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秋葉原周辺のグルメ制覇を目指すガジェット通信編集部。スタッフがおすすめする秋葉原ランチをレポートする『ガジェ通秋葉原制覇』企画は、夏の暑さにも暴風雨にも負けず破竹の勢いで進行中です。

本日紹介するのは末広町駅近くにあるお寿司屋さん、『柳鮨』です。とうとうやってきてしまいました、スシランチ。寿司屋というある種の「聖域」に、今回遂に挑戦することが出来たので謹んでご報告いたします。

ランチレポ『柳鮨』

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場所は秋葉最果てエリアの末広町駅交差点からほど近い、閑静な雑居ビル通り。平日のランチ終了間際に訪れたため、蔵前通り近くにも関わらず人通りは皆無です。

うだるような日差しの中の静けさに、自然と精神が研ぎ澄まされていきます。

■ランチタイム:11:30~14:00
■アクセス:末広町駅より徒歩1分

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門構えは非常にシンプルで、軒先まで行かないと寿司屋かどうか、そもそも営業しているのか視認が難しいほど。しかしながら電光掲示板が出されていたりと、ウェルカムな雰囲気は感じます。

お店の雰囲気とサービス「地元感」

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ガラッと戸を開け中に入ると、落ち着いた灯りに照らされた意外と広い店内に、地元のサラリーマンと思しき妙齢のグループが一組。

分厚い陶器の灰皿に紫煙を燻らせながら、遅い昼休みを取っている様子。如何にも、と言った雰囲気なので、ローカルなサラリーマンに愛されている店なのだなあと即座に理解します。

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店内には板前さん2人に女性スタッフが2名。すぐに熱いお茶と冷水を持ってきて頂きます。このようにスタンダードなお寿司屋さんスタイルには、得も言えぬ安心感があります。

こういうのでいいんだよ、こういうので

と思わず呟いてしまうこと必須でしょう。

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お茶が来たところで、改めて店内を見回してみます。特に高級感を感じる訳ではありませんが、実に堅実でいかにも「地元の寿司屋」といった印象を受ける内装です。ランチタイムも喫煙可能ですが、清潔感は十分にあります。

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食器にすら、今までの秋葉原制覇企画らしからぬとした物を感じる次第で御座います。グローバル化がかなり進んだ秋葉原ですが、ここばかりは紛れもない純・日本なおもてなしです。

たべたもの『おすすめランチ』(1000円)

■たべたもの: おすすめランチ
■値段: 1000円
■内容: にぎり+ミニ丼(マグロかきみ、イクラ)

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ご覧の通り、ランチメニューは極めてシンプル。『にぎり寿司』『ちらし寿司』『おすすめランチ』から選択可能となっております。今回は両方の味を体感するにはピッタリの『おすすめランチ』を選択。

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そうこうしているうちに、着丼
写真以上に『ミニ丼』はボリューム感があります。『にぎり』もこれぞザッツ寿司、な様子の桶に入ったお寿司。お味噌汁も付いてきます。

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メインとなる『にぎり』はこのようにオーソドックスなアレンジとなっております。マグロ、アジ、イカ、タコに玉子と巻物。

人の手でキュッと握られたネタとシャリの一体感をビシビシ感じることの出来る、まとまりの良いにぎりです。ネタの温度の解凍直後のような雰囲気は一切なく、程よい食感に舌も小躍りを始めるほど。
値段を考えれば、間違いなく美味い部類に入るお味です。

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そしてこちらはダークホースとなった『ミニ丼』。上野アメ横でよく見るような既成品ねぎトロ丼系かと思いきや、『マグロかきみ』と言うだけあって確かにマグロの食感が普通のねぎトロとは違う気がします。ねっとりとしたマグロの肉感がたまりません。

さらにイクラもランチとしては十分な量がのっており、コンパクトながらもかなり満足感の高い作りになっている事が伺えます。ご飯もガチッと詰まっています。

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味噌汁もいい塩梅の熱さ加減。暑い夏に寿司屋で飲む味噌汁は、どうしてこうも美味しいのでしょうか。至福のひとときを満喫します。

このボリュームで千円は、かなりのお得プライスと思われます。加えて、この穴場感。店内ではNHKが静かに放映されています。

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主役のマグロも美味しかったですが、この光物(多分アジ)も非常に脂が乗ってて美味。ランチでここまでのモノを出してくれる寿司屋は、アキバ界隈ではなかなか珍しいのではないでしょうか?

評価「ここは穴場」

ボリューム: ミニ丼は意外とシャリが詰まっていて、ボリューミー。満腹感を得られます。
オーダーの早さ: 筆者が訪れた際はお客さんが少なかった為、かなり早く料理が出てきました。
混雑具合: ランチ終了間際に訪れた為、かなり空いていました。サラリーマン御用達のお店のようなので、ピーク時を避けて入店すると良さそうです。
その他:鯨刺も食べれるらしい HPによると、『柳鮨』では東京ではなかなか食せない鯨の刺し身を食べれるとの事です。なんでも築地市場から仕入れた、まったりとした食感の鯨を楽しめるとのこと。まさかアキバ近くで鯨の刺身を食べれるとは! 

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筆者が訪れた際は極めて静かな空気が周辺を支配していたので、入店時には得も言えぬ緊張感に襲われました。が、『ALLWAYS三丁目の夕日』に出てきそうな骨董品クラスの出前チャリが鎮座しており、妙な安堵感に包まれました。

また店内には沢山のお酒のボトルが置いてあり、HPにはなんとオリジナル焼酎『柳鮨』(鹿児島)もあるとの情報が。さらに2階には商談などに使われる座敷もあるとのことで、ランチだけでなくディナーも気になるお寿司屋さんでした。

アキバで静寂と美味い寿司、そしてノスタルジックな雰囲気に浸りたくなったら、間違いなくこのお店をオススメします。人でごった返すアキバを抜けて、急にひと気が無くなるこのゾワゾワ感を、この夏の終わりに体感してみては如何でしょうか?

詳細情報

店名: 柳鮨
ランチメニュー:

『にぎり寿司』  1人前 700円 1人半 1,000円
『ちらし寿司』 (並盛り) 700円 (大盛り) 800円
『おすすめランチ』 1000円

電話:03-3831-1657
場所:東京都千代田区外神田5-6-2
席数: 30席(2階に座敷あり)
店舗情報:
[リンク]


※データ・掲載情報は取材日時のものです。
※記事内容は記者自身の感覚に基づくものです。

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