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職場の人間関係づくりは難しいですね。「コミュニケーションがうまくとれない」というレベルならまだ許容範囲内。ある日突然いじめが始まるというのは、学生でもキャリアウーマンでも同じです。社内いじめ、1日の大半を会社で過ごすのですから、毎日が苦痛の連続になります。今回は、そんな社内いじめに対する心構えについてお届けします。


■嫌われないタイプのデキる人なのにいじめの標的に...


アラフォー女性Aさんは、気難しいおじさん役員も、状況を読む力で「和ませる」デキる女性。決して、人に嫌われるようなタイプではありませんでした。そんなAさんをいじめの標的にしたのが、上司のB子さん。上司と部下の範囲を超えて、キツイ対応をされ続けているそうです。


「こんなこともできないの?」とネチネチ小言が続く日や、Aさんが作成した書類に、目も通さず、「やり直して」と突き返すことも。一体、大人のいじめには、どんな心構えで臨めばいいでしょうか。


■3つの心構えで臨む


私は、以下の3点の心構えでいじめに対することをおすすめします。


【1】どうでもいい人の言葉で傷つく必要はない

尊敬する相手からの苦言であれば受け止めれる必要もあると思いますが、たとえ上司であっても、いじめをするような人が言うことを、正面から受け止めて傷つく必要はありません。心ない言葉を投げられれば、いい気持ちはしません。でも、それを言った相手はあなたにとってはどうでもいい人です。「これはどうでもいい人が言っているのだ」と聞き流すくらいの余裕でちょうどいいと思います。


【2】社内に味方を作ろう

助けてくれる人が社内にいるはず。見てくれている同僚を心の糧にしましょう


Aさんの場合、他の部署の女性が助けてくれたそうです。ランチタイムには上司から引き離すように連れ出して「Bさんのやっていることはおかしい。あなたが気にすることではない」と、ツラい状況を理解してくれているそうです。「社内いじめ」を実際に見ていて、味方になってくれる人がいるのは心強いですよね。人は見ています。味方になってくれる同僚を心の糧にしましょう。


【3】デキる部分に磨きをかけよう

圧倒的な強みを持っている人は、強い! 会社は、仕事をすることで存在価値を示す場所です。ですから、周囲を圧倒させる程の、仕事力を磨くことでいじめに対抗するのです。


Aさんの場合、得意の英語を武器にキャリアを築いてきました。日本では、まだまだ、英語が価値ある武器として使えます。Aさんは、状況に応じた判断と反応をするスキルを持っているので、その強みを掛け合わせて、社内での存在感を高めているそうです。Aさんの評価が確立されれば、Bさんからのいじめは、ただの妬みとうつります。「あれって妬みだよね。かっこ悪い」と周囲から囁かれてまで、Bさんはいじめを続けるでしょうか。


読者のみなさんも、仕事がデキることで逆に妬まれ、いじめられた経験があるかもしれません。でも、それを跳ね返すくらい、仕事で成果を上げると、いじめの方が追いつかなくなってくるのです。仕事がデキることは、最大の強みで武器になります。いじめられる会社を捨て、別の場所で活躍することだってできます。今、悩んでいる時間を、仕事で成果を出すために使いましょう。


逆境をもパワーに変える心構えで、自身を守り育てていきませんか?


photo by Thinkstock/Getty Images


(文/岡田愛香)

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