映画『スター・トレック BEYOND』を監督したジャスティン・リンが、レジェンダリー・ピクチャーズの映画『Hot Wheels(原題)』の監督となる契約を結んだ。玩具メーカーであるマテルの自動車の玩具ラインをベースとする作品だ。
彼は、自身の製作会社であるパーフェクト・ストーム・エンターテインメントを通じて本作品の開発とプロデュースも行う。リン監督と同社は、この映画に共同出資する権利も持つ。
本記事の執筆時点では、プロットの詳細は明かされていない。まだ脚本家が決まっていないため、これがリン監督の直近のプロジェクトになるとは想定されない。
レジェンダリーのアレックス・ガルシアが映画を監修し、米ユニバーサル・ピクチャーズが配給を行う。
『Hot Wheels』は、世界最大の玩具ブランドの1つであり、世界で最も売れている玩具だとマテルも認めている。1968年以来、50億台以上の小さな車が生産された。マテルによると、同社は毎週900万台の車を生産し、毎秒10台売れているという。
CAAとシネティック・メディアを代理人とするリンは、映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』を皮切りに、映画『ワイルド・スピード』シリーズのリブート版の製作に協力した。シリーズの中で彼が監督した最後の作品は、映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』である。成功したこれらの作品に続き、リンは世界中で3億3650万ドルの興行収入を記録した『スター・トレック BEYOND』のプロデューサーと監督を務めた。