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お米をもっと楽しもう!『米風土』ブランドが提案する新しいお米選びとは?

2014-06-25 08:00
    お米をもっと楽しもう!『米風土』ブランドが提案する新しいお米選びとは?

    産地や品種だけでなく、食味値という数字で本当においしいお米を知って選んでもらおうという新しい試みの商品を展開する『米風土(まいふうど)』。そのブランドプロジェクト発表会が6月20日に東京渋谷区のDAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERYで行われました。

    日本人の食生活に根付いてきたお米、たとえ品種や産地が同じでも、農法や環境、生産者のこだわりや思いによって、その味はさまざまに変化します。『米風土(まいふうど)』ブランドは品種や産地だけではわからないおいしさの違いを、日本最大級のお米のコンクール『米・食味分析鑑定コンクール:国際大会』で計測された「食味値」で数値化、お米を選びやすく、そして産地や品種にかかわらずおいしさで評価しようという試みを行っているそうです。

    ●シンプルでわかりやすいパッケージ
    インターネット通販のみで提供されている2kg入りの紙袋パッケージ、ラベルには栽培方法、品種、産地、生産者に加えて大きく漢字で食味値が書かれています。ばらばらだったお米のパッケージを一つのフォーマットで表現することで、より消費者が選びやすくなっています。価格は1300円~3300円。栽培方法や食味値、受賞などによって違いがあります。

    2㎏パック

    300g(2合)のパッケージ、こちらも点数と受賞状況によって750円~1000円の間で販売されています。

    こだわりの生産者が作るお米なので、特別な日にはこれくらいの贅沢したくなっちゃいます。

    300gパック

    贈答用の300gパッケージ、3パックで3000円と少し値段は高めですが、大切な人へのプレゼントにもよさそう。

    贈答用300gパック

    ●新しい流通形態
    販売店が作り手を選んで必要なだけ発注、ラベルや袋をあっぷふぁーむソリューションズから購入、精米とパッケージを行い、店頭に並べるというスタイル(精米とパッケージが完了したものを購入も可能)。消費者は品種や産地、食味値、生産者の情報を見てお米を選ぶことができるので、いままで食べたことがなかった産地や品種のお米も興味を持ちやすくなり、作り手と売り手、消費者の距離がぐっと縮まります。

    現在下記の店舗で試験的に販売されているとのことですが、今後は米屋さんやコンビニ、道の駅、空港など、さまざまなところで販売をしていきたいとのこと。

    ・KINOKUNIYA 青山店:東京都港区北青山3-11-7 AoビルB1F 03-3409-1231・いなげや 白金台店:108-0071 東京都港区白金台3-16-8 03-5793-3350
    ・いなげや 練馬上石神井南店:東京都練馬区関町南1-9-36  03-5927-0892

    ●試食
    米職人が作ったこだわりのお米、本当においしいのでしょうか。今回は5人の生産者さんが作った5種類のお米で利き米が行われました。どれも非常に評価の高いお米ばかり。
    お米の試食
    一粒一粒のお米がつやつや光っておいしそうです。比べてみると分かるのですが香りや味が違ってどれもそれぞれおいしい。暖かいごはんもおいしいですが冷えてもおいしい。こんなお米なら、おかずが質素でも幸せな食事になっちゃいますね。

    ●お料理に合うお米選び
    料理に合わせるとしたら、どういった点を見ていけばいいのでしょう。
    あっぷふぁーむソリューションズCOO本部長の野原安幸さんに、お料理に合わせたお米の選び方をうかがってみました。
    COO野原安幸氏

    それぞれの料理にどういうお米を選んだらいいかは品種が目安になるようです(以下それぞれの料理に合うお米)。

    ・おむすび:コシヒカリ、つや姫
    ・卵かけごはん:コシヒカリ、いのちの壱
    ・お寿司:つや姫
    ・カレー:コシヒカリ、いのちの壱
    ・からあげ:コシヒカリ、いのちの壱
    ・チャーハン:コシヒカリ

    「お寿司にコシヒカリは合わないといわれているけれども合うものもある、その他の料理も同様ということで、品種もあくまで目安、やはりいろいろ食べて試してほしい」とのことでした。

    ●お米は楽しんで選ぶ時代
    CEO髙橋隆造氏

    自らも鳥取でお米を作って、無名の産地でお米を作り販売することのむずかしさが身に染みたというあっぷふぁーむソリューションズCEO代表取締役の髙橋隆造氏。

    「日本にはたくさんおいしいお米があって、そんなお米をたくさんの人に知ってもらいたい、そしてお米を産地や品種だけにとらわれることなく楽しんで選ぶ、そんな新しいお米の文化を作りたい」と話していました。

    日本人の食生活に欠かせないお米。でも幼なじみの友だちのように当たりまえすぎて、特別なものとして意識したことがなかったという方も多いかもしれません。

    有機肥料での栽培、農薬を使わない栽培は、一般的なお米の数倍、数十倍も手間がかかるとのこと。でもその手間の分、ほんとうにおいしいごはんができるそうです。

    お米は食べるものから楽しんで選ぶものに。毎日は難しくても、時々はこんなおいしいお米をいただきたいですね。

    ■作り手のみなさん(左から)

    作り手のみなさん

    ・桑原健氏(新潟県)89 点「コシヒカリ」:ダイヤモンド褒賞受賞者である桑原健太郎氏を父に持つ。
    ・小林達樹氏(岐阜県)85 点「いのちの壱」:岐阜県上宝町の農業法人「まんま農場」を経営。
    ・三上惇二氏(鳥取県)93 点「コシヒカリ」:日南町町議会議員を務めながら、農業を営む。海藻有機肥料使用。
    ・伊東佳保里氏(長野県)95 点「コシヒカリ」:「米・食味分析鑑定コンクール:世界大会」で女性初のダイヤモンド褒賞受賞が期待されている。
    ・遠藤五一氏(山形県)ダイヤモンド褒賞「つや姫」:2007 年、ダイヤモンド褒賞受賞。

    パッケージ

    ■『米風土(まいふうど)』サイトURL

    http://www.maifudo.com

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