過去の参加者が撮影した写真で多様な楽しみ方をアピールする、音楽フェスのシズルCM

夏の風物詩でもある音楽フェスは、日本だけに留まらず世界中の音楽好きが熱狂するイベントです。有名アーティストの人気曲を大自然の中で楽しむ夏ならではのイベントを興行的に成功させるために、話題作りからグッズ販売など、運営側はさまざまな手法を活用して集客を試みています。

ルーマニアを代表する音楽フェス・Electric Castleは、より多くの人にフェスの魅力を知ってもらうために過去の参加者たちから集めたリアルな写真を利用したCMを公開しました。

イスラエル出身の人気女性アーティスト・Noga Erezの楽曲をバックに動画は始まります。「日焼けで全身が痛くて、喉が渇いている。昼間は暑いし夜は寒い。フェスってそんなに楽しいものなのか？　当たり前だろ」というナレーションに合わせてモノクロの写真がいくつも連続的に映されていきます。この写真はすべて過去にElectric Castleに参加した人が撮影したもので、ビートに身体を委ねる人やお酒を楽しむ人、リラックスしながらアウトドアを満喫する人など、さまざまな楽しみ方ができるフェスの醍醐味を余すことなく紹介しています。

皆がそれぞれの思い出を作るためのイベントだからこそ、あえて運営側の言葉ではなく参加者側の目線を取り入れることでリアルな体験の場としての魅力を最大限アピールしたCMに仕上がっています。

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