記念すべき10回目の開催となる本イベントでは、日清食品、JR九州、キヤノンマーケティングジャパンなど、さまざまな業種の企業の初出展が決定。さらに今回バーチャルマーケット初の試みとして、今話題のChatGPTを活用した「会話ができるAIキャラクター」を会場に案内役として導入します。このAIキャラクターは、ユーザーからの問いかけに対しまるで人間が接客しているかのように会話形式で受け答えすることが可能です。
また、今回スマートフォンなどあらゆるデバイスからURLクリックだけで入れるWebブラウザ会場に出展する企業・IP数は過去最大となり、VR機器を持っていない方も手軽にメタバースの世界を楽しめるようになっています。
バーチャルマーケット2023年のテーマは『Connect』であり、 “メタバース”と“リアル”とのコネクト(繋がり)をより深くすることに注力。メタバースからリアルへ、リアルからメタバースへ。双方向を繋ぐソリューションについて、バーチャルマーケットを通して提供することによって、メタバースとリアルが溶け合い双方が豊かになる世界を目指しています。今回の企業出展会場の舞台は『ラスベガス』『福岡』『秋葉原』をパラリアル化した3会場です。パラリアルとは、「パラレルワールド(並行世界)」+「リアル(現実世界)」を合わせた造語で、リアルとメタバースに並行して存在することを指します。
「パラリアルラスベガス会場」では、ラスベガスの象徴であるベラージオやパリス ラスベガスなどの有名スポットも登場するストリップ通りを再現したメインストリートに、さまざまな企業ブースが軒を連ねます。
「パラリアル福岡会場」では、中洲・天神や糸島、太宰府など福岡県各地の観光スポットを再現し、福岡の魅力をぎゅっと凝縮した会場に企業ブースが軒を連ねます。1つの会場で昼と夜の福岡の街を味わえるのも注目ポイント。そして最終地点として、JR博多駅を再現したバーチャル博多駅へ繋がります。
「パラリアル秋葉原会場」では、秋葉原駅から電気街のエリアを再現し、バラエティ豊かな企業ブースが登場。各会場ごとにメタバース上だからこそ創り上げることができる、パラリアルな街を表現しています。
VR機器がないと参加できない時期を経て、気軽に参加できるシステムが整いつつあるVR=バーチャルリアリティの世界。VRが企業のマーケティングやPRなどに活用される事例が増えつつある今、ギネス世界記録を取得した世界最大のVRイベント『バーチャルマーケット』の開催が日本の企業主導で行われていることには期待が持てます。バーチャルだけでなくリアル会場として、ベルサール秋葉原をはじめとした秋葉原にある施設や店舗でもコラボコンテンツの実施を予定しており、今後VRがますます一般化していくために必要なイベントとして存在感を増していきそうです。