ダイナミックな試合展開、形勢逆転のエクスタシー。最もエキサイティングな格闘ゲームと言っても過言ではない『DEAD OR ALIVE』シリーズ最新作、『DEAD OR ALIVE 5』が9月27日、ついに発売となった!
そんな訳で、『DEAD OR ALIVE』(以下『DOA』と略す)シリーズの大ファンな私、ぬどんが『DOA5』をプレイした上で、今作の魅力をガツンとレビューしていこう! このゲームは魂が揺さぶられるぞ! あとおっぱいも揺さぶられる。
●狙え逆転! ホールドと3すくみのシステム!
『DOA』と言えば、何と言ってもホールドだ! 通常、一般的な3D格闘ゲームにおいては、“打撃”と“投げ”の2種類の技がある。基本的に、敵の打撃をガードして隙を突き反撃したり、敵のガードを投げで崩したりなど、そういった攻防が3D格闘ゲームでは行われる。しかし! 『DOA』には“打撃”と“投げ”以外にもう一つ、“ホールド”と呼ばれる技が存在する。
敵の打撃にタイミングを合わせてホールド技を出すと、なんと敵の打撃攻撃をガッシリとつかんで投げ返し、逆にダメージを与えてしまうのだ! 2D格闘ゲームで言うところのいわゆる“当て身投げ”というヤツだ。そして恐ろしいことに、この“ホールド”、敵の連携攻撃に割り込んで出す事ができる! 敵にボコボコと自分が殴られている最中、根性と気合でハッ! とホールド一発出せば、敵の腕をガッシとつかんでゴキッと投げてしまう! これは凄い! 強い!
パンチにホールドが決まった瞬間だ!
そして、対戦をよりエキサイティングにするのが“打撃”“投げ”“ホールド”の3すくみ! 前述したように、“ホールド”は敵の打撃をキャッチして反撃することができる。しかし、ホールド技を出しているときに投げ技をくらってしまうと……なんと投げ技が“ハイカウンターヒット”になりダメージがアップしてしまう! 怖い!
DOAの技は、打撃>投げ>ホールド>打撃という強弱関係の3すくみが成り立っている。敵の攻撃を見切って、それに対して強い技を出せば“ハイカウンターヒット”は発動するのだ! そして、このホールドと3すくみのシステムがあることによって、ワンパターンな攻撃はすぐさま見切られて大ダメージを受けてしまう。だから常にダイナミックで変化のある試合展開になるのだ! アツいぞ!
こちらはホールドを失敗して投げられたときの様子だ。ハイカウンターヒットによって投げのダメージが凄い痛い!
●フィールドを味方につけろ! デンジャーゾーン!
『DOA』と言えば、何と言ってもデンジャーゾーンだ! さっきはホールドだと言ったが、それは間違いではない。しかし『DOA』と言えばデンジャーゾーン。これも間違いない!
『DOA』のバトルフィールドには、爆発物、崖、虎など危険なものが沢山ある。敵との対戦中、その危険な物が設置された“デンジャーゾーン”と呼ばれる場所に敵をたたきつけると、なんか凄い事になって敵に追加ダメージを与えることができるのだ! なんか凄い事とか随分曖昧な言い方だが、本当になんか凄い事になるとしか言いようがない。
例えば、階段を転げ落ちたり、窓を突き抜けて建物の外に吹っ飛んで行ったり、RPG(対戦車グレネード)が飛んできて爆発したり! デンジャーゾーンにたたき付けられると、とにかくなんか凄い事になってしまって大ダメージを受けてしまうので、対戦中はデンジャーゾーンに敵をたたき付けやすい位置取りをする事が重要になる。そう、『DOA』では3すくみだけではなく、戦闘フィールド全体を意識しての駆け引きが必要になるのだ! 駆け引きに打ち勝って、敵をデンジャーゾーンにたたきつけたときの快感はたまらないぞ! これはアツい!
RPGー!!
崖落下だ!
中には、デンジャーゾーンや壁へのたたき付けを使うことでフィールドが目まぐるしく変化するステージもある!
イカダの上で戦っているが、イカダがつながれている画面うしろの木にたたき付けられると……
イカダが流されてひらけた場所へ!
そのイカダから落下したら今度はジャングルだ!
●パイリアルエンジン搭載! ぷるんぷるんおっぱい!
『DOA』と言えばおっぱいだ! 『DOA』シリーズは第一作目からボインボインと揺れるおっぱいで有名で、『DOA』を遊んだことが無い人にとっては、『DOA』=おっぱいという認識の方も多いのではないだろうか。はい、それで合ってます。
今作『DOA5』では、一部の人々からパイリアルエンジンと呼ばれる(笑)おっぱいの動きをシミュレートする最新技術が使われている。これにより、今までの『DOA』過去作で見られた「ボインボイン!」と大きく揺れる目のやり場に困るが男にはたまらないおっぱいの動きではなく、『DOA5』でのおっぱいは「ぷるんぷるん!」とリアルでありながらロマンを兼ね備えた張りのある動きになり、男にはたまらなくて女性にも反感を買わなそうな素晴らしいおっぱいに進化したのだ! ぷるんぷるん!
さらに今作ではおっぱいだけではなく、汗や体の汚れなどもしっかりと描写されている。地面が汚れている場所でダウンすれば服に汚れが付いてしまうし、水にぬれればなんとシャツがスケスケになってしまうのだ!
さっきのイカダステージで水しぶきを浴びたヒトミ。スケスケだ! これはたまらない! けどぬれたらスケるのは当然だからしょうがない! しょうがないなぁ~。ちなみに汗だけでもけっこうスケスケになります。
●クリティカルバーストとパワーブロー!
