認定NPO法人国連WFP協会が、昨年過去最高の11万6,188件の寄付対象アクションが集まり、29万5,680人分の学校給食を届けることができたキャンペーン「#ごちそうさまチャレンジ」を今年もスタートしました。

このキャンペーンは、「食料ロスと廃棄に関する啓発国際デー」である9月29日から10月31日まで、SNS(X、Instagram、Facebook)に、「ごちそうさまポーズ」や食品ロス削減アイデアを「#ごちそうさまチャレンジで飢餓をなくそう」を付けて投稿すると、1投稿につき学校給食5人分にあたる150円が寄付されるというもの。(寄付は協力企業からの寄付金の合計が上限)

国連報告書によると、2022年に飢餓に直面した人は、最大7億8,300万人でこれは世界人口の10人に1人という割合です。日本でも年に約523万トン(令和3年)が食品ロスとなっていて、日本人1人あたりが毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと近い量です。


「#ごちそうさまチャレンジ」は、こうした「食品ロス」と「飢餓」という2つの食料問題への関心を促し、身近でできることの中で食品ロス削減に取り組み、途上国の子どもたちへの学校給食支援の輪を広げることを目指しています。

このキャンペーンが打ち手として上手いのは、単に寄付を呼びかけるのではなく、参加ハードルを下げながら具体的なアクションを呼びかけている点。実際にお金を寄付するのは協力企業のため、投稿者の金銭的負担はありません。また「ごちそうさまポーズ」や「おいしいごはん」、「完食したお皿」などは顔が映らないので心理的にも投稿しやすく、SNSのタイムライン上で画像として可視化されるので“キャンペーンへの参加”や“取り組みに共感”している投稿が目につきやすくなります(キャペーンはテキストのみの投稿も有効)。SNSの波及を見据えた設計と言えそうです。

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