スポーツチームやブランド名、コンテンツのタイトルなど、さまざまな場面において活用されがちな“地名”。日本国内でもお馴染みのネーミングのテクニックではありますが、アメリカにおいても一般的な手法として知られています。アメリカンフットボール(以下アメフト)チームの多くは“地名+動物”という組み合わせでチーム名が構成されており、フィラデルフィア・イーグルスもその例外ではありません。日本でも発売されている大手チーズブランドのフィラデルフィアクリームチーズもブランド名に同じ地名を冠していますが、その小さな共通点に着目した同社が公開したCMが現在アメフトファンを中心に話題を呼んでいます。

州や街ごとにプロチームがあるアメフトリーグにおいて、フィラデルフィア・イーグルスにはニューヨーク・ジャイアンツやダラス・カウボーイズなど多くのライバルが存在しています。そんなライバルチームのファンたちは決して「フィラデルフィアっていいよね!」と言うことはありませんが、それはあくまでも主語がアメフトの場合に限ります。

そんな気づきに基づきフィラデルフィアクリームチーズが公開した動画は「Philly Haters(フィラデルフィアのアンチ)」というタイトルで、フィラデルフィア・イーグルスのライバルチームのファンに「フィラデルフィアっていいよね!」と言わせるため、主語をアメフトからクリームチーズにすり替えています。

普段であればフィラデルフィアについてポジティブな発言を絶対にしないアメフトファンをターゲットにし、論点を少しずらすことで“フィラデルフィアのアメフトチームは嫌いであっても同じ名前のクリームチーズは大好き”という言葉を引き出すことに成功した意欲的な事例でした。

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