1995年に台湾で生まれた「誠品書店」。その店舗の中でも24時間営業をおこなっていることで知られる誠品信義店(台湾台北市)がオープン18周年を迎える今年は、世界24カ国の誠品書店で順番に24時間営業を行うバトンリレーを実施。日本国内の店舗である誠品生活日本橋では、19番目の店舗として、10月7日(土)~10月8日(日)にかけ、オープン以来初となる24時間営業を実施しました。

誠品生活日本橋は、三井不動産商業マネジメントが運営する三井ショッピングパーク アーバンのCOREDO室町テラス内に位置する店舗で、2019年にオープンしました。30メートルの長さを誇り、あらゆる本に触れられる「文学の廊下」に加え、飲食や文具、ハンドメイドなど、幅広いジャンルで台湾の文化が体験できます。日本と台湾における文化交流を促進するとともに、アジア文化の発信拠点として、「台湾らしさ」のあるより良い生活を提案しています。

6月3日(土)の誠品書店 台北南西店を皮切りにスタートした今回のバトンリレーには、日本の他に台湾、香港、クアラルンプールなどアジアの24店舗が集結。毎週土曜日に1店舗づつ、順番に24時間の特別営業を実施しています。各店舗では地域性を活かし、オリジナルのイベントやフェアを展開しています。
19番目の開催となる誠品生活日本橋では、日台文化の融合を発信。現在の台湾が分かる「台湾デザイナーズファイル企画展」、古典芸能「落語×講談の会」など、誠品生活日本橋の特徴である「芸術/ART」にちなんだイベントを企画し、初めての24時間営業を盛り上げました。

オープン当時、世界初の24時間営業が注目を集めた台湾発の「誠品書店」。今年は18周年記念イベントとして、オープン時のユニークなコンセプトに立ち返った内容を企画しました。普段はCOREDO室町に準じた営業時間となっている誠品生活日本橋も、1日だけの24時間営業を実施。グローバルで各店舗を巻き込みつつ、自店舗ならではの特色もイベントを通じてアピールしている、ユニークな周年イベント事例です。

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