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広告にも「匂い」が取り入れられる時代へ。開発に4年を費やした嗅覚サイネージシステム
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広告にも「匂い」が取り入れられる時代へ。開発に4年を費やした嗅覚サイネージシステム

2024-06-05 08:30
    株式会社SceneryScentは、約4年の歳月を経て開発した、匂いで購買意欲を促す広告看板「Ambiscent」を2024年5月1日(水)に発売しました。

    同社によると、匂いの情報が脳へ伝わる速さは0.2秒、そしてヒトの感情の75%は匂いによって影響されるとのこと。店頭で美味しそうな匂いを嗅ぐと、思わず商品を手に取りたくなり、消費者の購買意欲がかき立てられるといいます。

    Ambiscentは、人感センサーで香りを瞬間噴射しますが、ピンポイントで届き、香りが広がりすぎないことも特徴。代表の郡(こおり)さんは「不特定多数に強制的に届けるのではなく、ターゲットだけに効果的に匂いを届けて販促効果を得ることを目指して開発しました」とコメントしています。

    同社はAmbiscentの効果検証のために、店舗に実機を設置するトライアルを実施。柑橘が並ぶコーナー前でオレンジの香りを噴射したところ、売上が19%、販売数が11%増加したとのことです。またゲームセンターでは、クレーンゲームの隣にAmbiscentを設置。景品をイメージさせるいちごの香りを噴射し、インバウンドからも好評を得られたといいます。

    Ambiscentで使う香料は独自にカスタムメイドできるとのことで、その商品ならではのおいしそうな匂いなどを噴射すれば、ターゲットとして届けたい消費者の購買欲を刺激できそう。従来の言語を交えた広告はインバウンド顧客への届け方が課題でしたが、匂いであれば老若男女、国籍を問わず全ての消費者へ直に訴求できます。脳まで伝わるスピードが0.2秒といわれている「匂い」で人を惹きつける、最先端の広告施策がありました。

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