まった映像に仕上がってるので隅々まで楽しんでください。日本の誇らしい漫画文化をこれからもみんなで守っていきたいです。

    【荒木飛呂彦先生 コメント】
    海賊版と正規版を区別することは社会にとって深く大切なことです。これからもよろしくお願いいたします。

    【諌山創先生 コメント】
    一漫画読者として、この漫画の世界が存続し続け、より多くの漫画が生み出される環境であり続けることを願っています。

    【いちのへ瑠美先生 コメント】
    大切な時間とお金を使って漫画を読んでくださっている皆さまへ。私も少しでもお返しできるよう漫画を描きます。いつもありがとうございます。

    また動画の公開を記念し、3月31日までTwitterでオートリプライ施策を実施。ハッシュタグ「#今日も海賊版を読みませんでした」と「STOP! 海賊版」の公式Twitter(@stopkaizokuban)へのメンションを付けてツイートを投稿すると、さまざまなキャラクターから感謝の言葉がリプライされるそうです。

    コンテンツにはお金と敬意を払いたい。その為になら日々の諸々を頑張れるので。#今日も海賊版を読みませんでした @stopkaizokuban
    https://t.co/lrtAkxvTyI pic.twitter.com/eBzVdjIwUj

    — ふでだるま (@fudedaruma) March 10, 2023

    ABJによると、漫画がタダ読みされた被害額は2021年に約1兆19億円と試算され過去最悪の状況に。2021年から2022年にかけて、漫画村の後継と言われた巨大海賊版サイト3つが相次いで閉鎖され2022年には被害額が約5069億円と半減しましたが、被害額が約2100億円だった2020年と比べるといまだに2倍の被害額で、さらなる啓蒙活動が必要な現状です。

    海賊版を直接的に否定するのではなく、強い漫画愛を描き、正規版を読んでいる人々へ愛してくれて“ありがとう”と感謝することで海賊版を制する。ネガティブな要素を排除して、“漫画愛”や“漫画の価値”をポジティブに再認識できる、“愛”が勝った施策でした。

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