先日、ニュージーランドのオークランド大学のPhilippa Ellwoodを中心とした研究チームが、ジャンクフードの消費と子供の病気の関連性についての結果をまとめ、医学誌『THORAX』に発表した。
研究チームによると、50か国の6~7歳(18万1000人)、13~14歳(31万9000人)が調査対象。過去一年間の食生活などを調べたところ、「週3回以上のペースでハンバーガーを食べていると、重度の気管支喘息(ぜんそく)になる傾向がある」とする結果が出た。6~7歳の被験者の27パーセント、13~14歳の被験者の39パーセントは重度のぜんそくと関連があるとのこと。
また、ジャンクフードを多く食べていると、6~7歳も13~14歳も、ぜんそくだけでなく鼻炎や湿疹の症状も出やすくなるそうだ。研究チームは、因果関係の断定は避けつつも、ジャンクフードがいくつかの病気の原因になっている可能性があるとしている。
一方、ジャンクフードとは逆で、子供が重度のぜんそくになりにくくなる食べ物として、果物や野菜が紹介されている。週3回以上のペースで果物を摂取すると、ぜんそくにかかる可能性が約10パーセント低下するそうだ。
画像: ジャンクフードの消費と子供の病気の関連性を伝える『THORAX』のページのキャプチャー
http://thorax.bmj.com/content/early/2013/01/03/thoraxjnl-2012-202285.short?g=w_thorax_ahead_tab
※この記事はガジェ通ウェブライターの「香椎みるめ」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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