コロナ禍で外出を控えることが求められるなか、屋外で密を避けて楽しむ趣味としてアウトドアブームとなりました。その頃にアウトドアを始めた人は、コロナ禍を超えつつある今もなおアウトドアを楽しんでいるのでしょうか。そんな人たちの現在の状況について調べたアンケート結果が公開されました。Q1:コロナ禍でキャンプなどアウトドア系の趣味を始めましたか?

今回のアンケートでは、関東在住者でコロナ禍にアウトドアの趣味を始めたと答えたのは約5割(46.3%)。全国結果では52.3%で、関東よりやや高い割合でした。関東・全国ともに、ほぼ半数がコロナ禍をきっかけにアウトドアを始めており、閉塞感のある外出自粛の中でアウトドアがいかに求められたかがよくわかる結果となりました。

Q2:始めたアウトドアの趣味は具体的にどれですか?

最も多かったのは約3割を占める「キャンプ・バーベキュー(関東在住者29.9%・全国32.0%)」でした。「キャンプ・バーベキュー」は、アウトドアを始めた理由として多かった「リフレッシュのため(27.9%・第2位)」「密を避けるレジャーとして(23.5%・第3位)」「家の外に出るきっかけとして(19.1%・第4位)」「自然を楽しみたいから(5.9%・第6位)」という条件を満たすのに最適なアクティビティです。複数人でも楽しめることから、「友人・知人等に誘われた(5.9%・第6位)」「家族団らんのため(2.9%・第10位)」という理由で選んだ人も多いようです。

関東在住者の「所持しているアウトドア用品」ランキングの第2位から第5位はキャンプ・バーベキュー用品が占めました。さまざまなグッズを使って、こだわるといろいろ手に入れたくなる趣味となっているようです。テントをはじめ大きなグッズが多いのも特徴ですが、関東在住者は大きなアウトドア用品の所持率が低い傾向があり、とくにバーベキューコンロ・グリルは全国と10%近くもの差がありました。関東は都市部が多く、アウトドア用品を自宅の限られたスペースで所持・保管できないことが影響している可能性が考えられます。

また、コロナ禍で始めたアウトドアの趣味の第2位から第6位は、「サイクリング(20.9%)」「ジョギング(20.9%)」「釣り(11.9%)」「登山・トレイル(11.9%)」「スキー・スノーボード(1.5%)」といったように、すべて体を動かすスポーツとなっていたのも興味深いところです。アウトドアを始めた理由は、関東在住者の第1位は「運動不足解消(29.4%)」で、定期的かつ継続的な習慣とすることで堂々と「家の外に出るきっかけとして」楽しめるという意見が集まりました。そして、これらのアウトドアスポーツは1人でできるものも多く、「密を避けるレジャーとして」最適と感じて選ばれていることが多いようでした。Q3:コロナ禍が落ち着いてからも、趣味を続けていますか?

関東在住者の回答ではコロナ禍が落ち着いてからもアウトドアの趣味を続けていると答えた方は91.3%でした。アフターコロナを迎えつつある現在においても、ほとんどの方がアウトドアの趣味を継続していることがわかりました。それだけ、アウトドアの趣味が楽しいと感じている人が多いのかもしれません。

Q4:やめてしまった趣味で使っていたものをどうしましたか?

また、約1割はアウトドアの趣味をやめてしまったことになります。その場合、使っていたグッズなはどうしたのかも聞きました。すると、関東在住者で最も多かったのは「保管している(63.6%)」でした。理由のほとんどは、まだ使えるから、いつか使うかもしれないからと回答。また、バーベキュー用品は災害対策にも使えるという意見もありました。全国では「保管している」の回答が圧倒的に多く、8割超(81.3%)と、ここでもまた、関東より全国の方がアウトドアグッズを保管しやすい環境にあることがわかりました。

保管を選ばなかったケースでは「廃棄処分した」「リサイクルショップ・フリマで売却した」が同率の18.2%と、使用年数や頻度から、まだ使えるのでもったいないけれど自宅での保管はかさばるので廃棄・売却を選ぶという結果が見られました。

Q5:保管していることで収納スペースが足りず、困っているか教えてください。

関東在住者ではアウトドアグッズの保管のための収納スペースに困っていると回答したのはちょうど半数(50.0%)。全国では35.3%であることから、やはり関東在住者はアウトドアグッズを保管しておけるほど収納スペースに余裕がない傾向にあるといえそうです。

さて、じつは今回のアンケート調査は、トランクルーム「収納ピット」を運営する株式会社アンビシャスが実施したもの。かさばるアウトドアグッズですが、収納できるスペースの余裕によって趣味の内容や充実度にも影響がある傾向が分かり、収納スペースとしてトランクルームの活用を推奨しています。実際のユーザーの声をこうして数字にすることで、自社のサービス利用の納得度を高め、新規利用者の獲得につなげる、シンプルながらもわかりやすい施策です。

・関連リリース:コロナを機に始めたアウトドアの趣味、続けていますか?グッズはどこに保管する?

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