SDGsの目標達成に向けて各国の政府と企業が多大な努力をする中で、プラスチックゴミの撲滅を通じた環境保全は依然として大きな進捗を見せていません。毎分68万トンものプラスチックゴミが廃棄されているデータもあり、一説によるとその中からリサイクルされるのはわずか5%で、残りはすべて焼却されたり海へと廃棄されます。この状況を少しでも改善するべく、アメリカの飲料ブランドLiquid Deathはプラスチックを撲滅することの重要性を訴えた、皮肉たっぷりの啓蒙動画「DEATH TO PLASTIC(プラスチックに死を)」を公開しました。

動画は、一切加工がされていないプラスチックゴミを美容整形に使用するとんでもない架空のクリニックを舞台としています。

「今まで海に廃棄されていたプラスチックを、なんとあなたの体内に入れ込むことができるようになりました!プラスチックは自然分解しないので死んだ後も美しくい続けることができますよ!」とカメラに向かって語りかける主人公の女性。あたかも本物のクリニックかのですが、すべてCMの演出として作られたフェイクな世界観で、最大級の皮肉を込めてプラスチックゴミの醜さと“自然となくなることはない”という特性を描いています。

多くの企業が環境破壊へと繋がってしまうプラスチック原料の製品を作り続ける中で、美容整形という舞台を通じてその理不尽さを描いたCMはSNS上で議論を巻き起こすとともに、強烈なインパクトを与えないと状況を変えられないというLiquid Deathの思想を印象的に伝えました。

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