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  • 4/27(2日目) 超ボカロリレー小説  作品超公開 HoneyWorks「告白ライバル宣言」

    2014-04-24 18:49

    お題:HoneyWorks「告白ライバル宣言」

    「恋に落ちたのはあなたのせいです…」
    そんなに見つめて言われたらなんと言葉を返したらいいか分からない。確かなのは…
    「好きだ」っていう気持ち…。初めて男の子だねって言われた。
    そこで、僕は恋に落ちた。
    一目ぼれだったのだよ。
    男として見られるように苦手な美容院に行ってみたよ…
    7年連れ添ったメガネさんとも今日でお別れ。
    慣れないコンタクトに挑戦して君にふさわしい人になりたかったんだ…。
    でも、コンタクト店員にすすめられたイルミネートは彼女からのうけが良くない模様…
    やっぱり君は彼のことを見ているんだね…。
    でもそんな事分かった上で君に近づきたいんだ。
    君が見つめているのは僕じゃないけど、君と同じように僕も君を見つめているんだ。
    何事も挑戦してみなければ分からないとはいうけれど、そんなことはザレゴトだ。
    そう、ただのザレゴトなんだ…ただの、それでも僕の心は君でいっぱいなんだ…
    うう…苦しい。今は夜だけど君のところにLINEをしてしまおうか…よし。
    15分経った。携帯が震えた瞬間、ホーム画面を見たら、―今日彼と手つないだ―。
    一瞬目の前が真っ白になった。本当に君は僕を苦しませる。震えた手で返事を返す。
    すると2分たたずすぐに返信が返ってきた。「ありがとう!こゆきくん、いつも…
    テンキュー。キールウェイズテンキュー。」僕は家を出た。
    走る。走る。涙で前が見えない……
    あまたの愛の歌に、せっつかれているのかもしれない。
    お前のせいで俺はこんな目に…。
    涙とともに、君への思いがこぼれおちてゆく。僕はどうしたらいいのだろう。
    そうだ!!
    君が与えてくれた力と勇気と悲しさ、楽しさが、今の僕を支えてる。ありがとう。
    心の底からありがとう。心が枯れるまで叫ぶよ――。僕は海まできていた。
    気付けば夕方になっていて日を見るとまぶしかった。なんて綺麗なサンセット。
    海を裂くように飛び出した。立ち止まっていては輝けない。僕は僕を、今、超える!!
    だから…、だから僕にもチャンスを…。もう、こんな思いはしたくないから…。
    君の笑顔に何度救われたことだろう…。
    この際、体重は関係ない。大事なのはハートDAZE!!!
    そのころ、地球に近づきつつある宇宙船の船長が、口を開けた。
    「私の娘は元気にしているだろうか…」宇宙船が地球に辿り着く。
    地球は青かった。君と好きな人が共にいる姿を眺める僕の涙もまた、青かった。
    この青は悲しみの青じゃない。この地球と同じ希望の青なんだ。
    君をずっと見続けた、僕の目の色。それがこぼれてしまっただけ。
    ふと現実に戻る、君が大好きだ。彼みたいにはなれないけど君が笑顔ならそれでいい。
    しかしそれでもオレは、きみがすきだ。だからオレは、彼よりも君の手を先にとる。
    僕は伝えたい事がある。君の元へ走り出した。本当に伝えなければならない僕の心を。
    そして二年後二人はゴールインをして子宝にも恵まれるはず…


    以上、本日書いて頂いたリレー小説になります。

    昨日今日の超会議にて本当に沢山のユーザーの皆さんに書き込み頂きました。
    有難うございました!!
    最後まで結末がどうなるかわからないゲームでしたが、
    お楽しみいただけましたでしょうか。
    沢山の皆さんに物語をつないで頂いて素晴らしいものになりました。
    また機会がありましたら是非ご参加くださいませ!
    この度、お題にご協力くださった、ハチ様、HoneyWorks様誠に有難うございました。

    またお会いしましょう!

