今回はsmall Gさんのブログ『small G』からご寄稿いただきました。
■外国語って難しい
言葉というものの正体は生き物のように日々変わっていくもので、使われる場所により、時代により、性別により、状況により、同じ単語や文章でも意味が変わってくるのは当たり前ですし、もともと違ったものに使われていた同じ「音」が一つの「綴り」として集約されるために起こったであろう、多くの意味を持つ単一の単語の形成なんかも言語を難しくしてるんでしょうね。(言語学者ではないのでそこ辺りのことは細かくは知りませんが・・・。)
おまけに、同じ物を表現するいろいろと違う言葉の存在もその難しさの難易度上昇に輪をかけてくれます。
先日日本から帰ってきた上の娘が、これに関連して面白い間違いをやらかしてくれて思わず笑ってしまったので、忘れる前にちょっと書き留めておこうと思いました。
今回一緒に日本に行ってくれた母親に、アメリカへ帰ってきてサンキュー・カードを渡したのですが、そのカードに書いてあった母親への感謝の言葉の中の単語の使い方に上に書いたような言葉の難しさを感じました。
「お母さん、今度の旅行で私達のために銭を使ってくれてありがとう、云々。」
おい!この感謝の文章でゼニは無いっス。orz 博徒が姐サンに出した手紙かなんかじゃない限りこの単語は使いませんから!w(まあ、この漢字を書けただけでも良しとしますか、、、。)
まあ、御本人は単純に英語のMoneyと言う意味でこの単語を出してきたんでしょうが、お金、金銭、貨幣、お足、金子、現ナマ、他にも実に様々の金を表す単語はありますが、日本でずっと育ったわけではないので、一般的に「文脈や状況に応じた」単語の使い分けというのはどうしても彼女にとって複雑になりがちで苦手のようですね。
しかし、この手のことは逆に言えば間違い無く我々が英語等の外国語を使ってる時なども全く状況はおんなじハズで、特に外国に移って使い始めの頃は特に「やらかして」いるはずなんですが、そこはそういう間違いに慣れている人達の手できっと優しく吸収されているのでしょう。まあ、外国語を外国で使って笑われることでイジイジしていては上手くなるものも上手くなりませんから、そんなのは無視して図々しく前に突き進んではきましたが、、、。
最後に嫁さんに聞いた娘に関するみやげ話をもう一つ。日本で千円札を見た上の娘が母親の前で自信たっぷりに一言。
「野口五郎!」
半分あってます・・・
執筆: この記事はsmall Gさんのブログ『small G』からご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年08月09日時点のものです。
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