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映画『スター・トレック』シリーズのヒカル・スールーは、ゲイであることをカミングアウトし、誇りを持って映画『スター・トレック BEYOND』に登場する。
同シリーズ最新作に出演するジョン・チョーは、自身が演じるキャラクターのスールーには娘とパートナーがおり、同シリーズ史上初となる公然のゲイのキャラクターである、と語った。
チョーはまた、製作者たちはこの件について控えめなアプローチをおこなうと決めたことを語った。オーストラリアの新聞『ヘラルドサン』で、チョーは、「(ゲイであることは)大騒ぎするようなことではないというアプローチに好感を持ちました」と語り、「私たちは、個人の生まれ持った特性や性的志向を政治問題化するのではなく、人間として在るべきであることを望んでいます」と、続けた。
さらにチョーは、脚本家のサイモン・ペグと同作の監督を務めるジャスティン・リンが、2005年にゲイであることを公にし、LGBTアクティビストとしても有名なジョージ・タケイに敬意を払う意味を込めてこの決断を下したことを付け加えた。タケイは、1960年代に放送されたオリジナルテレビシリーズ『スター・トレック/宇宙大作戦』でスールーを演じた。
『スター・トレック』シリーズは、1968年に、米国のテレビドラマ史上初となる異人種間のキスシーンを放送するなど、過去にもある種の社会の進歩を説いてきたが、LGBTについての明確な描写はこれまでに含まれていなかった。
『スター・トレック BEYOND』は、7月20日に米サンディエゴで開催されるコミコン(Comic-Con)でワールドプレミアを開催し、コミコンでの話題作りを狙う。コミコンでのワールドプレミアは、「史上初の屋外IMAXプレミア」と題し、同作の出演者やスタッフが出席し、サンディエゴ・シンフォニーオーケストラによる生演奏も行われる。
『スター・トレック BEYOND』は、7月22日に米劇場公開となる。
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