    リレー小説担当

  • 4/27(2日目) 超ボカロリレー小説  作品超発表 ハチ「ドーナツホール」

    2014-04-24 18:46

    まずはハチさんの「ドーナツホール」から!
    完成したお話が1本と途中でイベント終了を迎えた1本を紹介いたします。

    お題:ハチ「ドーナツホール」①

    いつからそんなに大きな思い出せない記憶があったか
    どうにもこうにも憶えてないのになぜか一つ確かに憶えてるんだな
    なぜだろうか。その顔しか思い出せない。あなたが思い出せないままだ。
    あまりにも気になりすぎて、毎日18時間しかねむれない。
    あなたの「きおく」を消せていないのに、体温や思い出はなぜか思い出せなくてかなしい。
    朝は必ず来るのに君のことは何一つ思い出せないんだ。
    嗚呼、なぜ思い出すことが出来ないのだろう僕が忘れてしまいたいと思ったから?
    思えば、それは大切なものだったのかちがうのかすら忘れている自分がいて。
    あなたと過ごした日々はまるでドーナツの穴みたいに記憶と思い出に穴が空いて。
    そこからなにも進まないままなんだ。
    こんなことを、あなたが知ればきっと私を笑うのだろう。
    カラカラの喉でドーナツをほうばる、かすれた熱がじわじわと目尻まで伝わる。
    いつからか叫んでいた。悲しいからか苦しいからか。ずっとずっと、渇ききった声で。
    あなたの居た背景は思い出せるのにあなたの姿だけが抜けている。
    ああ、思い出すことはやめにしよう。
    失ったモノはもう戻らない。思い出そうとするほどに、辛さが募るだけだから。
    もうやめだ。あぁ、終わりだ。でも…、どうして、涙がとめどない。胸が痛い…。嗚呼。
    なにをしてももう・・・・失った感情が心に穴を空けて私をむしばんでいく。
    ならば穴が開いてしまった場所へ行こう。そこがあなたと私をつなぐ一つの証明だから、
    あなたが居た証を、穴を埋めて見つけよう。拳を握りしめて僕は駈け出した。
    遠く遠く私は涙を出しながら走った。ずーっとずーっと走り続けた。そこにはなんと
    穴があくほど見つめても、見えないのはきっと私の瞳に涙があふれているからだ。
    あふれた涙の粒は円。もし穴があるとしたら、それは人間が造ったから。それは人造物。
    人造物。だから私は本当に悲しいのか、悲しいような気分を作ってるのか分からない。
    「分からない」そんな言葉に動かされていた。心に空いた穴はつかみようがないんだ。
    ボクと契約してよ、そうすれば君の心の空いた穴は必ず埋まるハズだよ、
    「私は…」惑う私の声だけが白い部屋に響いた。一体、どうしろっていうんだ。
    そんなにおちぶれたつもりは無いと頭の中で呟く。でも言葉にはならない。
    忘れた事すら忘れていたらどれだけよかったか。空いた穴の存在が恨めしかった。
    ふさごうとした心の穴は複雑な感情の蓋では無理。だったら吹き抜けたらどうなる?
    この心の穴は、果たして埋まるのだろうか。恐怖。不安。色んな思いがあふれ出す。
    風船に針を刺しても割れない。それが割られるときは針を抜いたとき。きっとそれが、
    心の穴がふさがる時なのではないだろうか?
    それでも完全に埋まることは、もうないのかもしれない。それでも
    貴方に会いたいと思ってしまった。なぜだか分からないがふと呟く。もう会えないね。
    会えなくてもいい。君を想えるだけで幸せだ。
    だから、私は白くて何もない部屋で、ただただ微笑をうかべていた。
    そして時計の針がてっぺんで合わさった時。
    最後に思い出したその小さな言葉。あなたの名前は―。