『DOA5』で追加された、対戦をよりダイナミックにする2つの新技。それがクリティカルバーストとパワーブローだ!
『DOA』シリーズでは、特定の技をヒットさせると敵が“クリティカル”というよろけ状態になり、敵はホールド以外の行動ができなくなる。クリティカル状態にコンボをたたきこむと、一定ダメージでクリティカル状態は解除されてしまうのだが、解除される直前に新技“クリティカルバースト”をヒットさせると、なんと敵は衝撃でホールドもできない無防備状態になってしまう! うまくヒットさせて、無防備状態に最強コンボをたたきこもう! しかし当然、肝心のクリティカルバーストを読まれてホールドされてしまうという可能性も大きい……敵の裏を突きうまくヒットさせよう!
そしてもう一つの新技“パワーブロー”これは自分の体力が半分以下になると1度だけ使用できる、強力な吹き飛ばし技だ! これをヒットさせると、なんと前方の好きな場所に敵を吹き飛ばすことができる! 斜め前の方にデンジャーゾーンがあるからあそこに敵をたたきつけたいなー……みたいな時に上手くヒットさせることができれば、敵に大ダメージを与えられるぞ!
しかし、パワーブローはタメ技なので発動まで時間がかかるため、ヒットさせるのは難しい。しかし、ヒットしなければ何度でも使用できるので、敵の隙を見つけたら積極的に狙っていこう! また、前述の“クリティカルバースト”をヒットさせて敵が無防備の状態に、パワーブローを当てると良いぞ!
エリオットのパワーブローがヒット!
前方に暴走車が飛んできてるので、あの車に目掛けて……
吹き飛べー!
グヮシャーン!!
●デジタルインスト搭載!
『DOA』というゲームは、ホールド技で連携攻撃に割込む事ができるので、最強コンボばかりたたき込んでいると連携を読まれ、ホールド技をくらいまくってしまう。なので、最強コンボを覚えておけば問題ないような他の格闘ゲームとは違い、『DOA』では覚えたコンボの数、手数の数がそのままプレイヤーの強さに直結する。
でも、慣れない内はコンボを覚えられないから勝負に勝てない……こまっちゃうわー。そんなあなたにオススメの機能がこちら! “デジタルインスト”!!
デジタルインストをオンにしておけば、パンチを出せばパンチからの派生コンボが、肘打ちを出せば肘打ちからの派生コンボが画面下に表示される! これは便利! 初心者も安心だ!
本気でありがたいこの機能。私も愛用しております。デジタルインストは、右スティックを動かして今使用していない技を見ることもできます。
各技の詳細を知りたいコアなプレイヤー向けの“スキルインフォ”も搭載されているぞ!
●新キャラクター参戦!
新キャラクター、“ミラ”と“リグ”が登場! 2人ともカッコ可愛い&カッコムサくて素敵だぞ! ミラおっぱい!
ミラは総合格闘技のチャンプ。素早いラッシュと総合力が魅力!
リグは石油プラントの所長。ド派手なテコンドーの達人!
●バーチャファイターからアキラ・サラ・パイがまさかの参戦!
そしてまさかのまさか、セガの看板ゲーム『バーチャファイター』シリーズから、アキラ・サラ・パイの3人が参戦!
『バーチャファイター』でおなじみの技で活躍するがそこは『DOA』、ホールドやデンジャーゾンで大変なことになるぞ! 大丈夫かこれ!
パイの攻撃でデンジャーゾーンにたたき付けられたアキラ。
そこに暴走電車が突っ込んでくる!
アキラくんふっとばされたー! なんかすごいシチュエーションだけど本当に大丈夫かこれ!
●総評
バラエティ色が強く初心者向けと言えた前作『DEAD OR ALIVE Dimensions』に比べると、ホールド3択から4択への変化や新技による戦略性の上昇など、『DOA5』はかなり奥が深い内容になっている。また、とにかく画面がド派手で見ているだけでもかなり楽しいので、格闘ゲームがあまり得意じゃないという人でも楽しめるだろう。
携帯機で気軽に遊べる『DEAD OR ALIVE Dimensions』と上手く差別化されているので、両方持ってて損はないぞ! オススメ!
<製品概要>
■商品名 『DEAD OR ALIVE 5』
■ジャンル 3D格闘エンターテインメント
■発売日 2012年9月27日 好評発売中
■対応機種 PlayStation3 / XBOX360
■CERO D指定
■希望小売価格(税込)8190円
■発売元 コーエーテクモゲームス
■公式サイト [リンク]
(C)2012コーエーテクモゲームス Team NINJA All rights reserved.
Akira, Sarah, Pai characters (C)SEGA.Virtua Fighter is either a registered trademark or trademark of SEGA Corporation.
(ゲームレビュアー:ぬどん)
■関連記事
ゲーム実況ナイトSP開幕直前~シークレットイベントをこっそり教えちゃうぞスペシャル~
来場者数4万9000人超え! ゲーム実況『世界樹の迷宮IV 伝承の巨神』ボス撃破まで終わらない生放送!! ここだけの限定ギフトアイテムもあるよ
『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』リアルな近未来の戦場がここにある!【ゲームレビュー】
『世界樹の迷宮IV 伝承の巨神』今度の世界樹は凄い!【ゲームレビュー】
『ゴン バクバクバクバクアドベンチャー』新生ゴンが3DSでも大暴れ!【ゲームレビュー】