中南米のコカコーラ社は、環境改善活動の一環としてペットボトルのリサイクルプログラムを行っています。飲み終わったペットボトルを回収し、同社が販売する別ブランドで転用することで本来であれば捨てられるはずの貴重な資源を活用しているのです。そんなシンプルながらも抜群の効果を期待できる施策を訴求するために同社が公開したのは、さまざまな領域のクリエイターが結集することで誕生した短尺アニメーションCMでした。

動画では1本のペットボトルがコカコーラからファンタ、そしてスプライトへ……飲まれるたびに新しいブランドへと生まれ変わっていく様子が描かれています。2Dのカラフルなアニメーションと3DCGが組み合わさった映像はカットが切り替わるたびにトーンも異なるものへと移り変わっており、手軽に見れる尺も相まって見ていて純粋に楽しいポップな動画に仕上がっています。

アニメーションの制作を担当した制作会社Le Cubeのプロデューサー・Mercedes Serrano氏は「すばらしいアーティストたちを集結させ、1つのプロジェクトに取り組む様子を見るのはとても楽しくも大変な作業でした」とコメント。シンプルな施策ながらもクリエイティブ面においては一切の妥協を許さない、そんなコカコーラ社ならではの遊び心あふれる事例として南米中の人々にリサイクルすることの重要性を訴求しました。

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