    <完>

    お題:ハチ「ドーナツホール」②

    いつからそんなに大きな思い出せない記憶があったか
    あなたの声や体温も思い出せず、僕の胸にはぽっかりと穴が空いてしまった。
    もう一回何万回やっても、あなたの顔を思い出してしまう。
    あの頃は、そんな事思いもせずあなたを想う気持ちだけ。あの何も知らなかった頃に。
    追いつかない朝日を追う環状線と追わずともいい夜を追う僕らは何なんだろう?
    簡単な感情ばっか数えていたら、忘れ物を3回も家に取りに戻った自分もどっかいった。
    ドーナッツの穴が取り出せないように、あなたがいないと大切な感情が取り出せない。
    それなのに、もう永遠に会えないような気がする。その思いが体中にまとわりついた。
    ならば穴を消してしまおう。僕が消えればその穴も君のことを考える必要もない。
    それでも、必要だからそこにある。穴も、あなたの想いも感情も。
    僕はもうどうすればいいのかわからない。ぽっかりと空いた深い穴の中へと落ちていく。
    さぁ思考開始!あれ?誰だっけ?うわぁ、詰んだわ…ンゴンゴ。
    そして僕は旅に出た。大切なあなたが誰だったのかを思い出すために。
    離れたら見えてくる君の輪郭。近すぎて見えないものもあるんだと、気づいたよ。
    だけどもう戻れない。近づくと貴方が見えなくなる。遠くから見ているだけなんて。
    離れすぎて貴方の体温も忘れてしまった。バイバイ、もう永遠に会えないね……。
    永遠に会えないね、こんな悲しい結末になってしまうなんてなんて、残念だ……。
    君を思い出そうとする心と忘れようとする心がぶつかる。心がくずれていく。
    そんなこと、あるはずがないのに…どうしてもそう思えてしまうんだ。
    貴方との思い出は本当にあったことなのか?僕が勝手にあなたがいたと思っていただけ?
    気持ちが回って一つの輪になる。とっても脆い菓子になる。

    <続く>

    いかがでしたでしょうか?
    ご自身が書かれた続きがどうなったか確認してみてください!
    結末は予想できませんでしたね!

    続いてHoneyWorksさんの「告白ライバル宣言」へ♪

  • 超会議3 超ボカロ感謝祭 超ボカロリレー小説ブース 4/27(2日目) 作品超発表

    2014-04-24 18:191

    超会議3、ユーザーの皆さんのおかげで無事終了いたしました!

    超ボカロ感謝祭 超ボカロリレー小説ブースも
    沢山のユーザーさんにご参加いただき大盛況でした。
    本当に有難うございました!!

    早速ですが、昨日に引き続き、
    本日皆さんに書いて頂いた
    リレー小説を公開させて頂きたいと思います!

    と、その前にリレー小説とは何ぞやということについて、
    説明させていただきます。

    ▼超ボカロリレー小説のルール
    1人39文字以内(サンキュー)の文章をみんなつなげて
    リレー小説を完成させよう!

    原稿用紙は39人が書き込めるようになっています。
    最後の人でストーリーを完結させて下さい!

    リレー小説のお題は、
    ハチさんの「ドーナツホール」と、
    HoneyWorksさんの「告白ライバル宣言」です。(50音順)
    それにちなんでリレー小説の出だし一行目はそれぞれの歌詞の冒頭から引用しています。
    ユーザーの皆さんにはそれに続ける形で話を書き込んでいただきます。
    歌詞や楽曲の世界観を参考にどんどん書き込んで下さい!
    楽曲を知らない方も大歓迎!
    自由に楽しんでご参加下さい!

    ▼場所
    幕張メッセ 国際展示場HALL7-107 超ボカロ感謝祭内超ボカロリレー小説ブース

    ▼注意事項
    ○本名や住所、電話番号、メールアドレス等の個人情報の書き込みは固く禁止致します。
    ○宣伝や告知、公序良俗に反する内容、人(企業・団体)を傷つけたり、他の人が不快に思うような書き込みはご遠慮下さい。
    ○書き込みはお1人様につき1行39文字以内までとさせていただきます。
    ○上記のような書き込みがあった場合は該当文章を削除させて頂きます。


    以上、前置きでした。
    それではまずはハチさんの「ドーナツホール」のお話から。
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