また、これまでの完売・好評をうけて、海を眺めながら「チル」できる特別公演として、『CHILL CLASSIC CONCERT SEASIDE -2023 autumn-』を2023年9月2日(土)・3日(日)の両日に、横浜港・大さん橋ホールで開催することが発表されました。
2021年12月、オーケストラコンサートの良さはそのままに、リラックスして自由に楽しめる新しいコンサートを目指して、『CHILL CLASSIC CONCERT』を開始。
リクライニングチェア、ハンモック、クッションといったくつろげる座席で、新進気鋭のオーケストラの演奏を味わうことができるコンサートとして、クラシックファンだけでなく、オーケストラを初めて体験した方まで、20〜30代を中心に幅広い層に好評を博し、300人を動員しました。第1回のチケット完売・好評を受け、22年6月には横浜みなとみらい・大さん橋ホールで第2回公演を実施。ここでも販売開始から2週間ですぐにチケットが完売し、1200人が来場。大盛況で幕を閉じました。
それから約1年ぶりの開催となった今回、「寝ころがってリラックスして楽しめる」「小声での会話や飲み物OKなど、自由に鑑賞できる」といった価値はそのままに、横浜武道館でさらにたくさんの方に体験いただけるよう、初の2日間公演を開催。6000人が来場し、思い思い自由なくつろぎ方で会場の雰囲気や演奏を楽しみました。
イベント終了後に実施したアンケートでは、来場者の約50%が「クラシックコンサートにはじめて来場した」と回答。その来場者のうち80%以上が「クラシックコンサートにいく機会はあまりなかったが、今後行ってみたい」と回答するなど、クラシックコンサートに関心をもつきっかけも生まれており、「聴き方」に着目することでオーケストラの魅力を広く伝えていくことを目指す『CHILL CLASSIC CONCERT』を象徴する数字となりました。
そして『CHILL CLASSIC CONCERT』シリーズの大きな魅力のひとつになっているのが、「ファイナルファンタジー」を中心としたさまざまなゲーム・アニメ・映画音楽のコンサート編曲を手がける、中山博之によるJPOPヒット曲のオーケストラの魅力を最大限に引き出した、オリジナルアレンジ。今回の公演では、「夜空ノムコウ」や「First Love」といった平成を彩った名曲のほか、「一途」「新時代」「115万キロのフィルム」など、普段クラシックコンサートに触れる機会が少ない人も親しみやすい近年のヒット曲がプログラムにラインナップされ、楽曲の新しい魅力を感じさせました。
また、会場では「くつろいで聴くコンサート」を気軽に楽しめるよう「リラックス」をテーマにしたドリンクやお菓子の販売も行われ、来場した観客の多くがそれらを片手に演奏を楽しむ姿も見られました。
未経験の人には敷居が高いオーケストラのコンサートを「chill」という視点を加えることで、一気に参加ハードルを下げた斬新なコンセプトです。実際に3回目で集客規模も30倍になるという結果も出していて、顧客目線に立った大胆な施策は大化けの可能性あり、の好例となりました。