「ニコニコ動画」や着うたコンテンツを運用する株式会社ドワンゴが、言えずとしれた伝統芸能の発信場所、東京・東銀座の“歌舞伎座”に移転。23日には「歌舞伎座タワー」に構えた新オフィスを案内するプレスツアーを行いました。筆者も見学してきましたので、写真と共に注目ポイントをご紹介します。
ちなみに、以前株式会社ドワンゴのオフィスがあったのは、東京・浜町にある“明治座”上。またしても伝統芸能!
●開放感がハンパない! 受付フロア&ゲスト用会議室
ドワンゴの新社屋デザインコンセプトは「“カキネ”を越えてコミュニケーションがとれるオフィス」。ガラスと木をベースに、温かみと開放感が感じられる空間となっています。受付フロアは、天井がむき出しのデザインとなっていてオシャレ。
丸く置かれたソファの真ん中にはグリーンが飾られていて、癒されます。
いつも笑顔で丁寧な受付の皆さん。テレビちゃんカチューシャはいつも付けているわけでは無いのです(残念!)。
受付フロアにある大きなスクリーンは、用途に応じて透けたり透けなかったり。ボタン一つで変化する映画に出てくる最新マシンっぽい。必要に応じて視線は遮りつつも、足元や上部をガラス張りにすることで完全に閉じた空間ではなく、人がいる雰囲気を感じることができる様になっています。
ゲスト用会議室の名称はniconicoのバージョン名。あなたはどのバージョンが思い出深い?
会議室の壁の一部はホワイトボードになっているので、アイデアもたくさん出そう。
●イスの種類が全部違う! カフェテリア
お昼ごはんを食べたり、休憩したり、ちょっとした打ち合わせに使えるカフェテリア。
全37脚のイスはすべてデザインが違うので、お気に入りのイスを見つけたり、毎日違うイスに座ったり、楽しみ方は自分次第。ちなみに上のイスは『プラダを着た悪魔』でお馴染み、『VOGUE』のカリスマ・ファッションエディター、アナ・ウィンターが実際に使っているイスと同じ物なのだとか。
カフェテリアではお弁当が販売されているほか「タリーズ」も設置。
“小上がり”になっているスペースも。これは、くつろげる!
●ゲーム好き垂涎な「路地裏スペース」
使用目的は決めておらず、それぞれが休憩したり、寝転んだり、ゲームしたり出来る路地裏スペース。
ゲームがたくさんあるのがドワンゴならでは。懐かしのハードもたくさん。
SEGAのメガドライブは1988年に発売された、初の16ビットゲーム機。「俺中学の時2台持ってたで!」とは、ガジェット通信のソル記者談。
●スタッフのフロアはフリーアドレス制を採用!
カフェテリアスペースと同様に、様々なセクション間でコミュニケーションを取ることで、プロジェクトの活性化を図る事が目的のフリーアドレス制。広いスペースにデスクやイスが色々な方向に設置されています。
会議室には、松竹からの移転祝いの「定式幕」。歌舞伎座の大道具さんがデザインし、松竹御用達の織物屋さんが作った本格派。さすが歌舞伎座!
ちなみに、このドワンゴ新社屋にはガジェット通信のスタッフが使える「プロダクションブース」があるんです(えっへん)! 実際に、ガジェット通信の記者や、ニコニコ生放送を制作するスタッフがここで作業をしたり、ドワンゴのスタッフさんと会議をする事も。まさに「“カキネ”を越えてコミュニケーションがとれる」オフィスというわけです。
帰りのおみやげには引越しそばをいただきました。隈取テレビちゃんもカワイイ。
私たちが日々楽しんでいるニコニコ動画をはじめとするドワンゴコンテンツはここで作られてるのか~としみじみ思った今回の潜入取材。読者の皆さんはなかなか中に入る機会は少ないと思いますが、歌舞伎座周辺に立ち寄った際には「あ、このビルだ!」とチェックしてみてくださいね!
dwango.jp|ドワンゴ
http://pc.dwango.jp/
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