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みなさま、ゴールデンウェークはいかがお過ごし? エンゼルは、ふだんやり残したことをいっぱい、いっぱい......これもそうですなり。さて7月の参院選。選挙のあり方が大きく変わります! ネット選挙が導入されるのです~! さて、どんなふうに変わるんでしょうか?


 
■ウェブサイト、ソーシャルメディアの活用がOKに!


これまでの選挙では、選挙期間中にウェブサイトなどインターネットを使って選挙にかかわることを盛り込むことが禁じられていました。候補者たちは、選挙期間に入るとブログや公式サイトの更新をやめていたんですねー。


でも次の参院選からは、サイトも更新していいし、ツイッターやFacebookを使って、投票の呼びかけもできるようになります! ただ、ネット上の情報をビラとして紙に印刷して使うのはNGです。


こちらは、政党や候補者、そして私たち有権者もやってOK。つまり、「この候補に1票いれよー!」って、有権者から呼びかけられます。そして、双方向の議論も可能。候補者のツイッターやホームページに「この政策についてどう思いますか?」なんて議論もできる。ネット上で候補者による討論会を開いて、中継や動画の配信をすることも可能です。


 
■メールはちょっと要注意


一方、メールはちょっと事情が違います。政党や候補者はメールを使った選挙運動をしてOK。でも有権者はNG。といってもね、落選運動――「この候補には投票しちゃだめ!」という呼びかけはできます。ただし、発信者のアドレスは明記する、ということになっています。


 
■サイバーテロやなりすましの懸念も?


ネットを利用した選挙運動で、どんなことが問題になるのでしょう。国会の論議で候補者の公式サイトが見られなくなったり、勝手に改ざんされたりするサイバーテロ攻撃。候補者のふりをして、虚偽のメールを送りつけたりする「なりすまし」なんてのも要注意です。


でも、そうはいってもやっぱりネット選挙解禁には大きな意義があるのでは? と思われます。今までよりも格段に、候補者や政党の政策についての情報が得られるようになりますよね。候補者側からすると、発信の場が広がります。いつでもどこでも、ってやつです。候補者と有権者が直接議論ができる道が開けているのも大きい。どのくらい対応できるのかは、とりあえずやってみないとわかりませんが。


アメリカや韓国ではもうネット選挙は解禁されています。ツイッターで投票を呼びかけ、投票率が伸びたともいわれています。日本はどうかな。これでネットやソーシャルメディアを使いこなす若い人が政治にもっと関心を持ち、投票にいくようになればいいですよね~。可能性が広がった意義は大きいです! ではまた近いうちに~。


photo by Thinkstock/Getty Images


(文/エンゼルあつみ)


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