最初にご紹介するのは、元禄年間創業、西陣織の老舗「細尾」が、京都から世界に発信するコンセプトストア「HOSOO KYOTO」です。2012年に御池柳馬場から西陣に移転し、リニューアルオープンの運びとなりました。
商品は和モダンで気品溢れるものばかり。中でもクッションカバーは秀逸。江戸時代の小袖の柄や、能装束の柄を取り入れた品もあり、その美しさには目を奪われます。ソファーに1つ置いただけでお部屋の雰囲気がガラリと変わりそうです。
その他、ルームフレグランスやキッチン用品などのアイテムが充実しています。お部屋の模様替えを考えている方は、トータルで揃えたくなること請け合いです。
続いては、京都の上七軒と祇園に店舗を構える和装小物のお店「弓月」です。多数の商品があるなかで今回ご紹介するのは「でにむどす」。こちらは何と、デニム着物のブランドです。
商品は洗濯機で洗える品もあり、現代女性の強い味方とも言えます。こちらは実店舗のみの販売になるので、公式サイトをチェックの上、是非とも足を運んでみてください。
最後は「京都デニム」です。京都の産業活性化と、次代を担う着物の染織後継者育成プロジェクトからスタートし、着物に使用する染色技術を伝統工芸士やデザイナー、縫製工場らと研究を重ね開発・製作された究極のデニムブランドだとか。着物の染色技術を使用したデニムは世界初だそうです。
「京都デニム」の商品は正真正銘の手染め。伝統に裏打ちされた製法で1点1点を丹念に仕上げています。女性のヒップラインを美しく見せてくれる伝統文様のちりばめ方や、裾をロールアップした時に見える桜の花弁などがアクセントになります。
アフターケアも充実しており、染め直しがオーダーできるところもポイントです。履き込んだ後の染め直しは、自分だけのオリジナルデニムに仕上がりそうですね。
爽やかな季節を迎え、衣替え、お部屋の模様替えを考えていらっしゃる方は、是非ともチェックしてください。上記のお店の品で揃えたなら、きっと上品で洗練された雰囲気になりますよ。
[HOSOO KYOTO, 弓月, 京都デニム]
(文/六島京)